キャラ語り其の一

 こちらではキャラについてつらつら、まずはレヴィスとフロートから。


・レヴィス=トレヴァン

 本編の主人公。ハーフエルフの母と人間の父を持つクォーターエルフ。自身が起こした暴走事故を引き摺っており、他者と関わる事を避けている。


 レヴィスは元々「エルフに匹敵する魔力を持っている」設定があるため、強火力キャラではありますが……。

 完璧超人だとつまんねぇな。

 という作者の趣味により、魔力使用に制限があるだの、人付き合いが苦手だの、乗り物に弱いだの、野宿すると悪夢を見るだの、あれこれ弱点をつけました。

 一部は作中で改善してますけど「強キャラなのによわよわ」がレヴィスです!


 ちょっと真面目な設定話も。

 レヴィスがラマに引き取られたのは11歳の時(事故を起こした約1年後)で、引き取られるまでは本編でも出てきたロアドナの研究機関にいました。

 半年くらいは心神喪失状態、残り半年かけてラマが積極的に通って接して、何とか回復させて研究機関から引き取っています。

 その経緯もあってラマには非常に感謝しており、いつか恩返しをしたいと思う一方、ラマが両親と懇意にしていた事をよく知っているので申し訳ないという気持ちも強く、自分から近づくのを躊躇っていた部分もありました。

 この辺りは試験終了後に改善をしていて、自分からラマに感謝を伝えて本人に号泣される……という話も考えていたのですけど、入れちゃうとだるだるしそうだな……と思ってカット。

 そういう事もありました、という事だけ補足説明で書いておきます。


 フロートに対しては本編でほとんど書いてるのでここでは割愛します。

 体質的な意味でもメンタル的な意味でもレヴィスにとってフロートは大事な存在になりました。いやホント、フロートはめっちゃ頑張ったと思います。偉い。マジで。



・フロート=ティルル

 本編のヒロイン。見た目も人当たりも大人しいですが本質は気が強く、自身の実力や家の影響力などもあり、いざという時の底力は作中でもトップクラス。


 魔術師の家系に生まれながら法術士の力しか持っていない、というコンプレックスをバネにしてきた努力家。地力に胡座をかくのではなく努力を重ねてきた事で自分の力に確固たる自信を持っているキャラでもあります。

 その一方で男性遍歴はあまりなく。一度付き合ったリンドが自分自身をほとんど見ていなかった事もあり「学生の間は彼氏とか別にいいや」と思っていました。

 そういう考えだったので、レヴィスを意識し始めた時は「実は飢えてたのか……?」と悶々とする訳ですけど(笑)

 レヴィスがあんな感じなので反面メンタルつよつよキャラに……いや、それがなくてもフロートはメンタルつよつよになってただろうな……(笑)

 内面つよつよヒロイン好きなので! 私が!


 レヴィスが儀式を止める為に過去に行くと言った時、その背中を押すような発言をしたのはレヴィスの意志を尊重していたからなのですが、本当は行かないで欲しかったし、自分も付いて行きたかった気持ちもありました。

 ですのでレヴィスの意志が変わらなかった時は内心がっかりしていたのですけど、後から「レヴィスは戻ってくるかもよ?」と聞かされた時、戻ってきたら側にいるために全力で取り組もうと考えていました。

 ラピスやマグルスに今後どうしたら良いかの相談をしたのもそのひとつ。

 実力も頭もあるので、大抵の事は一人で出来る娘です。


 二人についてはこんなところでしょうか。

 次は他のキャラ達についてつらつらりしていきます!

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