現世で雷が落ちて亡くなったコミュ障が、異世界の聖女に憑依してしまう物語。卓越したコミュ障描写とエピソードが、作者もそれなんじゃ? と思わせるリアリティたっぷりな作品。ある意味、全てをなげうって書いてる気概も感じられる。万人にとって非情に楽しめる内容となってますので、ぜひ一読を!
とある事故によって転生してしまった主人公が、異世界で聖女を勤める物語です。世界は瘴気の力によってどん詰まり寸前まで衰退しており、聖女の身に宿る力のみが瘴気を祓う唯一の方法です。そんな力を持った主人公は、当然目立つ。これでもかと祀り上げられる。目立ちたくない彼女の本心とは真逆の方向に、物語はズンズンと進んでいきます。彼女は世界を救えるのか。ついでに平々凡々の暮らしを手に入れられるのか。シリアスと明るいギャグパートのバランスが優れた作品です。ぜひ読んでみてください。
顔面偏差値が高い世界は確かに怖いですね…ヒャッハー系の人も高いのでしょうか?w主人公には強く生きて欲しいです!
現代日本の女の子が異世界にやんごとなき存在“聖女”に転生…まではよくある物語なのですが、本作の見所は主人公でありヒロインである聖女が“残念な女”であること。 口を開けば変な台詞や奇声が出る彼女ですが、あらゆる意味で“放っておけない存在”であり、物語とともに彼女を見守りたくなる─そんな作品でした。