登場者紹介(第5章主要登場者)

◯主人公

転生の記憶を3回引き継いで転生した青年。流されやすいが慎重な性格。女性に偏見も持っているが惚れっぽい。金髪碧眼色白で耳が長い。火、水、風、土、雷、光、時間、空間、重力、生命のエレメントを使役出来る。穏やかに死んだあとに丁寧に埋葬され立派な木の苗床になる事を目指している。自身の母親を最初の妻にし娘を設けた。我慢しながら婚姻関係を解消し見送った事で心が大きく傷ついていて世界各地を放浪しようと旅に出たが、最初に訪れた山岳の赤の人たちの陽気と温泉や景観の素晴らしさや知識の豊富さから100巡間もの長居を続けてしまった。蒸留器の権利によるお金が総産業組合の口座に振り込まれた事により大陸有数の金持ちになっている。主人公はそれを基金として各地に学校を建設する組織を立ち上げた。まだそこまで広がっては居ないが周囲からその栄誉を称え学神と呼ばれて居る。山岳の赤の部族の総オサから山岳の赤の永世名誉オサ、総産業組合から永世名誉理事、総産業組合の下部組織である酒造組合から永世名誉顧問、製薬組合から薬神の友、学校基金管理組合から創設者という称号が与えられ、蒸留器の権利が消失した後も総産業組合の口座にかなりの額の年金が振り込まれ続けて居る。


◯エレメント鋼の名工

山岳の赤の最も栄えた都市のエレメント鋼と呼ばれるエレメントと親和性が高いと言われて居る金属の生産と加工を得意とする名人達。実際はアルミニウムとチタンとマグネシウムベースの合金だがその成分の配合により土のエレメントと高い親和性を持たせたものがエレメント鋼と呼ばれる。エレメント鋼は電気分解という技術が無いため主成分である金属アルミニウムが同じ重さの金よりも価値があるためとても高価なものとなっている。エレメント鋼の名工は複数人居るが、主人公は一番の腕を持つという男に自らの装備品を作って貰った。また蒸留器の発明の際には多くのエレメント鋼の名工が参加し完成させている。


〇総産業組合

総産業組合は山岳の赤の集落全ての影響力がある組合組織。多くの生産者組合を傘下に持っている。主人公が持ち込む蒸留酒の素晴らしさに目を付け、その製造方法の伝授を願った。結果として蒸留器という発明に繋がり各地で新たな蒸留酒や蒸留技術により新たな薬が開発されるという結果を生み出した。その功績から森林の白、密林の黒、草原の緑や砂漠の茶など他の部族にも影響を持ち出している。主人公、エレメント鋼の名工、薬神に対して功績を称え、永世名誉理事の称号を与え蒸留器や新薬の権利によるお金の他に、称号に基づく年金を総産業組合の口座に振り込んだ。また下部組織なども主人公に称号を与え年金を支給しているため、その取り纏めと振り込みもを行っている。


〇薬神

山岳の赤に住む偏屈な学者。世界各地から取り寄せた植物から成分を抽出し動物実験を行う事で多くの薬を生み出した。薬神は乾燥させる、すり潰す、綺麗な川の水で溶かず、火にかけて煮詰める、目の細かい布でろ過するといった原始的な抽出に、山岳の赤の集落に広がった蒸留という技術と、高濃度のアルコールや蒸留水という溶媒が加わった事で、飛躍的に薬効の抽出が進んだ事から蒸留という技術の素晴らしさを周囲に吹聴した。主人公とも面識があり友誼を結んでいたが現在は寿命を迎え鬼籍に入っている。各地に偉大な実績を称える石碑や肖像画や銅像が建っている。現在は弟子たちが清潔に保たれた工場で薬の生産を行っている。工場の職員は周囲から工場内に汚れを持ち込まない様に、山岳の赤のトレードマークでもある全身の体毛を刈り上げ、お揃いの白い清潔な装束を身にまとっている。工場はその建物の清廉さと職員がお揃いの佇まいをしている事から周囲の人からは薬神の偉業を称えて薬神殿とも呼ばれて居る。

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