やはり良き先輩ですね。見習うところばかりだらけです。その強かさも十分すぎるほどに吸収しなければ…。
作者からの返信
そうですよね、したたかな姿勢も含めて学んでほしいところです!
カッファレッリは普段の様子から誤解されがちですが…十分な実力がありつつ向上心も十分。
周囲の人々に認められるだけの心構えがあることが分かりますね。
リオとオリヴィアはまだまだこれから!でも、いつかカッファレッリやファリネッリと肩を並べるような歌手になれるといいですね!
作者からの返信
リオとオリヴィアはまだまだ幼いのでこれからですね~
目指すべき将来の姿が分からないと努力の方向性も定まらないので、ここらへんでいっちょ当時の名歌手の歌唱を聞いてもらいましたっ
録音技術のない時代ですから、プロの演奏を聴きに行くしか方法がない時代ですもんね・・・
編集済
アリアって特に上手い人が担当しているイメージなので、それを割り当てられている辺りでもファリネッリの強者感が窺い知れます(; ・`д・´)
瞬間ブレスとかも会得していそう。
あ、でもオペラだから基本、みんな独唱……?
皆できる……?
貪欲に技術を吸収しようとしているカッファレッリと、ただ圧倒されるオリヴィア。
現段階でのレベルの違いが表れていて良きですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>瞬間ブレスとかも会得していそう
これはほんと、そう思います。
ブレスを取らずにすんごい長いフレーズを歌えたとか言われてるんだけど、瞬時にしてブレスを取る技術を会得していた可能性も捨てきれず。
このセレナータは役が二つしかないカンタータみたいなものなので、二人ともアリアを歌えるのです。
でもこの二人の歌手、どちらもバロック音楽史に欠かせない歌手なので、うまかったんだと思います!
「貪欲に技術を吸収しようとしているカッファレッリと、ただ圧倒されるオリヴィア」
そうなんですよね~
あまりに彼我の差があるときって、うまい人が何してるか分からない。
ある程度学んで自分が演奏技術を磨いていくと、プロの演奏を聴いて「ここがすごい」と言語化できるし、技も盗めるようになってくるんですよね。
オリヴィアはまだそこまで行っていないということで(;´∀`)
睨んでいるように見えるほど真剣、いいですね。カッファくんの熱量が見えます。
息継ぎを感じさせないとは言いますが、無理!!非常に難しい技で魅せますね。
作者からの返信
昔の人の手紙なんかによると、ファリネッリは全然息をしていないように見えるとか、めちゃくちゃ長いフレーズを歌ったとかあるんだけど、
ブレスとってないわけないだろ、と思うので、きっとうまくブレスをカバーする技を習得していたんじゃないかと・・・。
カストラートは胸郭が発達するから息が長い、と書いている資料が多いのですが、彼らのために書かれた曲って、そのほとんどが現代の歌手によって歌唱可能なので、必ずしもカストラートの特性というより、傑出した個々の歌手のテクニックじゃないかと考えています。
カッファレッリ、最初は生意気でチャラい男の子って印象だったけど、彼の音楽に対する姿勢はすごいですね。
尊敬してしまいます。
いいものを貪欲に聴いて、自分の音楽を磨いているのでしょう。
かっこいいです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
カッファレッリ、実際生意気だし、音楽以外にはいい加減な奴なんですけれどね~笑
CDやYouTubeでプロの演奏を聴けないこの時代、うまいと絶賛されている兄弟子の演奏を聴くのは、全身耳にしてって感じだったんでしょうね(n*´ω`*n)
カッファレッリ、魅力的な少年ですねー!
彼から目が離せなくなってきました。
プロの技を目の当たりにできるのはとても良い機会ですね。
90分、貴族の邸宅の庭でのショートオペラですか。そんなものがあるとは知りませんでした。
確かに貴族の人、家に売れっ子歌手呼びそうですね。当時のパーティーとか娯楽とか鑑みるにそんな気がしました。
作者からの返信
カッファレッリに注目いただき、ありがとうございます!!
このハッセ氏作曲の『マルカントニオとクレオパトラ』は実在する結構有名な作品で、全曲録音も2種類くらい出ていたかも。
90分というのは録音されたCDの時間がそのくらいなので笑
当時の演奏がどれくらいのスピードかは、正確にわからないから、目安でしかありませんが。
♩=100みたいな表記ってまだバロック時代は存在していないのです。
>確かに貴族の人、家に売れっ子歌手呼びそうですね。
ですよね。
銀行家の田舎の屋敷で催される音楽会――ナーロッパ舞台の女性向け恋愛ラノベにもありそうじゃないですか笑
大御所の登場、といった感じでしょうか。カッファレッリの技術を盗もうという真剣な姿勢、好感が持てますね。
貴婦人にはなかなかキザでしたが 笑
こういうやりとりも面白いですね。
作者からの返信
大御所といってもファリネッリ、まだ20歳なんですが、この歌手、20代後半にはオペラの舞台を去ってスペイン王のお気に入りになってしまうので、活動期間が短いんですよね。
なのにバロック時代の歌手のなかで一番有名。
現代においても、音楽院の先生が、
「お前ら一人一人ソリストの意識をもって歌え! 自分をファリネッリだと思え!」とか言ってきたくらいですからね・・・
(イタリアの話です)
マダムに媚び売るのはあわよくばパトロンになってくれるかもという打算なんだろうか?
レディだと財布握ってないだろうし。
作者からの返信
>あわよくばパトロンになってくれる
そうそう。パトロンと言わないまでも、サロンで演奏会を企画するときに「あの歌手聴きたいわ」と指名してもらうとか。
カルミニャーノ家は銀行家だそうで、貴族じゃないんだろうなとは思うのですが(資料に貴族とは書いてなかった)、
貴族の場合、奥方の仕事は夜会や茶会など社交の場を整えるってイメージありますよね。
本物を聞いて飲まれるオリヴィアさん。なんだか、このジーンは圧巻で何度も読み返してしまいました。
作者からの返信
ななっ、読み直してくださったなんて!!
嬉しすぎます。
ストーリーそのものが進んでいるわけじゃないのに、感謝!!
拝読致しました。
おーいリオ君、はるか年上のオバ様の迫力に圧されるのは分かるけれど、オリヴィアちゃんの後ろに隠れるのはカッコわるいぞ!?(;´∀`)
いざというときに、むしろオリヴィアちゃんを護ってあげる素振りだけでも見せないと、良くて義弟に格下げ、悪ければカッファレッリさんに気持ちを持っていかれちゃうぞーΣ(゚д゚lll)
そのカッファレッリさん、その見事な処世術。
俺様の心意気を裡に秘めつつも世の中の妖怪婆(失礼)へ無礼なく対応できるその対応力、見事です。
そしてジャン野郎。
ふたりの後見人として出演しているけれど、おまえ今話題の歌手を見れるんで嬉々として出て来ただけだろ、このエピキュリアンめー
作者からの返信
ほんとだ、指摘されて気付きました!
リオ、情けないですね💦
きっと性的な視線にさらされるのに慣れてないんですよ・・・
カッファレッリはむしろ「こいつも俺様の魅力で落としてやる!」くらいの心意気。頼もしい。
ジャン野郎、リハーサルを見学させようとしたのですが、歌手たちが練習段階で部外者にあまり見られたくないと言うので、いけないことになりました!🤣
お迎えだけです笑
この時代、作曲家より歌手の方が力が強いですので💦
ハッセ「もう一人見学者増えてもいい?」
テージ「集中しにくいわね」
ファリネッリ「まだ完成していない段階を愛好家に見せるのはちょっと・・・。学生さんは勉強のためだからいいけど」
ということでした!
こちらの会話は裏劇場ですので、小説に収録されることはありません笑
編集済
ジャンバッティスタもとい、ジャンなんとかwそういえば後見人じゃん(๑˃́ꇴ˂̀๑)
それにしてもカッファレッリの好感度が上がりまくりですねぇ(オリヴィアも皆様もw)
ちょっとリオくんの影が薄くなってきてるぞ💦リオくん頑張れー!(๑•̀ㅂ•́)و✧
作者からの返信
>ちょっとリオくんの影が薄くなってきてるぞ
そうなんですよっ
メインヒーロ―なのにーっ
なぜこうなった。
やっぱり実在の人物は強いのか。
そろそろまたオリヴィアといちゃいちゃさせないとリオの印象が消えてしまう!
リオ「えー、僕の見せ場、それしかないの? 歌でいいとこ見せたいんだけど」
カッファレッリ君はポルポラ先生から情報を得る度に、
評判の歌手の演奏を聴きに行ってらっしゃるんですね~。
印象がどんどん良くなっていきます。
そして、ハッセさんの演奏でファリネッリさんの独唱、まさに夢のお時間。
身を乗り出して見入ってしまうのわかります!
作者からの返信
うまい演奏って気付くと身を乗り出して聞いてしまいますよね。
現代みたいに手軽にネットで音源も聴けない時代ですが、オリヴィアたちには良い音楽をたくさん聴いて学んでほしいですね。
カッファレッリの印象良くなってるとは! 嬉しいです。初登場はむしろ悪役でしたからね笑
カッファレッリのこなれ感、頼りになりますね。リオくんはどん引きして隠れちゃいましたが(笑)
彼の印象が、最初の"あれ"からどんどん良くなってる(*´艸`*)
というか、今一番好きかも?
作者からの返信
今一番好きだなんてとっても嬉しいです!
が、同時に「リオ、お前頑張れ」と思います(;´∀`)
カッファレッリ、自分の見せ方を心得て、親ほども歳の離れた女性にもイケメン対応(笑)
>最初の"あれ"
いきなり部屋から追い出す暴君っぷりでしたからね~💦
ジャンさん、二人の後見人だったのですね! 無事に外出できてよかったです^ ^
声って楽器よりもずっと柔軟な変化をするでしょうから、どんな風に育てていくか、誰をお手本にして何を目指すのか、今からすごく重要ですよね。
天才に見える人たちも皆、大変な努力を重ねて立っているんですよね。冒頭で成長した二人が歌っていたのを思い出します^ ^
作者からの返信
冒頭を思い出して下さり、ありがとうございます!
なかなか冒頭にたどり着けない!
>誰をお手本にして何を目指すのか
ほんとそうですね。
感動したものが声に現れると思います。
美的感覚に引っかかったものがダイレクトに出てくるというか。
バロック時代の声楽はめちゃめちゃ技巧的なので、やっぱり努力なしにはたどり着けなさそうです。
でも努力と思わず、楽しい練習と思っていたかも知れませんが・・・。
ジャンバッティスタさん、お久しぶりです。
最初はうさんくさかったけど、頼れる人だったんですね。
上級の歌手の練習、まだ未熟な者にはすべては理解できないのでしょうね。
作者からの返信
レベルが違いすぎると何やってるのか分からないんですよね笑
すんげーピアニストとか、私は( ゚д゚)ポカーンとしてしまいます笑
オリヴィアはまだそんな感じかと!
綾森れん様、コメント失礼致します。
ジャンバッティスタを頼りますが、快く引き受けてくれてよかったです。
やはりプロの歌唱は圧倒的ですよね。
難しいテクニックも難なくこなし、表現も多彩で緩急も抑揚も思いのまま。
ただ声を出すだけの楽器は「パパからもらったクラリネット♪」で音の出ないクラリネットのようなものですからね。
どれだけ表現力を発揮するか。
カッファレッリを見習って食らいついてみましょう!
続きも楽しみにしております!
作者からの返信
「パパからもらったクラリネット♪」、あの童謡、私は子供の頃(幼稚園児とか)なぜか恐怖でして(^▽^;)
今でもなぜか思い出すと怖いのです(;´∀`)
食らいついていかないといけない二人。
学ぶことは尽きません。がんばってほしいですね!
コメントありがとうございます(≧▽≦)
カッファレッリ。
なんだか傲慢に見えた初登場の時から話数を重ねるごとに株価が上がっていくというか。徐々に魅力が出てきてると言うか。
どんどんかっこよくなってきてますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
傲慢なのも彼の個性の一部なんですが、それだけだと人気歌手にはなれないでしょうから、何か人を魅了する部分を持っていたはずですよね(๑•̀ㅂ•́)و✧
株価が上がって見えて本当によかったです(≧▽≦)
カッファレッリがこれだけ凝視して吸収する姿、天才肌で遊び人かと思いきや、やはり努力を怠らないのですね! リオくん達はいつかこの高みに辿り着けるのかしら? 音楽物は読んでて楽しいーっ! また来週読ませていただきますっ!
作者からの返信
一気に読んで下さりありがとうございます!
音楽モノ仲間ですねっ
録音がなかったこの時代、プロの演奏を聴くことで学ぶ意義は今よりずっと大きかったと思うんです。
コメントありがとうございました!(≧▽≦)
>ジャンバッティスタは快く引き受けてくれた
奥さんのいうとおり、ジャンバッティスタは後見人のつもりでいてくれてるようですね☆
>上品なのに、舌なめずりするようなまなざし
ひゃあッ!
このマダム、ちょっと恐いですね。。。
食べられないように、気をつけて―!!!!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
>今回ファリネッリが歌った曲の楽譜とYouTubeリンク
昨日、YouTubeで聴きました!
なので、今日のエピソードの歌はよりどんなふうに歌ってるかが理解できた気がします♪
(((o(*゚▽゚*)o)))
作者からの返信
実はジャンバッティスタ、悪人なわけでもなく、親からあずかった子供の面倒を見る立場でした!
YouTubeリンク、聴いて下さりありがとうございます!
今まで現実にある曲を歌わせたことはなかったのですが、今回はハッセが成功への足掛かりをつかんだ曲がちゃんと残っていたので出してみました!
読んでいただけるだけでなく音源まで聴いていただけて感謝です(≧▽≦)
やはり頼るってかなり必要でありますな(((o(*゚▽゚*)o)))
作者からの返信
そうなんですよね~
できるでしょうか!?
youtube、聴きました~!
速くて細かい音符を正確に歌うって、すごいですね! 最後の方の、高音からいきなり低音とかも、難しそうでした。
本文「歌の旋律は跳躍を繰り返すが、ファリネッリの歌声には一切の乱れがない。繊細で力強い一本の糸が、つねに同じ音色を保っているかのよう。」
歌や演奏にも驚きですが、それを文章化される、文章表現に舌を巻きました。いつものことながら、すばらしいです!
作者からの返信
YouTube、聴いて下さりありがとうございます!!
そうなんです、細かい音符を速く正確に歌うのは、まだ順次進行(音階っぽい音の並び)が多いんですが、
跳躍したり、音が飛ぶのに速かったり、高音から低音に、とかいろいろ難しいのです!!
ああいうの聴いてると「頑張れー!」って思っちゃいます笑
(プロでもライブ録音だと完璧とはいかないので)
声楽レッスンではよく、「すーっと一本の線みたいに~」とか指示を出されるし、自分が教えるときも比喩表現でなんとか伝えようとするので、それで表現力が鍛えられたのかもです!笑
ピアノやギターみたいに目に見える手や指の形を指導するわけじゃないので、声楽レッスンは「〇〇のように」の連続になってしまう😂