第22話 かくして魔竜に物語はもどる




ダンジョンを基盤とする新たな都市。テラドラグーン。

この都市を生みだした魔竜セラ=ムトウを相談役としてあらゆる民主形態をしている。



魔竜セラ=ムトウの創り上げたダンジョン迷宮は、あらゆる鉱石とあらゆる武器を産出している。


セラ=ムトウもこの世界に類をみない鍛冶師として腕を持ち強大な力を持ちこの都市に居をかまえている。



地球に置ける知識形態と日本をベースにした法律形態、民の意見を汲み取る議会の設置。


相談役のセラを含め、4人の議長が中心になり運営をしている。



主に地球上にある知識とこの異世界における知識を得るための学校の設置。


貿易の開拓、ダンジョン産業の確率、地球の技術と魔法を重ね合わての新たな技術の確率。


難民の受け入れ先としての拡大。

異種族交流として異文化交流。


極めて差別的でない交流も推進されている。



「帝国は滅びたのか」



セラの言葉に長い円卓のシックな雰囲気の会議室にいる議長達が頷く。


皇帝の人柄は慈悲深く良きひととはきいたが、帝国内での権力は貴族達に奪われ傀儡に等しい扱いを聞く。


「難民は?」


「突如あらわれた黒いコートの青年がまとめあげているようです。」


議長の1人の報告にセラは頷く。


「…ならばよいが、もしあちらからアプローチがきたら、こちらからも援助が必要な場合は惜しまないといってくれ、今日はここまでにするか、皆短い時間の報告だったが感謝する、ゆっくり休んでくれ」



セラの言葉に議長達は感謝と共に頷く。




会議室議長達は語らう。


白髪の青年エルフであり中性的な美形と思われるサクサ=カーディガンは語る。


「竜王にしてあそこまで慈悲深い方は稀だな」


兜を被り葉巻を吸うドワーフマルゲンが頷く。


「鍛冶師の腕も伝説級、技術も教授してくれるなんて、マジすげえぜ」



妖艶な黒いドレスをきた赤い髪の美女アルテリアも頷く


「ちゃんと娼婦達の職業も認め、ギルドも立ち上げてくれたしねえ」



可愛い犬顔のコボルトガーデンが笑う


「魔物である僕らにも居住権をくれた!」


議長に選ばれたの種族違いのフラットな考えで話せる4人が選出された。



エルフの国の出身で旅をしていたエルフ。

サクサ=カーディガン

ドワーフの国出身で新たな技術を求めるドワーフ

マルゲン

サキュバスの国出身の赤い髪の美女アルテリア

魔物達が住まう大森林出身コボルト

ガーデン


とあるきっかけで議長になったこの4人はやがて、セナ=ムトウの右腕としてそれぞれ活躍することとなる






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る