第22話 生き残りの商人
あのスタンピードから約半年ほど過ぎようとしていたとき、このニール村に商人が訪れた、旧オーダー王国は、やはり北からイサト帝国の領地となった、商いに関してはソニアに一任しブラウフォン領が今どうなっているのかをぼんやり聴いていた、バズ辺境伯と長男は最初のドラゴンブレスにより地面のシミとなり、辺境伯軍団も全員死亡したとの事、ただ冒険者ギルドマスターの機転により逃走ルートを探し廃坑の中にいて難を逃れ、臨時ギルドを開設したと、ギルドマスターとは顔見知りであった、ナーニ達は、一度臨時ギルドに行くとの事、あとで聞いたのだが、ナーニがパーティーリーダーで「火炎の団」と言うらしい、Bランクとはアースドラゴンをパーティーで倒せるくらいに強いとの事であったが、彼女らが作った家は東屋程度でも普通のことらしい、ダンジョンも冒険者もアイテムなども知識欲も働かないので、「らしい」とか、曖昧などうでも良い事であった。
「あたし達は、護衛も兼ねて臨時ギルドに行ってみるよ、結構良いアイテムも手に入ったしね」
「護衛は必要あるのですか?ゴーレム達がいますけど」
「うーん、ゴーレムはねえ魔物しか戦ってくれないんだよねー、今はかなりの食料不足らしいからさ、人間の盗賊は襲ってくるんだよ」
「はあ、確かに魔物しか敵に指定していませんでしたが、事前に盗賊とは判断つきませんし、冒険者のみなさんは、どう判断するのですか?」
「あたし達が、襲われたらかな?」
(盗賊とはどんな人種なんでしょうか、久々に興味がわきました)
「そういう人種がいては、経済的に不利益ですね、ゴーレム達に追加で『怪しき奴を殺せ』と、これで大丈夫なはずですので、後で感想を教えて下さい」
またもや、ニールの主観で盗賊団は破滅に向かうのであった。
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