第26話 ダンジョン2
ニール達は、魔物を危なげなく広い草原を歩き続け地下2層にたどり着き、ここで野宿となり夕方になっていた。
「ダンジョンなのに、夕方に、しかも地下に降りたのに空がありますね不思議です」
「あたしも何故かは分からないけど、そうゆーものなんだってさ、それに魔物は魔石にしかならないし食料が大事なのは分かったでしょ」
「なるほど、だから皆さん大荷物なのですね」
「そ!それに水も必要だね、マジックバッグがどれだけ貴重品なのか分かったかい?」
「確かに、ですが水でしたら私が魔法で出せますよ」
「あはは!ニールがいれば、このダンジョンを攻略できそうだねー」
「じゃ、あたしとドガはメシを作るんで、あとはテントを準備ね」
「私も料理をします、教えて下さい」
大鍋に色々な具材に調味料を加えナーニの火魔法で煮込んで完成した。パーティーの皆と食事をしながら、大剣のダニーの失敗談に大笑いしながら、夜になっていった。見張りは順番で行いナーニとニールがテントの外にいた。
「ニール君は、笑わなかったけどあたし達の話しは面白くなかった?」
「面白かったのですが、その、笑い方が分かりませんでした」
「笑い方?あはは!ニール君は面白いな」
「しかし、食事にしてもお話しにしても、なんなのでしょうか、心が、その暖かくなるような、このダンジョンに入ってから、、」
「なーにさ?」
「心が満たされる、、そんな感じがします」
「そうなの?あたしはまぁ普通のダンジョンだと思うけどなあ」
「あ、聖なる水よ我らを囲め」
「え?これって聖属性の結界?」
「ダンジョンの魔物にも効果はありますか?」
「凄っ!高位の聖職者の魔法だよ!これで安心して眠れるよう」
こうしてダンジョンでの1日目が終わり、翌日からも探索を進めるのであった。
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