音楽は芸術の中でも形に残らないものですが、誰でも手軽に触れられる敷居の低いものでもあるのですよね。
鼻歌も手拍子も音楽ですから。
それをわざわざ、時にはお金を払ってまで「聴きたい」と強く思うのは、心が揺さぶられる感覚を本能が求めている、ということなのでしょうか。
作者からの返信
音楽を聴く理由は人それぞれなんでしょうね。
でも自分で歌っても音楽だし、リズムはなんでも作れるし、すごーく身近なものなんですよね。
小説を読むのも絵画を見るのも、基本芸術系って心を動かしたくて触れるのかなあって思います!
人はなんのために音楽を聴くのか?
深いですね。
太古より人類は音楽と共にあったのだと想像します。
祈りや祝い、弔い…
喜びや悲しみを音にして表現していたと。
やがて儀式や娯楽から芸術へ昇華していき、彼らのように技術を学んだ芸術家たちが人々の心を豊かにしています。
人は言葉だけでは無く、音楽にのせた物語(歌詞は勿論、メロディーや叙情)に浸りたいのではないでしょうか。
初めてこんな事を思いました。
綾森れん様の作品だからこそですね!
作者からの返信
太古より人類は音楽と共にあった――
おっしゃる通りだと思います!
絵は洞窟の壁に残るけれど、音楽は残らない。
彫刻や装身具は墓に埋められるけれど、弔いの歌は残らない。
だけどきっと、古代人も音楽と共にあったのでしょうね。
楽器がなくても、手拍子をしながら歌うことだってできる。
西洋音楽史を学ぶと、楽譜として残されているものは宗教音楽が多いので、
おっしゃる通り儀式としての音楽というのは重要だったんだと思います。
そして彼らのいるバロック時代は、王侯貴族に芸術としての高度な音楽が求められた時代なんですよね。
>人は言葉だけでは無く、音楽にのせた物語(歌詞は勿論、メロディーや叙情)に浸りたい
確かに!
音楽は心を掻き立てますもんね。
映画だって音楽があるから、より盛り上がるし。
コメント嬉しいです!
音楽について真面目に考えて下さって感謝です!!
何故音楽を聴くのか、ですか……。
技術だけで魅せてるわけではないですよね。
日本はアメリカに次いで世界第2位の音楽市場ですが、その大きな理由の一つが音楽の多様性だそうで。
ポップス、クラシック、バンド、演歌、アイドルソング、ラップ、何でもありです。それぞれが文化として確立しており、更に他国の音楽も手軽に聴けます。
それぞれの文化を長く繋いできたからこそ、ですよね。守って来た人達、楽しんでいる人達。まさにファリネッリさん達のように、こうやって高みを目指して創り上げた人達がいるからだろうなぁと思います。やっぱり楽しいから、ですよね。
作者からの返信
音楽の多様性!
なんだか食文化にも通じる話ですね。
イタリアもすごく食べ物のおいしい国でしたが、多様性という意味では日本の圧勝です。
イタリアだとそれぞれの国の移民が自分の国のレストランをひらいているのであって、日本のようにスーパーにほかの国の食材が並んでいるのは特殊かも。
>やっぱり楽しいから、ですよね。
ですね。
結局、プロになってもやっぱり音楽を楽しんでいる――でもアマチュアだって楽しめる。
それが音楽のすばらしさですよね。
みんなすごいですね。
技術もすごいけど、良い音楽を作ろうとする姿勢もすごいです。
作者からの返信
みんなで音楽を作り上げていく――絶対楽しいやつです。
これぞ「興奮してきたな」って感じだと思います!!
ファリネッリは、本当にすごい✨
アドリブがきくのは、視野が広くて頭が良いのかもですね。音楽を理解して咀嚼する、一般人にはまず無理(笑)
タイトルも考えさせられますね。
私が音楽を聴くのは、車の中か、寝る時だけなんですが。好きな声、好きな音を聴くと癒やされるからかなぁ。
クラッシックはあんまり聴かないんですが、ゲームのサウンドトラックはよく聴きます♪
作者からの返信
寝るときに音楽を聴かれるとは!
私は音楽を聴くと目が覚めるので、目覚ましがわりにしています。
寝るときに聞くのは耳かきASMRだなあ。
絶対に眠くなります!
車の運転中はよさそうですね!
しかし私は車を持っていないので・・・(;´∀`)
教えて下さりありがとうございます!
人はなんのために音楽を聴くのだろう?
人類の太古の昔の記憶が呼び覚まされるからとか聞いたことがありますけど……。
猛獣から逃げてじっと隠れてる時の風や木の葉の掠れる音を思い出すから短調は悲しく不安に感じ、
狩りで獲物を追いかける時の足音や歓声を思い出すから長調は楽しげとか?
じゃあ「キリエ~エエ~~」は死別の時の嗚咽ですかね?
現代人は子供の時から映画とかで、悲しいシーンで短調、楽しいシーンで長調って刷り込まれてる気もしますが……。
作者からの返信
>人類の太古の昔の記憶が呼び覚まされるから
知らなかったです!
短調は「風や木の葉の掠れる音」っぽいんですかね!?
私の周りは短調好きが多いですね・・・
長調は確かに「狩りで獲物を追いかける時の足音や歓声」っぽいかも? 軍歌とか長調ですし。。。
死別の時の嗚咽!w 笑っちゃいけないけど、だとしたらちょっと笑えます!
私は幼稚園児の頃から短調は寂しくて嫌い、長調が好き、と思っていたので、映画などを見るすりこみ以前のような気がします。
するとやっぱり太古の記憶説かな。。。
短調の和音がどうして悲しく感じるのか、科学的に説明できないとかいいますよね。
興味深いです!
コメントありがとうございます(n*´ω`*n)
魅せてくれますね!
素晴らしい。
とても興味深く、読んでて楽しいです(^^)
次回は飯テロですか!
これも楽しみ
作者からの返信
ありがとうございます!
音楽ネタが続いておりますが、悪魔召喚の話を忘れたわけではございません!🤣
59話あたりで大きく動き出す予定です。
次回の飯テロは・・・ちょろっとです笑
音楽についての、綾森先生のヒロソフィーに触れた気がして、オリヴィアさんと一緒に感動していました。
オペラって、全てが作曲家で完成されているイメージでしたので、むしろジャムに近いなぁって。演劇でのワークショップにも近いですね。もちろん、規模感もあると思うのですが。
次回は飯テロ回とのことで、楽しみです!
作者からの返信
ロマン派のオペラは「全てが作曲家で完成されている」んだと思います。
でもこの時代はまだまだ歌手が強いので。
ヘンデルに「こんな簡単なアリア、歌いたくない」と言ってケンカになった歌手もいますし、
モーツァルトも10代の頃、テノール歌手にさんざん文句を言われて以来、テノール嫌いになったっていいますし。
それにバロック時代の楽譜って作曲家が演奏に加わることが前提だったためか、あまり演奏指示が書いていないんです。
演奏者と共にその場で作り上げていったのでしょうね。
ダカーポでの即興の習慣も含めて、ジャズに近い部分があったように感じます。
拝読致しました。
熱い音楽談義が伝わってきます!(^^)
オリヴィアちゃんを虜にしたかのような、ファリネッリさんの超絶技巧。
技術的には及ばないと感じられるも、心を揺さぶられるテージさんの歌。
技術だけではない、声だけではない、そんな体験をしたオリヴィアちゃん。
彼女ならば、心をヘシ折られることなく、高みを目指していけることでしょう(*´∇`*)
個人的に気になるのは、さてリオ君はこれをどう見ていたのか...
「すごいや~」とか、完全に聴衆モードで聞いてなければいいけど(^^;)
でも、きっと彼は天才肌なんですよね、習うよりも慣れよ的な?
作者からの返信
>彼女ならば、心をヘシ折られることなく、高みを目指していけることでしょう(*´∇`*)
私もそう思います!
まあ今現在はちょっとびっくりしちゃってますが。
>個人的に気になるのは、さてリオ君はこれをどう見ていたのか...
リオもこのあとから少しずつ変わっていきます。
でも本当に感動して心の中が変わったときって、
すぐに人と「すごかったね~」と話せないもの。
リオの心の中では何か起こっているんだと思います。
>きっと彼は天才肌なんですよね
そうかも!
努力のオリヴィア、頑張らないとですね笑
こんばんは。
音楽の真髄に触れたような錯覚を得ました。
カッファレッリの真剣な眼差し、オリヴィアさんの、まだまだ学ぶ事は多い! と彼我の差を感じ取った心……。
まだ天上の世界だけど。
いつか、手が届け。
もちろん、オープニングで読者は、行き着くところを知らされてはいるのですが、これは、そこに行き着くまで、ぜひ物語を書き上げていただきたいですね。
天上の高みへ至る道を。
作者からの返信
「音楽の真髄」なんと素晴らしい言葉!
オリヴィアはまさに「彼我の差」を見せつけられ、殴られたような衝撃を受けてしまいました。
現代のようにCDでプロの歌を聴ける時代じゃないと、こうだったかな、と思うのです。
現代でも演技に関しては生を見て、これほどか、と思ったりします。
スカラ座でドミンゴを見たのですが、一声歌っただけで観客を惹きつける舞台人で圧倒されました。
声はお年なので輝きとかは減っていますが、とにかく存在感が尋常じゃなかった。。。
>そこに行き着くまで、ぜひ物語を書き上げていただきたいですね。
(꒪ཀ꒪*)グフッ
(ジュキくんロスだとは言えまい)
『結局は心を動かされたいからに他ならない』
なるほど!と思いました。
そういえば、音楽に心揺さぶられてイメージが膨らむことも多いです。
音楽って直接心に働きかけるものなのですね。
作者からの返信
音楽って麻薬ですよね!(≧▽≦)
小説や漫画を読んだり、映画や演劇を見るのも結局は「心を動かされたい、感情を動かしたい」からだと思うんですよね・・・
いや娯楽って全部そう、と言ってしまえばそうなんですが(;´∀`)
音楽は動かされ方がダイレクトですよね。
子供の頃(中学生から高校生くらい)に覚えた名曲は一生の心の財産である。
たとえ歌詞を丸暗記した曲であっても何度でも聞きたくなる。
不思議なものだ。
作者からの返信
何かのアンケートで、人は14歳のときに聴いたジャンルを生涯好きってのがあったかも。
私の場合はどんどん聴いているジャンルが変わって行ったので、今一番好きな曲はせいぜいここ5年くらいしか聴いていないけど、
でも中二のときに好きだったアニメの主題歌、今も歌詞覚えてますね。
まさしく、みんなで一流の音楽をつくりあげていくんですね。
芸術作品を作っておられる雰囲気がすごくよくわかります。
作者からの返信
みんなで音楽を作るのはめっちゃ楽しいですよね。
バンド時代、メンバーで作曲したのも、バロック音楽に移行してから伴奏者さんやアンサンブルの人たちと話し合いながら演奏したのも、良い思い出です(n*´ω`*n)
編集済
>長い息を披露した
めっちゃ息が長いのを聞くと、音楽の知識がなくても「すごい!」って、感動するんですよねー(●´ω`●)
>即興や作曲もマスターしている
ファリネッリ、なんでもできるんですね!!!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
>次回は飯テロ回!?
イタリア料理は、ピザとパスタくらいしか分からない。。。(;´д`)トホホ
なので、楽しみです♪
作者からの返信
次回はたいして飯の話は・・・いや、食べてるんですが、メシ主体じゃないのです笑
でも何食べているかは分かるはず!
パスタ食べますよ!
調べたらまだ1700年代前半だとピザが発明されていないっぽい・・・似たようなものは食べていたでしょうが、名前として存在していないのかも。
ファリネッリの作曲した曲って一応現代まで残っているんです。
あとバロック時代の歌手はダカーポ(繰り返してもう一度歌うA部分)で即興することになっていたので、一応みんなできるのが望ましい(できないと誰かに書いてもらうことになりとってもダサい!)
綾森れん様、コメント失礼致します。
ドイツを指す「ジャーマン」に影響を与えたゲルマン人、東ドイツを占めていたプロイセン人などもいますよね。まあアングロサクソン人のほうが範囲が広いから「ザクセン」なのかな。
オリヴィアは、アルトのテージさんを参考にするべきところを、やはり超絶技巧を誇るファリネッリに意識を持っていかれますか。
最高の声楽家の技だけでなく、それに合わせる声楽家にも注目すると、オリヴィアは伸びそうですよね。
続きも楽しみにしております!
作者からの返信
>まあアングロサクソン人のほうが範囲が広いから「ザクセン」なのかな。
そういう理由なんですかね。。。
ヘンデルもハッセも「Il Sassone(イル・サッソーネ=ザクセン人って意味)」とあだ名されたんですよね。。。
今イタリアに行くと我々東洋人は皆チネーゼ(中国人)って言われますけどね笑
あ、訂正するとちゃんと直してくれます(≧▽≦)
そういえばオーストリア人の生徒をドイツ人って呼んでた語学学校の教師に「え、あの子ドイツ人じゃなかった?」と言ったら「そうだけどドイツ語しゃべるから一緒」と言われたことも・・・笑
>最高の声楽家の技だけでなく、それに合わせる声楽家にも注目すると、オリヴィアは伸びそうですよね
特に本人がアルトなわけですしね。
先にファリネッリを聴いちゃったのがまずかった。
「すげー・・・」とあっけにとられている間に、テージのレチタティーヴォが終わるという(;´∀`)
人はなぜ音楽を聞くのか。
音楽そのものがとにかく全部嫌いって人あまりいない思うんですよね。だから私は、好きなジャンルだから聞く。エンカトカ、アニソントカ..
作者からの返信
なるほど、好きなジャンルだから!
私はジャンルに関係なく聴くので、その発想はなかったです!
そうですね、、、ハードロックもヘヴィメタルもオールディーズも、ジャズはインストも歌モノも、あともちろんバロック音楽も、さらにボカロまで。
中高生のときはアニソンも聴いていました!
演歌だけは・・・まだ未経験だなあ。歌舞伎の下座音楽を聴いていた時期はあるのですが。
おおであります(#^.^#)どんなディナーか楽しみでありますなー(#^.^#)
作者からの返信
一応、前菜→パスタ→メインの料理というコースを食べるのだと思います!
ファリネッリの技巧に聞き入るリオとオリヴィア…歌を聞く理由が心を動かされたいからというのは確かにそうですね。
特に歌は極端に言えば道具はいらない身体一つでの勝負ですし、やっぱり奥が深い…!
最後爽やかに声をかけてくれたファリネッリ、優しくて素敵です。
作者からの返信
ファリネッリは性格良かったらしいんですよね。
貴族の血を引いていて、穏やかで優しい人物だったとか?
カッファレッリとは大違いらしいです笑
二人、ほぼ同時代の歌手なので。