「ニール君、何してるのぉ」

「料理です」

　テーブルの上の皿にもられたモノを見ながらショカは首を傾げていた、

「これが食べ物、、」

「牛丼ですよ」

「初めて見るよぉ、食べていい？」

「どうぞ、召しあがって下さい」

　恐る恐る、食べはじめて、ひとこと

「味がない！」

「味ですか、私は食べられますが」

「ニール君は、今まで何をたべてたのぉ？食事は心を豊かにするものなんだよぉ」

「確か、黒パンとスープですね（こちらの世界では）」

　はぁ、とため息を吐いてから

「ニール君は栄養とか、考えた事あるのぉ？」

「お腹がふくれたら幸せなのでは？」

「....ダメだぁ、まずはそこからかぁ、私はそんなに料理は得意じゃないからなぁ」

「ソニアさんも得意では無いと言ってましたので、困りましたね」

「あ、そうだナーニ達の仲間に聞いてくるよぉ」

　大きな鍋をかき混ぜている、盾のドガを見つけて

「ドガ君は料理できるのぉ？」

「料理？冒険者なら、これくらいなら簡単にできるけど何ですか？」

「おお！じぁさニール君をパーティーに参加させて料理を教えてあげてよぉ」

「え！ナーニに相談しないと、、」

「聞いてたよニール君は回復魔法が使えるんでしょ？見た事ないけど」

「多分すごい回復魔法じゃないかなぁ？」

「やった！ダンジョンが広すぎてさあ、回復できる人探してたんだ！」

こうして、ニールの知らない所でダンジョン行きが決まっていた。

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