第8話 鼓動
季節が10巡りして僕と同時期に産まれた子達が歩き出したり言葉を覚えて来るようになった。たまにママ友みたいな感じで集落内の女性がい来る事があるのだけれど、今日来た女性の子は僕より少し早く生まれたというのにハイハイをしていて言葉も余り使えていない。30巡りぐらいまでは個人差らしく別に歩けなくても喋れ無くても心配いらないけど少し遅いことに悩んでいるようだった。
「あなたの子ってもう歩けるのね」
「確かに少し成長が早いわね」
「私も早く手がかからないようになりたいわ」
「成長が早い子は早い子で大変なのよ?」
「どんなところが?」
「歩き回るから目が離せないのよ」
「大人しくしてるじゃない」
「同世代の子が来て楽しいからでしょ?」
「そうなの?」
「あなたの子も大人しいじゃない」
「そういえばそうねぇ」
この辺の問答については、予めママと設定を決めていた、他人が来た時はそれに合わせて僕が演技しママは設定に合わせた答えを返す。
「ママぁ」
「なぁに?」
「おしっこ」
「あらあらトイレにいきましょうね」
「うん」
こういったやり取りをするのだ。
ママと一緒に家の一角の個室に入り服をたくしあげられりと僕はそこの木桶に放尿をする。僕が放尿を終えるとママは鼓室の床の板を剥がしてそれを家の下に捨てる。樹上なのでそこは地面。森の土の強い分解能力ですぐに木の栄養にされてしまうる。続いて僕の下半身はママが使役する水のエレメントによって洗われて風のエレメントによって乾かさる。あとは服の裾をおろしたら終わりだ。ちなみに森林の白は男と垂れ流しの赤ん坊や病人以外は、採取の為に森に出る時以外は下着履かない。貫頭衣みたいなスカート状の服の下はノーパンだ。女性でも発情期以外は生理もないため、森歩きの際の怪我の防止以外の目的で下着を履いたりしないようだ。だから窓から強い風が入りスカートがはためくと、ママだけでなくママ友のおしりや毛のない股間も見えてしまう。
そう森林の白は体毛全体が薄い種族のようなのだ。ママだけがそうでないことをこのママ友は教えてくれた。ただ森の白が貧乳だけでは無いこともこのママ友は教えてくれた。そうこのママ友は巨乳だったのだ。
「それにしても胸が張って痛いわ」
「そうなの?あまり母乳は飲まないの?」
「そうなのよ、カラのすりおろしの方が良いみたいなのよ」
「うちの子もアプとカラは好きだけど母乳も良く飲んでくれるわよ?」
「それだからあなたの子は成長が早いのかしら」
「そうかもしれないわね」
「もうすぐでカラの季節も終わるし母乳中心にしようかしら」
「アプやキアは嫌いなの?」
「それしか無いときは母乳を飲むわね」
「じゃあ旦那にカラじゃなくアプやキアを採って来るように頼んだら?」
「カラは私の好物なのよ」
「あの子はあなたに似たのね」
「私の子だしね」
キアはカキの様な味がする実だ。1度目の生でカキは好きな味だったけど、3度目の生ではあまり美味しいとは思わない。体は別物だからだろうか。
ママ友さんがママ友の子と積み木で遊んでいる僕の方を向いていきなり話しかけて来た。
「おばさんのあっぱい飲む?」
「うちの子に飲ませる気?」
「良いじゃない張ってて痛いんだもの」
自らをおばさんと称するどう見ても若々しいエルフの女性が服の肩紐を下げ胸をさらけ出した。森の白は成人したあとは殆ど見たが変化しづらいので年齢が不明だ。僕と遊んでいるこの子を3番目と言ってたので450巡りぐらいは生きている、けれど見た目は150巡りの女と大差が無い、そんなママより大きくて先端部の色素が濃い胸が丸見えになっている。それを吸うことは大変魅力的な提案だと思うけど、今はママに操を立てた身。毅然と断らねば。
「ママのオッパイが良い」
「あらあら」
「振られちゃったわね」
ママ友は席を立って僕と床で積み木を並べ遊んでいる自らの子に近づくと抱き上げて母乳を上げ始めた。
「僕もオッパイ」
「お腹すいたの?」
「うん」
僕は同じ様に席を立って僕に近づいて来ていたママにオッパイの催促をした。ママ友が僕にオッパイを見せた時にママが少し哀しい顔をしたのを僕は見逃して居ない。僕はママのオッパイが良いことをハッキリと見せつける必要があ
る。それによってママのプライドを満足させられると信じて。
僕がママの前で両腕を広げると、ママはかがんで僕の脇の下に手を入れて抱き上げてくれる。
ママ友と同じように肩紐の部分をズラして胸をさらけ出す。小ぶりで先端の色素も薄いけれど僕にとっては1番に愛おしい胸に吸い付いて母乳を吸う。ママの鼓動の音がとても僕に安心感を与えてくれる。しれと生暖かいけれどそれ故強く鼻に抜ける香りが強く僕を幸せな気持ちにさせてくれる。
「あら、うちの子眠っちゃったわ」
「うちの子も少し眠そうね」
「じゃあ私はそのまま大人しい内に帰るわ」
「気を付けて帰ってね、うちの前の橋が少し板がギシギシいってるから」
「確かに」
「明日にでも旦那に修理させるから次来るのはそれが直ってからが良いわよ」
「了解、じゃあ橋が直ったら今度はうちに遊びに来てよ」
「わかったわ」
ママ友が帰った所で僕は寝たフリをやめてママの胸を吸うだけで無く手で少し絞るように押してみる。
「あっ・・・いけない手つきだこと」
「僕はママのオッパイが1番好きだよ」
「うん・・・ありがとう」
「ママ好き」
「私もよ」
ママはオッパイを吸っている僕の額にキスをしてくれた。
僕はいつの間にかママの胸の先端を口に含みながらママの鼓動の音を子守唄に眠ってしまっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます