第100話 ハーレムの醍醐味満喫します!!!!

 宿の一室での夜中、みんなが寝静まった後、オレはまだ起きていた。


 オレたちはダブルベッドが3つある部屋を借りていて、1つをリリィとソフィア、1つをステラ、最後の1つをオレとティナが使っている。

 オレの隣は相変わらず交代制らしい。


 ひっそりと向こうのベッドを見て、みんなが寝ていることを確認してから。


「ティナ、ティナ」


「ん、むぅ?なんじゃ?」


 ゆさゆさと揺すって、小声でティナを起こす。


「ごめんね?ちょっと付き合ってほしくて」


「なんじゃ?散歩でもいくのか?」


「ううん、ちがうよ」


「なん…?んむ…む、んん」


 オレは唇を奪いながらティナの身体をまさぐる。


「なっ……お、おぬし、みながおる部屋の中じゃぞ」


「そうだね。でもティナが可愛くて我慢できないんだ」


「そ、そんなことを言っても…ダメじゃ…」


「ほら、こうしたらバレないよ」


 オレは布団を持って、2人ともすっぽり隠れるように頭から被せる。


 そしてまたキスを再開してティナの服をずらしていく。


「むぅ、ダメなのじゃ〜…」


 恥ずかしそうにイヤイヤしてるのが可愛くて、オレはとまることは出来なくなった。



「昨晩はお楽しみでしたね?」

 朝起きたらステラに笑顔で詰められた。


「え?なんのこと?かな??」

 アホ面で誤魔化すオレ。


「ティナとエッチしてましたよね」

 ド直球であった。


 近くで会話を聞いているリリィとソフィアは恥ずかしそうにしている。もちろん、ティナもだ。


「……す、すみません」


「いいえ、別にいいんです。私たちはライさんの妻ですから、でも平等に愛してもらいたいんです」


「は、はい」


「じゃあ、今晩はみんなでしましょうね?」


 ガタッ!!

 え!?いいんですか!?


「……」


 飛びつきそうな提案だったが、冷静に冷静に……なるように努める。オレは、立ち上がって中腰になったままの、なぞのポーズで首だけを縦に振った。


 あれ?でもこれって、いつものステラの暴走なのでは?

 そう思ったオレは、他の妻たちの顔色を伺う。


 リリィとソフィアは赤くなってはいたが、なにも文句を言わなかった。


 え?てことは…へへへ、いいってことですね?お嬢さん方。


「みんなで?みんなでとは、どういう意味じゃ??」


 ティナだけがその意味を理解していなかった。



-夜、宿にて-


「それじゃ、いいかな?」


「はい♡どーぞ♡」


 ステラが手を広げているので、吸い寄せられるように抱きつき、キスをする。


「なっ!?なにしてるのじゃ!?」

 なんかティナが驚いてる。


 だれも説明しなかったの?まぁいいか。


「んん〜♪そんなにおしりばっかり…」


 ステラの身体を弄りにながら服を脱がしていく。まずは下着姿にした。


「よーし、次はソフィア、おいで」


「う、うん」


 ティナの方をチラッとみて恥ずかしそうにしていたが、近づいて、ペロペロを唇を舐めて服を脱がせた。


「お、おぬしたち!なにを始めるつもりじゃ!?」

 まだ騒いてる。


 リリィにも同じことをしてからティナに近づく。


「こっちにくるでない!」


「なんで?みんなでするって言ったじゃん」


「こういうことは夫婦2人でするものじゃ!」


「よそはよそ、うちはうちだから」


「意味がわからん!」


「じゃあ、わからせてあげるね」


 無理矢理抱きしめてキスを、


「むぅー!いやじゃー!」


 バタバタと腕の中で暴れるエルフちゃん。


「わるい子だなぁ」


 大人しくしないので手を掴んで服だけは脱がしておく。

 その辺に置いておくと勝手に着直しそうだったので、アイテムボックスに没収しておいた。


「よし、それじゃ始めよっか」


 ベッドに待機してる3人に近づく。

 ティナは隣のベッドでオレを睨んで身体を隠して身構えている。


「じゃあ、ステラとリリィ、ティナにご奉仕の仕方を教えてあげて」


「は、はい…」

「わかりました!」


 2人がオレに跪き、奉仕をはじめてくれる。


「リリィとステラはいい子だなぁ」

 頭をよしよしと撫でる。


「ソフィア、キスしたい」


「うん」


 そしてソフィアを呼び寄せてキスをする。


「なななな!?」


 その様子をティナはジッと見ていた。


 そして、順番に、念入りに3人を愛することにした。



「じゃ、ティナの番だから」


「いやじゃ!わしは2人でしかせんぞ!」


「ふーん?でも、オレたちのことずっと目も逸らさず見てたじゃん」


「うるさい!」


「ソフィア、ティナを連れてきて」


「最初は恥ずかしいけど…そのうち慣れるから…」


 ソフィアが恥ずかしそうにティナの手を引いてやってくる。ティナの抵抗は弱い。


「そ、ソフィアどうしたのじゃ…あ、あんなことをみなのまえで…」


「よし、おいで」


 オレはティナを抱き上げて、オレに跨がらせる。


「いやじゃいやじゃ!」


 オレの上でティナは首をブンブンと振る。


「ティナ、こわくないですよ?」


「こ、こわいとかじゃないわ!こういうことは2人でするものだと言っておろう!

 リリィ!お主は清純だと思っておったに!裏切りもの!」


「あらあら、困りましたね…」


「ライさん!むりやりしちゃいましょー!」


 へへ、それもいいかもな。


「やめろ!こ!この!」


「ティナ、みんなも恥ずかしいんです。だから大丈夫ですよ」


「う!うるさい!なにが恥ずかしいじゃ!あ!あんな恍惚な顔をしておったくせに!へ、へんたい女め!」


「へ、へんたい女?」

 リリィが固まった。


「リリィさん?」


「ふ、ふふふ、ちょっと優しくしすぎましたかね?」


 あ、やっちまったな、ティナさん、ご愁傷様です。


 笑顔のリリィがティナの足を掴む。


「な!なにする気じゃ!」


「ステラ、そっちの足を」


「はーい♪」


 ティナのもう片方の足をステラが持つ。


「ソフィアは肩をお願いします」


「う、うん…」


 ソフィアがティナの両肩に手を添えた。


 ティナは大きく足を開かれる形になった。

 絶景だ。


「それでは、ライ様」


「うん、いつでもどうぞ」


「やめ!お"!!」


 こうして、4人の嫁とのはじめての夜は、大変楽しい夜となったのであった。



「…こわいのじゃ…とくにリリィがこわいのじゃ…」


 翌朝、ティナがベッドの布団を被り、出てこなくなってしまった。亀みたいになっている。


「あらあら、なんだか怯えてしまいましたね」


「うふふ、昨晩は楽しかったですね♪」


「ティナ、そのうち慣れるから…」


「ソフィアよ、おぬしはいつ慣れたのじゃ…」


「いや…わかんないけど…」


「こわいのじゃ…」


 大丈夫だよ、こわくないよ。

 だいじょぶだいじょぶ。


 テキトーなことを考えながらティナの様子をしばらくながめて、なかなか出てこないのでベッド脇に腰かけて頭をなでなでしてみた。


「むぅ……撫でられるのは好きじゃ」


 少し機嫌を直してくれた。相変わらず、チョロいのかもしれない。


 この調子で夜のことは少しずつ慣れてもらうしかないな。だって、これからも全員で過ごす夜をやめる気はないのだから。

 オレは邪な気持ち全開で、ティナの頭を撫で続けた。




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5章まで読んでいただきありがとうございます。

異世界といえばエルフ!そして合法ロリ!!

またしても最高の嫁がパーティに加わりましたね♪

みんなの姿をアニメで見たい!!

その夢を一緒に追ってもらえないでしょうか?

ぜひぜひ★レビューで力をお貸しくださいm(__)m

                       真心糸

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