第8話 意外の調教?

戦場を掃除し、命が亡くなった騎士を土地に葬ってからシスターのパスカルに頼んで彼らを弔う。


奇襲の中で生き残った生存者の涙が止まらないほど零れすすり泣いた。俺と黄金の手の成員たちも無言にこういう光景を見つめる。沈黙と悲しみは軍営の中で漂ってる。


すべてを完了した際に、空は真っ黒な深夜になったが、一粒の星さえもない。


「ミヒャエル、君とみなさんもお疲れだ。奴らは一匹も逃げなかったから、急ぐことはないでしょう。あしたが昼もしくは夜に邸宅に行ってくれてもいいわ」


「レイラ様のご心配ありがとうございますが、騎士団の再建を手早くしたいですので…」


「うん、そうしたらあしたの十三時に文件を連れて家に着いてちょうだい」


「はっ、ではお失礼します」


彼は俺たちを正門に送ってから軍営に戻し軍務を処理する。


「ナタリー、君たちの表現はあたしの期待を越えただけではなく、今回の戦闘にもすごく役に立ったから、契約以上の報酬を与えるわ」


「お言葉ありがとうございます、レイラ様」


「今もはや夜遅くになったから、さっそく邸宅に帰らなければならないわ。準備したの?」


「全員の準備は整えました」


「じゃいっしょに帰宅しよう」


馬に乗ろうとした矢先にイザベルは俺の袖口を軽く引く。


「どうしたのかしら?もしかしてあたしの英姿に惚れちゃった?」


「そ、そんなバカなことはありえませんッ!けれど…レイラの魔法を知りたいです」


「あたしも同じにイザベルに聞きたいことがあるね、さ、馬に乗って」


彼女に手を伸ばし、華奢な小手を掴んで馬に引き上げた直後に出発する。


涼やかな夜風は俺たちを慰めるようにさわさわと吹きながら先に出た汗を乾かす。千草も穏やかな風にそよぐ。


「レイラはどうやってそういうことをしますか?」


「魔法で鎧を作るの?」


「うん、それに加えて化け物を殺める魔法も知りたいです」


「全部はあたしの想像で使うわ。例えば、棘を地面から突き出す場面を頭に思い描くながら魔力を練る。そして、思うままに離すね」


「あの…意味は分かりません」


「実はね、あたしは魔法に八元素があることだけを知るから、説明はちょっと不明瞭かも」


と、イザベルはふと目を瞑り両手で俺の左手に触る。ふむぅ…なんとなく自分の魔力の流れがはっきりと感じられるとなった。


「こん!こんなことはあるはずがないですけれど……」


「おかしいところがある?ちなみに、どうして魔力の流動への感触は以前より敏感になるの?」


「魔法使いは互いの体を意識に接すると、双方の魔力もさらに感じられます。先の触りからして、あなたの魔力量は見たことがありません。容量は広大な海ほど多すぎます」


「それはいいじゃない。あ、イザベル、戦いの前にかかった魔法は肉体強化みたいだったっけ?」


「そうです。その魔法は魔法の杖に限らず、体の接触も使えますよ。これみたいです」


おおお、魔力が流れてる。なんだか左手は暖かくて、長い時間に手綱を握る不快の感覚が段々と下がってる。


「何の強化を使った?」


「肉体修復です」


「すごいな、あたしも試してみる」


右手をイザベルの両手に載せ先の体感によって魔力を一気に手に注ぐ。


「あッ♥!?う~~ッ♥や……やめて~~♥」


いきなり色っぽい声を上げた。


へぇぇ…ひょっとして魔力はあの能力があるの?


手を離れると、彼女は体が気を抜いたように俺の胸に預け肩で大きな息をする。


助かったと思うか?君は甘すぎるよ。


すっと手をイザベルのお腹に当て子宮に魔力を注入する。


「ぅえッ!?♥ぁ、お、お〜〜〜〜ッッ♥♥うぎッぃ……うぅ゛〜〜っっ♥、♥っあぁ~~」


大きな絶叫を漏らしながら俺の服をぐいと掴み腰が大げさに後ろへ曲がる。股間に多くの水も漏れちゃった。


そのせいで他の成員の注意をこちに引きつける。


「イザベル、どうした?大丈夫なの?」


しかし、彼女はまだ絶頂に耽りながら「あぁ……、はぁ……」と呆れて息を吞むため、ナタリーに返事できない。


サフィとパスカルの方へちらりと一目する。サフィは頬に赤みがさすところで、え?!パスカルはなんかサフィの尾の根を触りまくってる。まさか彼女たちはこういう関係ッ!


背後にものすごく冷たくて鋭い視線に刺さられてる。その持ち主はジュリアだろう。


(イザベル、彼女たちにバレたくなかったら、さっさとナタリーに答えてね)


と耳元で囁きながら体に魔力の流れ込みを減らす。


「大…大丈夫です。気にしないで」とナタリーに自分の失態を発見されないために、俺の服にしがみついて顔を胸に隠す。


おっと、恥ずかしい彼女を見ると、もっと虐めたい悪戯心はほとんど止められないよ。


やや魔力を注入してやろう。


「ただちょっと疲れ!?うう゛ぅッいぃ~~♥!」


刺激によって嫋やかな身体は再度ぐらぐらと引き攣れる。


(お…いぃぃ♥~!お許し…ください、レイラ)


「レイラ様、私たちはちょっと休憩をしてイザベルを休ませていただきたいです。」


「ナタリー、ここで止まるより早く帰宅するほうが良くない?もうしばらく帰られるし」


「そうですよ、私もレイラ様の提案を賛成します。しかも、イザベルは戦いの中で傷つかませんでしたから」


「うぅぅ…分かりました。しからば帰りを早めます」


よくできたぞッ!パスカルッ!


彼女も俺の心を読み取ったみたいに俺に目を瞬きしてにこりと微笑みながら親指を立てる。


(イザベル、いまや誰も君を助けられないよ。さて、家に帰る前お楽しみちょうだい)


「ぃやだぁぁ~~…………っっ♥♥ぃいいッ♥!、ぅう…………ッッ♥ 」


邸宅にたどり着く前に、彼女の震えと喘ぎ声は全然止まらない。


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