第27話 物語
「あ」
「おや」
出かけ先でばったり遭遇したのは、橘さんだった。
もう二度と会うこともないと思っていたのに……!
何となく気まずくてすぐに立ち去ろうとする私を、橘さんが引き止める。
「よかったらお茶でもしませんか」
警戒しながらも、私は橘さんに誘われカフェへと入った。
「これも何かの縁だと思ってね。僕の想い人の話を聞いてくれませんか。なに、ちょっとした物語だと思っていただければ結構です」
温かい紅茶を口に含む。橘さんの昔話が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます