すごいことになっている状態からスタートでありながら、個人的にあだ名を名付けた人のセンスはかなり的を射ているのでは・・・と思ってしまう導入から物語が始まります!
主人公が語り手となっている部分を見事に利用して、つい言葉で出てしまう、でも実際の心情は・・・と読み手にあらぬ誤解を与えない構成。
作中の周りの人々には誤解塗れになりつつも、その視点がブレないだけで読みやすさが各段に違う、と実感させられました!
個人的に好みな点として、結果的に勘違いとなりますが、主人公が斜に構えず好意と認識できる行動に対して全力で都合よく妄想する場面は思春期特有の男の心情が悲しいほどに表れており、さすが・・・!としか言いようがありません!
本題に入るスピード感もあるため、次話へ・・・次話へ・・・と行きたくなるのですが、不幸にもまだ物語は始まったばかりです!
だからこそこれを好機ととらえ、これから展開されるであろうイチャイチャをみなさんも口元を緩めながら見守ってみてはいかがでしょうか!