第23話 魔竜の鍛治師



セラ=ムトウはこの世界において最も優秀な鍛治師の1人である。竜にして人たる感性。


前世における知識とこちらの知識の融合。

彼の創る本気で創る武具は神話級とよばれる作品であり、意志ある武器と呼ばれるもの。


そして持ち主と共に成長し新たなスキルを発現していく。


代表たる武具として


ミラドゥークの扱う魔剣ヴリドラ。


セラ=ムトウが扱う魔刀零。


そしてセラ=ムトウが研鑽の果てに産み出した武具の七つの武具。



「伝説になるような武具を今の現時点の技術でつくりあげたらやばいのが出来たな」


七つの武具、セラ=ムトウが現在持ちうる技術と全ての知識をもって産み出した神や人ならず者達も滅ぼす可能性を持ちうる七魔の武具。



それぞれの魔の意志を宿す本来ならばこの世界を揺るがす程の武具。


あらゆる光を操り全ての闇を滅ぼす

神聖剣ジャスティン


あやゆる影を従え闇を生み出す

黒き刀朧


あらゆる傷を癒し強化させる

聖鎧アルテマ


あらゆる力を増幅させる

魔具エコー


世界屠る蛇の力を得た

魔杖ウロボロス


あらゆる死を操る

黒き衣死天


概念を生み出す

腕輪阿修羅



全ての武具には意志が宿り使い手を選ぶようにセラは告げた、武具であり力を分け与えた娘たちに告げた。



「ぼくは君たちに世界を揺るがすだけの力を与えた、君たちは自らの力を扱うにふさわしい花婿をみつけておいで」



セラ=ムトウは優しげに娘たちに告げた。




とある村


「負けてたまるか!」


黒髪の青年はズタボロになりながらも剣をふるう。

ある滅びた国の生存領域にある村。


ただ1人護り続けるのは名も無き村に住む1人の青年、黒井康介、地球で事故にあい命をおとすも転生の神にひろわれ、この村へと誘われた。


自分達の生活も貧しいのに、それでも康介を仲間としてみてくれた村人たちをまもるために彼は与えらたスキルと剣で戦い抜く。



異形の者たちに滅ぼされ奪われようとするなか黒井康介は立ち上がり戦い続ける。


1人と5000の軍勢、本来ならば太刀打ちできないのだろうが、転生者の資質と戦闘向けの能力を持つことで戦い抜けている。


多勢に無勢、今にも力尽きそうな時、一陣の光が現れた




「英雄の匂い、良きヒト、いいわね、貴方」


目の前に現れた白いドレスの金色の人形のような女性が自らのもつ白銀の剣を振るい世界をきりひらく。

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