(一)-5

 左側では二人とヴェロニカ、そしてメグの後すぐにヨギョンが降りてきた。

 ヨギョンが手を振って合図すると、ヘリはすぐに飛び立ち、もときた海上へと飛び去っていった。

「全員降りたか! すぐに行くぞ」

 ヴェロニカがそう言うと隊員たちは銃を構えた。そして右と左に分かれた。

 舳先の甲板は、一階分上がったところであった。後部へ行くには一つ下の階層へ降りなければならない。降りる階段は船の左右の端にしかなかった。

 隊長は手と指で合図し、右側は隊長のヴェロニカとニーナとアイリーン、そしてメグは副長のヨギョンとエレーナとともに左側を進んで行った。


(続く)

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