第一章 登場人物紹介&設定集

 第一章主要登場人物

 

 

イヴ

 

 スラム街のヤリ捨て王(童貞)。15歳。

 肉体的には既に童貞では無いが、本人は全く覚えていないので精神的な童貞な為、彼は童貞である。

 3年前に起きた事件により家族や仲間を失ったらしく、それ以来人類を攻撃し続ける使徒に対して並々ならない恨み、怒りといった負の感情を抱いている。

 魔王と出会い魔法を使える様になってからは使徒を全て駆逐したい系男子にイメチェンした。

 GUARDに対してもあまり良い感情を抱いていないが、相手が美少女だと薄れる程度である。

 都の人間のスラム街に対する差別意識は嫌悪しているが何処か達観もしている。

 

 好きな物(事)……体を動かす事。可愛い女の子(胸の大きさは手のひらに収まるくらい)(巨乳は怖い)

 

 嫌いな物(事)……GUARDから配給される食糧。GUARD。使徒。

 

 もし現代日本に居たら好きになりそうな食べ物……カレーライス(甘口)

 

 

 

魔王イーヴァルディ

 

 俺様系キーホルダー(魔王)。享年30歳。

 鍵のような、剣のようなナニカに封印されていた骨董品。凄く偉そうだが実際に偉いが誰も知らないのでイヴには法螺吹きに見られている。

 イヴが気を失っている間だけ体を自由に使える為、その間に三大欲求を満たす為に全力を尽くす。もはや災害。

 異世界に転生したのかと疑うも、聞き慣れた単語の数々にこの世界について何となく察する。

 膨大な経験、知識により未来予知じみた予測をし、戦闘では本人の実力や行動のズレを計算に入れて指示を出す。

 イヴをサンドバッグか何かと勘違いしている。

 

 好きな物(事)……戦闘による蹂躙、酔い潰れる程の強い酒、乳と尻がデカくてエロい女。子ども。平和。

 

 嫌いな物(事)……理由無き理不尽な暴力、高いだけの貴族だけが飲む酒、痩せ細った女。権力者。戦争。

 

 もし現代日本に居たら好きになりそうな食べ物……お子様ランチ。

 

 

 

ユーリ

 

 未来は良妻賢母系ヒロイン(貧乳巨尻)。15歳。

 魔王のキャラが濃い所為で全裸属性やケツデカ属性が付与されてしまった悲しき美少女。イヴに裸を見られたが気にしておらず、こちらの世界で例えるなら犬に噛まれた程度にしか思っていない。

 しかしそれは自身への自信の無さから来るものであり、他の女性への不貞行為は人並みに軽蔑する。

 イヴと魔王との出会いは運命であり、今回彼女の人生は大きく変わっていく。

 将来に期待のCカップ。

 

 好きな物(事)……特に無し。あえて言うならば読書。鍛錬。

 

 嫌いな物(事)……曲がった事。間違っている事。

 

 もし現代日本に居たら好きになりそうな食べ物……カップ麺。

 

 

 

 作中用語。

 

 

 ・魔鍵師/魔門師(ウォーロック・スミス)。

 魔法を扱う事ができる人類の呼称。かつては門を開いた者のみが魔法を扱えていたが、今では全人類が門を保有しており、現代の人類が魔法を使う為には門を開ける鍵が必要。略称でウォーロックと言われる事がある。

 

 

 ・門(ゲート)。

 魔法を扱う為の器官。頭、脳味噌の何処かにあるらしい。目には見えない器官。

 この開放率により魔鍵師の強さが左右される。

 

 ・鍵。

 魔鍵師になる為の資格。これを知覚できなければ門を開ける事ができず、魔法を使う事ができない。人によっては姿や形、大きさといったイメージが異なるらしい。

 

 

 ・術式。

 門の開放率が50%に至った者のみが所得できる固有魔法。その力は人智を超えており、人によっては概念すら変える力を持つ。

 術式には一定の法則があり、それに則って長所もあれば短所もある。

 

 

 ・術式魔装。

 門を100%開いた魔鍵師のみが取得する事ができる究極の魔法。その力は世界を統べると言っても過言では無い強力な力を秘めている。

 

 

 ・響門(レゾナンス)

 門を開くと同時にその魔力と己の肉体が、相手の魔力と肉体にコンマ1秒のズレも無く衝突した時に起きる魔力事故。

 響門を起こした魔鍵師は門の開放率の底上げとテンションがハイになる。

 意図的に起こせるのは現状魔王のみ。

 

 

 ・ユーリオン。

 この星唯一の大陸にある国の名前。歴史書によると、この名はかつての偉人の名前がそのまま使われているらしい。

 

 

 ・蓋界(がいかい)。

 空に浮かぶもう一つの世界。何かしらの術式でただ存在しているだけであり、実在はしていない。ただ青空、太陽、星といったかつて当たり前に見る事ができた物が見れなくなっている。

 

 

 ・使徒(しと)。

 蓋界から攻めてくる人類の最悪の敵。その目的は人類を蓋界に拉致する事である。その先の目的をイヴは知らない。

 

 

 ・蓋門(がいもん)。

 こちらの世界とあちらの世界を繋げる門。そこから使徒が送り込まれている。現在は誘導装置により決まった場所にしか蓋門は開かない様になっている筈だが……? 

 

 

 ・ミノタウロス。

 捕獲タイプの使徒。人間の体に牛の頭を持ち、人間を丸呑みして連れ去る。捕獲の為の胃袋が四つある。

 蓋界の北北東の守護の役割もある。

 

 

 ・オーク。

 捕獲タイプの使徒。役割はミノタウロスと一緒。別に美しい女に発情したりはしない。

 蓋界の北北西の守護の役割もある。

 

 

 ・キャスパリーグ。

 戦闘タイプの使徒。主に魔鍵師を殺すのが仕事。見た目は白い体毛をした巨大な化け物で、鋭い爪や牙で防御の上から攻撃する。

 蓋界の東北東の守護の役割がある。

 

 

 ・オーガ。

 キャスパリーグとミノタウロスを合成して造る事ができる使徒。本来なら術式を持たない筈だが、この使徒は術式を保有していた。

 蓋界の北東を守護する役割がある。

 

 

 ・地上世界防衛組織GUARD。

 人類の敵『使徒』からこの世界を守る為に設立された組織。今年で約100年目。

 魔鍵師に目覚めた人類の殆どがこの組織に所属しており、ほぼ義務付けられている。反GUARDが意外に多いが……。

 

 

 ・魔錠(シリンダー)。

 GUARD所属の魔鍵師が持つ魔法補助道具。使用する事により、魔法の行使が通常よりも効率良く強力に扱える。

 魔法の杖、魔杖が語源となっている。

 

 

 ・守護装束(ガーディアン)。

 魔力で編まれた防護服。展開しているだけで身体強化の魔法、魔法障壁と同じ効果を発動させる事ができる。また、ありとあらゆる環境に適応する効果がある為、宇宙空間や海中にて難なく活動ができる。

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