第2話 ゆかりとソーセージのニンニクパスタ
11月29日。
第1話の『はじめに』を書いて、すぐ書こうと思ったら寝てしまいました。最近スマホを触りながらとか読書しながら寝落ちしてしまうことが多い。気持ちは若いつもりでも体は相当ジジイになっている。350のビール1本ですぐ眠くなってしまう。
言い訳はこのへんにして、書きます。
朝ご飯は安いフランスパンを薄く切って、チーズを乗せて焼く。そこにハムとレタスを、マヨネーズとマスタードをかけて挟めば、なんか朝食の気分。パックで売っている裏ごしコーンスープを冷たいままで、スープカップに入れる。GABANのシリーズのパセリをかければ、ちょっと見た目が良くなる。パンの種類が変わったり、ハムがソーセージになったりするが、大抵こんな朝食。
妻の方が仕事に出る時間が早いので、子供達に出す朝食は僕。休みの日くらいは、ちょっと寝てようかなとリビングで物音がするのを気づかないふりをしてても、
『お父さん!なんか、食べるもの』
と娘に起こされる。この朝食なら寝惚けてても作れる。またかぁ、と顔される時もある。目玉焼きとソーセージとパンの朝食は、もう飽きた、と言われている。
髪型が纏まらない、教科書がない、提出する課題やり忘れた、洗面所では出掛ける支度をしている妻と娘がバッティング。『時間がないんだけど!』朝から嵐だ。次の日の支度は、夜のうちにやっておけばいいのに。
7:30過ぎに妻と娘が家を出る。
急にシーンとなって、洗濯機が回る音だけがする。
ここで作った朝食が余ってれば食べるし、なければ昼まで食わない。ひと段落したところで、ベランダでスマホを見ながらタバコを吸う。『5年前、耳の手術の時2ヶ月もタバコやめたのに、なんであのままやめなかったのかなぁ』と思いながらタバコを吸う。
洗濯機が終わったら、当然干す。『今日の夕飯、なに作るかなあ』と思いながら、洗濯物を干す。
夜は目立たないのに、朝の日が入ると床の埃が目立つ。掃除機をかけていると、大学生の息子がノソノソと起きてくる。
「なんか食べるもの、ある?」
また朝食を作る。妻と娘に朝食を出す時、ついでに息子の分まで作っておけばいいじゃないか、と言われるだろうが、『寝坊した!』と慌てて食わない日があるので、その時に簡単に作れるものを作るようにしている。パンだと焼いてから時間が経つとカピカピになってしまうので、余分に作ると無駄になってしまう。たまに朝、息子の分も作っておくと、残ったそのカピカピのパンが僕の昼飯になってしまう。
バイトと夜遊びで忙しい大学生とは、余り夜顔を合わせることが少ない。朝食に時間がある時は、ちょっと雑談をしたりする。
息子が出かけて、録画したドラマを1本見てたりすると、もう昼だ。
さーて、自分の昼飯。
冷蔵庫を開けて、残り物を調査。1人の昼飯に、態々材料を買いにいくのは、マイルールとして違反。
冷蔵庫で見つけたのは、ニンニク。根っこの部分が少し緑色になり始めている。早く使ってしまわなければ!
チャーハンでもパスタでも、大抵ニンニクを入れれば美味くなる。他に冷蔵庫には、なぜか1本だけ余っているソーはセージ。冷蔵庫に白米も余ってないので、パスタにしよう。1人の昼飯のためにご飯を炊くのもルール違反。
まずはパスタを茹で始める。
そのうちにニンニクの緑色の部分を切り捨て、ちょっと粗めに刻む。ソーセージも同様。ベーコンの代わりにソーセージ。たっぷりのオリーブオイルにニンニクとソーセージを香りが出るまで火を通す。この香りが出るまでという表現が、なんか玄人っぽくないですか。要はニンニク臭くなってきたらO.K。本当は、ここはパンチェッタとかの方がいいんでしょうけど、1人昼飯に余り高い食材は使わない。ソーセージがちょっと焦げ始めるくらいがいい。
これで唐辛子でも入れれば、簡単ぺぺロンチーノの出来上がりだが、唐辛子がなかった。まあ、いいや。
茹で上がったパスタ、表記の茹で時間よりも少し早く上げて、ニンニクソーセージオリーブオイルにぶっこむ。ここで塩と胡椒でいいかな、と思ったけどちょっと変えてみる。以前『クラシル』で見て作った『赤しそとツナマヨパスタ』が好評だったので、塩胡椒の代わりにふりかけの『ゆかり』をかけてみた。味が強いので、かけ過ぎ注意。
炒めるというより、和えるくらいでO.K。
これで完成。これで、美味い。
【材料】1人分
パスタ・・・だいたい100グラムくらい
ソーセージ・・・1本
ニンニク・・・一欠片
オリーブオイル・・・適量
ゆかり・・・小さじ2杯弱 だいたいで良い
ところで、『ゆかり』シリーズって、いっぱいあるんですね。『うめこ』は味が想像できるけど、『あかり』とか『ひろし』って。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます