『メトロノーム』
さてと、今日もまた実験をすることにした。
自分の頭で、どれだけ出来るのか。
―――
『メトロノーム』
私は夜を知らなかった。存在は知っていた
が、夜が何なのか、夜は何なのか、知らなか
った。
初めて夜に外に出た時は「自由だ」と思っ
た。もちろん誰にも言っていない。
夜の道歩いていると、そこに音が聞こえた。
その音は一定間隔で鳴り続けている。なんと
も言えない不気味な音だった。
音の主の方に振り返る。
そこにあったのは、メトロノーム。
何故そこにあるのかも、何故リズムを刻ん
でいるのかもわからない、不気味なメトロノ
ーム。
うるさい。
私はそのメトロノームを止めることにした。
左右に揺れる針を手で止める。瞬間、視界
が眩む。私はその場に倒れ込んだ。
再びメトロノームが動き出すと、その立ち
眩みはまるで何もなかったかのように治った。
心臓の鼓動が聞こえる。その鼓動は、あの
メトロノームと共鳴していた。
―――
今日は設定が上手かった。が、やっぱり文字数が足りない。原稿用紙をもう一、いや、二枚は欲しい。やっぱり起承転結が作りづらい。
今日はこれ以上の設定が思いつかないし、終わらせようかな。
ノルマあるけど……まあ、いいか。一ヶ月で原稿用紙五枚分だし作りきれるでしょ。
あ、十一月から提出方法変わったんだっけか、忘れてた……うわ、提出二枚しかしてない。
あーあ、今回も『アレ』あるのかな……最悪だ。
ふて寝するしか無いや。
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