第5話 時空魔法

(何度か「クロックアップ」を使ってみましたが、音速の10倍だと最長で10分ぐらいで効果が意思とは関係無く切れますね。秒速15万キロ、光速の50%だと1秒が限界ですか。この世界ではこの私の能力が凄いのか、普通なのか比較対象者がいないのでなんとも言えませんが。

これが、今の失神手前までの限界なんですが。時計が無いので、「ぐらい」にしか分からないのが残念ですね。

あとは、「空間拡張」文字通りですね、私の部屋は20畳ほどあるのでしょうか、大体ですが10倍にすると、30分ぐらいで100倍だと10秒ほど、3分にならないのは何故なのでしょうか。魔法ですし、「そう言うモノ」としか言えないとの事なのでしょうね。

魔素の回復には、5分程度で『魔臓』が満タンになるようです。本には書いて有りませんでしたので、個人差があるのかも確かめようも有りませんが。

何故この口調で考えたりするのかは、職業病でしょうね。乱暴な言葉遣いでは、ポロッと口走りそれが元で口論や揚げ足取りになりかねませんので、なのでソニアさんとの会話も苦痛なのですが、5歳児で私の身分が上となると敬語も話せないとは。

あっと、思考がそれてしまいました。

次は、「高速思考」と「並列思考」ですか。今も「高速思考」を使っていますが、余り魔素を使用しないのでしょうか、『魔臓』「魔力」ですか、減りませんね。しかしながら「並列思考」は今の私には使えません。脳が2つ?私が2人とでも言うのでしょうか、「並列思考」しても同じ事を同時に思考してしまいますので、慣れれば別々の魔法や剣術も扱えるのでしょうか?

剣術も本で覚えましたが、身体が出来ていないのでしょうね。術と言うの烏滸がましいですね、ソニアさんに明日は教わりましょう。

さて、そろそろ暁色の空になりましたし、走り込みに行きますか)


(とと、ソニアさんに怒られる前に帰りますから大丈夫なはずです)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る