(一)-4
右側からは先にエレーナが降りた。そしてヨギョンに「メグの番だ」とせかされた。
メグはヘリに天井付近に付けられているフックに命綱のフックを掛けると、ロープを掴んだ。
足元には波に揺られて上下している船の舳先があった。恐らく建物の三階、いや四階ぐらいの高さだろう。メグは息を呑んだ。
「ゴー、ゴー、ゴー!」
ヨギョンにせかされて、メグは訓練の時と同じようにロープを掴んで降下した。
みるみる舳先が近づいてきて、無事に舳先の甲板に足がついた。すぐに体の命綱のフックを外した。
(続く)
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