第202話 ハーレムへの道-ロリエルフ編-
「ねぇねぇ、ステラとリリィはみんなでしたいって言っても許してくれるよね?」
「はい♪もちろんです♪」
「ライ様が望むのであれば…」
よしOK。
「コハル、コハル、また前みたいにみんなでしてもいいかな?」
「なにが?」
「えっちなこと」
耳元でつぶやく。
「……ボクは、いいけど、ちゃんとみんながイイって言ったらだからね!」
なるほど、おけおけ。
「ねぇ、ティナ」
「ダメじゃ」
「……ソフィ」
「ダメ」
「……」
ふむ。
どうしたものか、と顎を触りながら考える。
予想通り、ティナとソフィアがお楽しみの障害になったようだ。しかし諦めることはできない。
ミリアという新しい嫁ができた今、嫁全員とのお楽しみはなんとしても実現したいのだ。だって、それがハーレムだから。
ということで、ティナとソフィアの説得にとりかかることにする。
ん~、みんながいるところだと恥ずかしがって許可してくれないだろうから、1人ずつ説得するか、と考えティナから声をかけることにした。
「ティナ、そういえばピーちゃんのことで聞きたいことあるんだけどいいかな?」
「なんじゃ?」
「ピーちゃん、こっちきてー」
「ピー」
パサパサと飛んできて、オレの頭の上に着陸する毛玉様。
「ピーちゃんのご飯について、聞きたいことがあるんだよね。少し町の外に来てもらっていいかな?」
「よいぞ」
例のイビルグリズリーの焼肉について質問する、という口実でティナの連れ出しに成功した。
♢♦♢
町の外に出て、大きな木の傍で七輪を出し、この前と同じようにイビルグリズリーの肉を焼いた。そして、小さく切ってからピーちゃんに差し出す。
「ピー♪」
ハムハム。
美味しそうに毛玉様が食べてくれた。
「なるほどのう。モンスターの肉か、これは盲点だったのじゃ」
隣のティナが感心したようにピーちゃんを観察する。そして、焼いている肉を改めて確認した。
「じゃあ、やっぱり?」
「うむ、たしかに、この肉には魔力が宿っておる。だから、ピーちゃんはこれを美味しいと感じるのじゃな」
「やっぱそうか!これでピーちゃんのご飯はいつでも調達できるね!」
ティナのお墨付きがでたので、ピーちゃんのご飯問題は解決だ。モンスターなんてそこら中にいるので、美味そうな獣系モンスターを見つけたら積極的に肉を剝ぎ取ればいい。
「ピー!」
ピーちゃんも嬉しそうだ。よかったよかった。
「ティナ、ありがとな」
「いや、わしは事実を確認しただけじゃ、見つけたのはおぬしじゃしな」
にこっと微笑んでくれる。
「ティナ…」
「…んむ」
近づき、キスをする。
やっぱり2人っきりだと大人しくイチャつかせてくれる。
かわいいのでキス以上のことをしようと身体に手をのばした。
「こ、こら……外じゃぞ…」
身体をまさぐると怒られた。
「大丈夫、木陰だから誰にも見られないよ」
グイッと押し倒して、ティナをほぐしはじめる。
「ん、ん…だめじゃ…」
「かわいいな、もっとしちゃうよ」
「ん、ん……あっ…」
ピタッ。
手を止める。
「……?……どうか、したのか?」
「みんなとしてもいい?」
「だめじゃと言ったじゃろ?あ……んんん……」
また触り出す、そしてティナが満足しそうになると止める。
「みんなでしたい」
「……あっ!!あー……」
そんなやりとりを何度か続けていると。
「いいよね?」
……こく。
陥落した。
「ご褒美は今ほしいかな?それとも、みんなでするときでいい?」
「な、なんで、そんないじわる言うのじゃ……い、いま、ほしいのじゃ…」
長い耳をしんなりと下げて、赤い顔で目をそらすエルフちゃん。でも、セリフは明確なおねだりで、そのギャップにドキッとする。
「よ、よし…かわいがってあげるからな」
オレは服を脱いで、ティナにご褒美をあげることにした。
いや、あげるというより、もらうだよね。いただきます。
「ピー///」
そんなオレたちをピーちゃんが木陰の脇で恥ずかしそうに眺めていた。
でも、ピーちゃんの視線を感じていても、ティナを堪能することは止められなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます