第7話 夜食の明太パスタ

 娘が塾から帰ってきて、腹が減ったという。

 今日は祝日だが、僕は休み。土日祝日は基本休みではないのだが、シフトを回すため1〜2ヶ月に1回くらいは土日祝の休みがある。

 そういう時は、妻が友達と食事に行ったりする。こういう時は僕が家事をやる。休みなのに朝昼晩の飯、洗濯に掃除。これを妻は毎週やってるのだから頭が上がらない。旦那というものは、たまにやるだけで「よくやってくれるご主人だ」と言ってもらえるから、得した生き物だ。


 と、まあ今日は祝日で朝昼晩の飯。また息子と娘の起きてくる時間が違うから片付かない。朝昼晩の3回というより、ずれて食うから6回作ってる気がする。


 そこへ、今日は祝日なのに塾があるから、塾の前に飯を済まさなければならない。昼飯を食ったあと、家の掃除をしながら妻夫木聡主演の『悪人』をなぜか観てしまった。気持ちが重くなったところで、夕飯の準備、つらい。簡単に炊き込みご飯にして、あとは蕎麦を茹でればいいか。


 しかし!塾が終わったら、頭を使ったから腹が減ったという。今日は何回飯を作ればいいのだ。仕方がないから、適当に作れるパスタでいいか、というと『明太』という返事。こんにゃろう!指図しやがって、という顔を返すのだが、この明太パスタは超ラクなのだ。


 まずはパスタを茹でる。


 そして『かねふくの辛子明太はらこ』という小袋に小分けされた冷凍食品がある。これを娘にニギニギさせて解凍させる。

 この明太子、ちょっと辛い。だから、解凍したら小さいボウルに移し、マヨネーズとはちみつをお好みで入れて、メチャクチャかき混ぜる。


 その間にパスタが茹で上がる。

 茹で上がったパスタはザルでお湯を切るよりも、そのままトングで皿に移した方がよい。お湯が切れてない方が、ソースが絡みやすい。


 熱々のパスタの上に、明太ソースをかける前にバターを乗せる。チューブ式のバターがラクだ。プリプリっと4センチほど出して、パスタの熱でバターを溶かすように混ぜる。


 そして、さっき混ぜておいたソースをかければ出来上がり。


 娘はここに韓国海苔をかけて食います。



 これは簡単です。ちょっと辛いので、辛いのが苦手な人はハチミツ多めで。


 包丁も使わないし、時間はほぼ茹で時間のみくらいでできるので簡単過ぎで、そして、美味い。


【材料】

 パスタ・・・100g〜150g

 塩・・・・・パスタ茹でる時に適量


 ソース

 たらこ・・・かねふく辛子明太はらこ1袋

 マヨネーズ・・・大さじ2くらい

 ハチミツ・・・小さじ2くらい

 バター・・・・チューブで4センチくらい


 材料書きましたが、本当に量ってないので適当です。

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