第201話 妹を味わい尽くす

 ミリアとの初めてを体験した後、すっかり暗くなっていたので夕食を食べようということになった。


 なので、一旦服を着て、みんなに声をかけにいく。

「夕食はミリアと2人で食べるね」

 と伝えてから、ミリアが待つ部屋に戻る。


 オレが軽食を用意してテーブルに並べ、2人でイチャつきながらご飯を食べはじめた。


「おにいちゃん…あ〜ん…」


「あ〜ん、美味しい、ありがと。ミリアにもお返しだ、あ~ん」


「あ〜ん……ありがと、おにいちゃん…えへへ」


「ミリアはかわいいなぁ」


「そ、そう…かな?」


「うん、すごく可愛い。そういえばさ、さっき、いろいろ勉強したって言ってたけど、どうやって勉強したの?」


 ベッドに押し倒す前、そんなことを言っていたのが気になって質問する。


「えと……ソフィアちゃんに…教えて、もらったの…」


「ソフィアに?」


「う、うん…」


「へ〜、そうなんだ」


 そうか、ソフィアが…


 ミリアにえっちなことを恥ずかしそうに教えているソフィアを想像する。もちろんミリアも恥ずかしそうに聞いていたのだろう。

 それを想像するだけでニヤつきそうになる。むふふ、今度どうやって教えたのか、ソフィア本人に聞いてみよう。


「ん?ソフィア?ねぇ……もしかして、オレとソフィアがテントでしてたとき、見てたりした?」


 あのとき、後ろから何か気配を感じたことを思い出した。

 もしかして…ソフィアのやつ、実演とか言って見せたのか…

 そういえば、あのときやたらと積極的だったし…


 じっとミリアを見る。


「はわっ!?……し…しらにゃい…」


 あわてて否定するミリア、それが真実を物語っていた。


「ん〜?あやしいなぁ〜」


 夕食は食べ終わったのでお皿を片付けながら話しかける。


「ウソ、ついてるでしょ?ミリアは悪い妹だね」


「つ…ついてない…もん…」


「ほほう、あやしいなぁ。立ってくれるかな?」


 テーブルの上が片付いたので、くいっと手を引いて立たせて、

「ここに座って」とテーブルに座らせる。


 そしてテーブルの上に押し倒した。


「じゃあ、美味しいデザートを食べながら、ホントのこと教えてもらおうかな?」


「で、でざーと?」


「ミリアのことだよ」


「にゅ??」


 耳元に近づき、「気持ちいいこと、またするから」と言う。


「はわ……ご飯…たべた…ばっかり…だよ?」


「うん、だからミリアがデザートだ」


「はわわ……」


 そうして、テーブルの上に乗った極上のデザートを召し上がることにした。


 少しいじめてやったら、ソフィアとオレの行為をのぞいていたことを白状する。


 白状したから、ご褒美にもっといじめてやった。



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ミリア・ミカヅチ

 好感度

  100/100

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 朝、目覚めてから攻略スキルを確認すると、ミリアの好感度が無事カンストしていた。身体を重ねたことでミリア自身が本当にオレの妻になったと実感したんだろうか。


 とにもかくにも、ツインテ妹の攻略完了である。


 素晴らしい満足感だ。

 感動を味わっていると、隣の天使がもぞもぞと動き出したので声をかける。


「おはよう」


「おは、よう…おにいちゃん…」


 なにも纏わぬミリアがぽかへいで顔を隠しながら、こっちを見ている。


「ミリア、ちゅーしよ」


「う…うん…」


 ちゅっ。


「えへへ…おにいちゃんとのちゅー…しゅき…」


 むらっ…


「ミリア!」


「はわっ!?」


 シーツを剥がしてミリアの上に覆いかぶさった。


「おはよう」


 二度目のおはよう、それやいかに。


「おは…よ?あ!あうっ…」


 オレはミリアの山脈を鷲掴みにしてから味わいだした。


「おにいちゃん……あ、朝…だよ?」


「うん、だから、おはようの挨拶だよ」


「にゃ、にゃにを…言ってる…の?」


 不思議そうにしながらも、ミリアの身体はしっかり応えてくれていた。


「ほら、ミリアも欲しいって?」


「え?や…ちがっ…」


「いくよ?」


「はわ……あ…あぁぁぁ…」



 朝からミリアを味わったあと、大満足の気分で、みんなの部屋に合流した。


「みんな!ミリアの服、それに色々と段取りしてくれて、ありがとな!」


「いえいえ」

「どういたしまして!」

 といった反応をみんなが返してくれる。


「それにしても、なんで新衣装のお披露目に2日もあけたの?」


「おぬしの体調を万全にするためじゃな」


「どゆこと??」


「それは……ほれ…溜まっていた方が、その…より、愛せるじゃろう?」

 恥ずかしそうにティナが答える。


「ふむ?つまり、焦らされていたということかな?」


「ま、まぁ、そういうことじゃ…」


 ふむふむ、まぁ、確かに、我慢させられたことによって、かなりハッスルしてしまった。

 それよりも、オレをチャージさせるために我慢させよう、とみんなで相談して決めたのか。


「ふーん、なるほどね」

 ニヤニヤ。


「…なんじゃ?」


「いや、みんながそういうことを考えてたって思うとなんか嬉しくって」


 順番に眺めると、ティナとソフィア、リリィは恥ずかしそうに、ステラは笑顔、コハルはハテナ顔だった。


 あ、コハルだけはよく分かってなかったらしい。アホかわいいな。


「じゃ、お披露目が終わったらなんでもしてくれるってリリィが言ってたから、みんなにもなんでもしてもらおうかな」


「はい?なに言ってんのよ」


「責任はリリィさんがとります」

 とドヤ顔で押し通ろうとするオレ。


 この流れで、ハーレムの醍醐味を満喫したい。つまり、嫁全員と同時にいたしたいのだ。


「ライ様……それは、わたしはなんでもします、という意味で…」


 恥ずかしそうに補足するリリィ。


 そして、露骨にイヤそうにするソフィアとティナ。


 なるほど、またいつものパターンか。


 ふーむ、今回はどうやって、クソガキどもを納得させよう。


 その日から、オレはハーレムの醍醐味をどうやって味わうかについて、考えることになった。

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