おまけ

世界観と設定語り

 改めまして、この度は拙作「フォレスティア・ロンド」をお読み頂きまして有難うございます!

 ここからの数話はおまけと称しまして、あれこれ好き勝手に作品やキャラについてつらつらして参ります。

 ネタバレ全開ですので本作を最後まで読まれてから、こちらをお読み頂けたらと思います。

 まずは作品全体の補足と語りから。


・作品について

 カクヨムでは二〇二三年の十二月からカクヨムコン参加に合わせて投稿していましたが、構想自体は十五年以上前、執筆は別の投稿サイトで二〇十七年頃にはスタートさせていた小説の再掲載となります。

 自創作の中では一番付き合いが長くてその分思い入れも強く。私の書く小説の特徴や癖が全部詰まった作品です。

 ……なので、他の小説を読んだ時に「あれっ、この描写と流れ、何か見た事あるような……」が出てくるかと思われますが、その際はご容赦願います(笑)


・世界観について

 物語の世界観としては剣と魔法のファンタジーなのですが……アカデミー術士コースの卒業試験がベースの話のため、本編も魔法メインで剣など武術系の話がほとんど出ず。船の話で剣士のミーナが出たくらいでしょうか。

 後は中盤に出てきたラマが戦士コース講師ですけど(槍使い)、戦闘とかしてる訳じゃないので薄い……。

 欲を言えば戦士系をもっと出したかったんですけど、それやっちゃうと話がぶれぶれの迷走コースに突入しそう(そしてまとめるのが大変そう)だったので止めました。

 魔法だけじゃないんですよ……! っていうのを書いておきたかったので補足です。


・エルフやドワーフについて

 こちらの種族については誰もが知っているかと思いますが、作者の思い込みによる設定もありますのでもそもそ語ります。

 エルフ=森の民、ドワーフ=地の民というざっくりとした違いはありますが、どちらも同じようにそれぞれの場所で集落を作って暮らしており、集落から長期間離れるという事は基本ありません。

 そのためエルフもドワーフも旅はあまり好きではなく、クォルのような旅ばかりしている存在は変わり者中の変わり者です。

 そしてどちらも地に足がついていないと落ち着かない傾向といいますか特性がある設定。レヴィスが乗り物苦手なのもこの辺りが影響しています。

 ちなみに作中では書いてませんがアリーシャも乗り物は苦手。ちょっとだけ出てきたレヴィスの妹クレアも同様です。

 クォルは純粋なエルフですが、旅好きの変わり者なので苦手を克服してます。

 あとエルフとドワーフのハーフであるラピス。本当は乗り物苦手なんですけど、自分で魔道具を作って対応出来るようにしています。ラピスは基本何でもありです(笑)


・アカデミー

 中央大陸ロアドナにある、レヴィス達が通っている探索者育成学校。

「術士コース」と「戦士コース」があり、術士コースは攻撃メインの術を学ぶ「魔道士クラス」と防御メインの術を学ぶ「法術士クラス」、戦士コースは武器メインの戦い方を学ぶ「剣士クラス」と体術メインの戦い方を学ぶ「拳闘士クラス」があります。

 アカデミー講師は探索者の資格を持った人に依頼をして就いてもらいますが、魔道士クラスに関してはレヴィスが入学する際に有事に備え、宮廷魔術士だったマグルスを術士コース主任、宮廷魔術士になる予定だったカルロと当時ロアドナの密偵兼暗殺者だったアリーシャを魔道士クラス講師に据えています。

 同時にカルロはレヴィスの能力を測り、卒業後にどういった仕事をさせるかなどの判断も任されていたので、アカデミーでの監視はもちろん、実は卒業試験が始まった当初からレヴィス達の後を尾行していました(アリーシャの試験終了直後に呼ばれて出てきたのもついてきてたから)。

 ただしカルロは「極寒の地」〜「年相応」の数日間、ラピスに頼まれてフロートの兄フウマを迎えに行くためにレヴィス達から離れています。

 その間はラピスがレヴィス達を見ていたのですが、実はフロートが襲われかけたのを知っていたという……(苦笑)

 レヴィスがすぐ後をつけていたので様子見止まりでしたけど、本当にヤバくなったら助けるつもりでしたよ(一応フォロー)

 まぁ流石にそのまま放置はせず、後でカルロ経由でアカデミーに報告してリンドを処罰してもらっています。

 この辺は話の展開上書けなかったのでここで補足。


 一旦区切りましょうね。

 次回は各キャラについてつらつらしていきます。

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