縁の目には霧が降る



時々、夢に見る。


白いドレスを着た母さんが、一面真っ赤なポピー畑に高い場所から落下してくる。それはスローモーションで、髪の一本一本が生き物のようにゆっくりうねっていた。


僕はその真下にいて、母さんを両手で受け止めようとするのだ。


ふわりと母さんの身体が僕の手まで落ちてきた。その瞬間、水風船が破裂したようにバシャリと鉄臭く赤い液体を全身に被った。


血液だった。


それからどんどん空から人が落ちてくる。僕は動けなくなって、人が宙で破裂して辺りを赤く染めるさまを呆然と眺めていた。


バシャッバシャッ。


もう、ポピーの色なのか、血の色なのかわからない。鉄の錆びた臭いが充満する。


それでもまだ人が落ちてくる。何人も僕の頭上で破裂するものだから、血の雨を何度も被った。


この人達は、僕に眼球を盗られた人達だろうか。片方の目が空洞だ。


赤色が、こんなに恐ろしい色だったなんて思わなかった。


血の水を与えられすぎたポピーは枯れて、汚い茶色に腐った。


僕は果てのない世界から逃げようとひたすらもがいた。足がぬかるんで上手く走れない。腐ったポピーの長い茎が足首に巻きついて離れない。血の水かさが増していく。このままでは溺れてしまう。


赤いドレスを着た母さんが、いつの間にか目の前に立っていた。幼い僕を見下して、恨みのこもった瞳を向けて言った。


「殺してやる」と。


毎日早朝、自分の悲鳴で起こされる。こんな悪夢を見るんだもの、仕方がない。僕は息を荒げてふかふかのベッドの上で汗だくになっていた。


六畳一間の部屋。屋敷で使っていた兄さんの部屋よりはるかに狭い。ごく普通の一軒家の二階に僕はいた。


タンスからあらゆるマジック道具が溢れている。壁にはシルクハットを被った外人のポスターに、DVDや本の山。慣れない場所だが、これからはこの部屋で生活していかなくてはならないのだ。


第二の人生を踏み出した。


霧生灯也は世間的に死んだことになっている。まさか顔の皮を交換したなんて誰も疑わなかった。


死んだのは、風間という男なのに。


すっかり馴染んだはずの顔が時々引き攣る。瘙痒感があったりチクチクと針を刺すような痛みがあったりする。


今すぐにでも剥がしてしまいたくなるが、そうすると僕が生きていることがばれてしまうため我慢するしかない。


一生こうして生きていくには辛抱強くしなければならない。それに今までの生活に比べたら大した辛抱ではない。


わかってはいるけど、あの夢。同じ夢を毎晩見る。たぶん今夜も空から白いワンピースを着た母さんが降ってくる。いつもそこから始まる。


これは、罰なのだろうか。


両親の期待通りに成長できなかったこと、人の眼球を盗んだこと、人の人生を乗っ取ったこと。


僕はきっといつか地獄に行くだろう。地獄で永遠にあの夢を見続けるのだ。


「どうしたの? また怖い夢?」


部屋をノックして、エプロンを着た中年の小太り女性が心配そうな顔で覗いてきた。


「だい…大丈夫だよ。…母、さん」


ぎこちない返事にその人は寂しそうな顔をしていた。


「うっすらとは見えるから、確かに爽平なんだけど…記憶もなくして声も変わって、母さん寂しいな」


その人は壁伝いにゆっくりこっちに近づいてきた。僕は躓いて転ばないように床に置いてある雑誌や衣類を避けた。


他人の生活感が残る一軒家で、僕は新しい人生を歩くことになった。


顔も名前も変えて、風間爽平として生きている。兄さんとは、全くの他人になった。しばらく警察の目が光っていて接触ができない日々が続いたけど、兄さんがこの街を離れる時、最後に一度だけ会って別れの言葉を交わした。


二度と会うことはない。ばれないように上手くやれ。そう言われた。


二度と会うことはなくとも、お互いの眼球を交換したからには生涯お互いの見ている景色を共有していくということ。


しかし兄さんは僕の眼球を入れた方の目に布のようなもので常に隠して行動しているらしい。片方が暗闇で何も見えない。どこで、何をしているのか全くわからない。


僕もまた、兄さんに自分の生活を見られたくなくて兄さんの眼球が入った方の目に眼帯をつけた。


そうすることで心のどこかでほっとしている。父さんと母さんを殺したことは憎んでいない。兄さんは、僕の救世主なのだ。今こうして光の下で生きていられるのも兄さんのおかげだ。


自分にそう言い聞かせたが、三人を殺した時に笑ったあの悪魔のような顔が、頭に焼き付いて離れない。


まるで鏡を見ているようだった。まさか自分も、あの悪魔のような顔をしながら夜な夜な人を襲って眼球を抉っていたのか。


未だ、幼い頃最初に拾った眼球だけは手元にある。心が砕けそうになった時、いつも慰めてもらっていたから、これだけは手放せなかった。


長年、誰のものなのかはわからなかった。


「もう少し休んでいなさい。美味しいスープを作って持ってくるからね」


もしかしたら誰かの母親のものかもしれない。僕の傍に腰掛けるこの人と同じ慈しみに満ちた輝きがあるから。


持ち帰らず返すべきだった。僕は、今までなんてことをしてきたんだろう。


誰かに見てほしい、その一心でとんでもないことをしてきた。


母さんの恐ろしい目と、誰かの優しい目を交換したかった。だから女性ばかりを狙った。


自分勝手で、不思議な力を悪用して、狂ったふりをした。父さんと母さんに復讐していた。


悪魔は、僕の方だ。


「母、さん。僕の顔、おかしくない?」


時折、自分があの顔とそっくりじゃないか不安になる。他人の皮をくっ付けた境界線は少しだけ残っているが、だんだん馴染んできて皮膚が突っ張ることもなく今は色んな表情を作れるようになっていた。


「あなたはあなたよ、大変な事件に巻き込まれたから疲れているのね。ゆっくり休んでまたステージに立てるといいわね。母さん、あなたのマジック見てみたいな」


その人は優しく僕の、いや風間の頬を撫でた。


風間の母親は、僕を本当の息子だと信じ込んでいる。彼女は病気のせいで弱視であり、耳も難聴だ。これまで彼を女手一つで育ててきたらしく、自分の身体よりも息子のことを心配してくれる優しい人。


これが、母親というものなのか。


胸が締め付けられる。凄まじい罪悪感に襲われて、僕は布団に顔を押し付けて涙を流した。


「あら、泣いているの? 悲しいの? 爽平。大丈夫よ、母さんがいるからね」


違う。これは懺悔をしているのだ。僕の力のせいで、あなたの息子を死なせてしまった。本当に死ぬべきなのは、母さんの言う通り僕だった。


「何だか、あなたじゃないみたい。だって、とても穏やかになっているんだもの。暴れて手がつけられなくなったら大変だった子なのに」


彼女の額には、紫色に腫れ上がった痣があった。


日常的に息子から暴力を受けていたらしい。


この人も、僕と同じ辛い目にあってきたのだ。


もっと早くにこの人に巡り会えたら、愛されることを知れたら、僕はこんな人生を送らずに済んだのに。


「ごめんね、母さん。これからは、助け合って生きていこう」


僕は、他人の光を、人生を奪って本当の幸せを手に入れたのだった。


✱✱✱✱✱




思いやりとか優しさとか両親は生まれてこの方、人間にあるべき感情が欠落しているのかもしれない。


医者になったのだって金と地位が高いから、という理由。子を産んだのも親と同じ医者にならせて見栄を張りたいだけなのだ。


皮肉にも俺は金持ちの子で何不自由ない生活を過ごせた。


欲しい物は何でも手に入ったし、腹を空かせたこともない。


愛情を貰っていたかいないかはさておき、この家に生まれて良かったと心の底から思った。


だが、頭の鈍い弟が生まれてからは違った。両親は俺達二人を比べ始め、まるで実験のためのラットのように扱い始めた。


「食事、排泄、入浴、睡眠以外の時間は勉強に費やせ。遊ぶことは許さない」


理由は、子に医者の跡継ぎにさせる必要があるからだった。どうやら弟は保険のために生まれたらしかった。もし、俺が頭の悪い子に育ってしまった場合の、万が一の存在。両親は頭の良くて賢い方を選ぶだろう。幸いにも、弟は馬鹿だった。もし、俺よりも天才だったら虐待されていたのは俺の方だっただろう。


あの屋敷は、優秀なラットを育てるための檻だ。


初めは、弟が母にぶたれたり飯を与えられなかったりしている光景を見て硬直した。自分と似た顔をした奴が、身体に痣を作り冷たい床に寝転がって泣いている。両親の機嫌を損ねる何かミスをした場合、自分もこうなる。


きっとこの時、恐怖という感情が一瞬だけ生まれ、一瞬にして死んだのだろう。


俺はそうならないために、勉強を頑張った。医者になる気などさらさらない。すぐにでも逃げ出したいくらいだったが、逃げ出したところで子どもが一人で生きていけるはずがない。大人になったらこの屋敷を出て行く。それまでの辛抱だ。


虐待の光景はやがて日常化し、慣れていった。つまらない絵画を眺めるような、変わらない景色を延々と眺めるような、そんな感じだった。


ストレスのはけ口には、動物を殺したり自傷をしたりした。


両親の監視下から唯一離れられ、自由時間を与えられる学校。人気のない場所で猫を殺して楽しんだ。


これを利用して弟が更に両親から嫌われるよう悪戯をした。


俺が猫の死骸を持ち帰ったり、自分の指先を傷つけて血液で壁に落書きを書いたりしていると、弟は泣きながら猫の死骸を撫でて、壁の落書きを消そうとしていた。全部弟の仕業だと勘違いした両親は、弟を不気味がり虐待がエスカレートするようになった。


日々のストレスからだったのか、弟は雇い人の女の目を定規で刺したらしい。もう挽回はできない。いつか両親に殺されるだろう。

しかしなぜだろう。弟が今にも死にそうな顔をしているのを見ると、変にわくわくする自分がいた。


自己防衛のために、自分に媚びてきた時もそうだ。この命はいつでもほんのひと握りで潰せるのだと思うと興奮して仕方がなかった。


優しいふりをして、母さんから守ってやったこともある。うんと懐かせてから絶望に叩き落としてやろうと思った。


弟の恐怖が染み付いた顔が、たまらなく好きだった。


俺は恐怖を知らずして、恐怖を愛しているのかもしれない。


オートアサシノフィリア、恐怖性愛というらしい。


血は争えない。そんな精神異常者が医者になれるわけがなかった。別になりたくもなかったので気に病むこともない。何より両親の言いなりになる人生などごめんだ。


「俺はこの家と縁を切った。お前のことなんか知ったこっちゃない。あいつらの言いなりになって医者になるしか生き延びられないよお前は。そうじゃなきゃ殺されるしかないな、この木偶の坊」


最後に弟へ吐き散らしてから、俺は十八で家を出た。貯金を使って別の街にある大学に行き、やがて教師になった。その間、自分が精神異常者なんてことはすっかり忘れて平和に過ごしていた。


忘れていたというより、なかったことにした。


あの屋敷にいた当時、自分は病気だった。世界を見て回ったことが治療となり真っ当な人間になれた。下衆な家族と縁を切って本当に良かったと思う。


しかし、大学卒業後には再び地元へ戻る羽目になった。というのも運悪くこの街にある学校に務めることになったのだ。想定外だった。


地元に戻ったとはいえ、実家に顔を出す気はさらさらなかった。アパートを借りて、社会人として働き始める。


国語科の教師になったのは、自身の語彙力や文章力、想像力を育むためだ。昔からこっそり物語を作るのが好きで、いつか小説家になるのを夢見ていた。


あちこち小説新人賞を応募してみたが、満足する結果は得られない。


自分に足りないもの、それはリアリティだ。


新たに挑戦しようとしたのは「最恐」。


これまた無縁のジャンルに頭を抱える。


普通の人間になってから、ずっと封印してきた魔物が、殻を割って出てこようとするのをどうにか抑えた。


幽霊やグロテスクなもの。それに怯える人々。


全く怖いとは思わない。ただ、興奮した。


怖い。身の危険を察知し、生と死の境界で生まれる感情。


俺は恐怖を愛していると改めて自覚した。してしまった。


四角く小さな部屋にぎゅうぎゅう詰めになっている生徒の前に立つ。彼らを見渡しながら集めた怖い話を披露するのだが、話している最中に妄想が広がっていく。


例えば、猟奇的な話をすると、生徒達が腹を引き裂かれてはらわたを出され、もがき苦しむ光景が見える。


飛び降り自殺に関する怖い話をすると、生徒達が並んで次々と窓から転落していく景色が見える。


最高なのは、話終えた後の恐怖に満ちた顔。俺にとっては満開の桜を眺めるより感動に震えるものだった。


自分自身が恐怖体験をせずとも、こうして人が怖がる顔を身近で見ていられれば満足だと思っていた。


雨ケ谷が眼球盗難事件の話題を持ち出すまでは。


以前から何かしらの敵意を向けられていることには気づいていた。それが、母親の眼球を盗んだと疑われていたからだとは、今となっては笑える話だ。


肝試しに行く途中、自分が犯人だと言われた時は気分が高揚して仕方がなかった。心臓が高鳴った。殺されるかもしれないという感覚がたまらなかった。


若くして苦労してきた日々には同情する。でもそれは俺ではなく、出来損ないの弟の仕業だった。自身の眼球を取り出すまで頑張ったのに。思ったよりも頭が悪かったらしい。過大評価していただけあって残念である。


「皆の怖がる様子を見て時折、先生は羨ましいような表情をするから、もしかしてと思って」


彼はもう一つ間違いを言った。羨ましいのではない、俺は快楽を抑えていたのだ。


今回、彼の敗因は観察力が足りなかった、それだけ。


ともかく、俺の封じ込めていた異常性をこじ開けたのは彼のせいであり、こうして上手く小説を完成できたのも彼のおかげだ。


眼球盗難事件のことを小説に書いて、期限ぎりぎりに応募をした。落選はしたものの、編集者から問い合わせがあった。


これは、実際に起きたノンフィクションの話なのか? と。


あまりの生々しさ、リアリティが評価されたが、世間に出版するにはえぐさが強いため今回は落としたそうだ。しかし次回作に期待すると言われた。


なぜかそれが、人を殺してネタを作れと言われているのと同じように聞こえてしまうのは、やはり俺がおかしいからなのだろうか。


いいさ、これを機にもっと恐ろしくて目を背けたくなるような傑作を書くから。


もちろんリアリティが大事だ。また自分で経験していかなくてはいけない。


人生は経験を積むもの。


経験は人生を華やかにするもの。


二重人格とまでいかなくとも、俺の中には天使と悪魔がいるようだ。


これでも最初は否認し、葛藤と戦っていたのだから。


だが女性の目ばかりを狙う眼球盗難事件に弟が関わっていると知った時点で、その異常な性癖を完全に承認してしまった。


悪魔が勝利してしまった。


もう、後戻りはできない。


この事件に便乗して、人を殺したのも事実だ。


弟を庇うふりをして、三人の命に手をかけた。


ハンマーで頭を殴り、頭蓋骨が砕ける感触も、心臓をナイフで一突きした感触も、とても気持ちが良かった。


元々、両親がキライだったし恩も愛着もない。あれだけ酷い目にあってきた弟は泣いていたが。どこまで馬鹿なんだ。


風間などという他人なんて殺すことに躊躇いはない。母親と二人暮しだったらしいが、いつ息子が偽物だと気づくのか見物だな。


俺はただの殺人者ではない、快楽殺人だ。


だが、真実は世間に知られることはない。


弟の顔をした人物は、罪を着せられてこの世を去った。俺は正義のヒーロー、悲劇の主人公として憐れみの言葉を数多くの人から受けた。


実の両親と弟を失った哀れな男は、生まれ育った街に留まるのが忍びなくて遠くの地で新しい人生を歩むのだ。


もう、あの街には戻らない。凡人として生きていく。


凡人のふり、だけれどね。


人を殺す快楽を覚えてしまったからには、普通の人間になれない。


チャンスがあればまた誰かを殺したいという願望がある。


俺は今、故郷から遠く離れた地の、とある高校の教師をやっている。


誰も知らない場所で第二の人生を歩もうというのだ。


教壇に立ち、担当のクラスの生徒達に勤務初日の自己紹介挨拶をした。


「初めまして。霧生一閃といいます。怖い話を集めるのが趣味の変人です」


クラス中に笑いの声が溢れた。その内の一人が、茶化すように質問してきた。


「先生、何で眼帯してるの? まさか厨二病じゃないよね?」


これはね、弟の眼球を隠してこちらの景色を見えなくするためです。


先生は優しいから、弟に不必要な景色を見せたくないんです。


じゃあ、一体何を見せるの?


それはね、とてつもなく残酷で血みどろで惨劇した景色だよ。


例えば、狭い箱の中で三十人近くいる少年少女が、殺人鬼の目の前に密集しているとする。


人の形からだんだん、ただの血袋に見えてくる。針で突いたら、赤い液体が噴射し教室内を一色に染めるんじゃないかって、殺人鬼は思うわけだ。


そうすると、殺人鬼は持っていた包丁で次々に少年少女を刺していく。血飛沫があちこちに飛んで、温かい臓物が箱の中いっぱいになるんだ。


そんな景色を、いつか弟に見せてやろうと思うんだよ。


「黙ってちゃわからないよ」


生徒の声ではっと我に返り首を振る。何を、とんでもない想像をしたのだろう。俺は普通だ。普通、普通…の、ふりをしないと。今は、まだ。


「昔大きな事故にあってね、怪我をしたんだよ」


「かわいそう…」


可愛い生徒達は悲しそうな顔をしてくれた。皆素直で良い子ばかりだ。


「怖い話って、それ?」


生徒が控え気味で尋ねてくる。


「違うよ、もっと怖い話さ」


「試しに怖い話してみてくれよ!」


そうだそうだと他の生徒も盛り上がりを見せ、怖い話を強請ってきた。


「おいおい、初日からこれじゃあ緊張するなぁ」


俺は困ったふりをした後に咳払いを一つしてさっそく語り始める。


「話し終えたら、皆からもぜひ怖い話を募集するからそのつもりで」


生徒達はふざけて悲鳴をあげた。その悲鳴がいつか本物の恐怖を込めたものになるよう、俺は心の底から願った。


「これは、ある街で人の眼球を盗んでいく狂った男の話なんだが」














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眼球盗難事件 弐月一録 @nigathuitiroku

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