第2話 かがり火

「ふとまゆ」の頬にユラユラと影が動いている。


大きな焚火を囲んで。

村中の人達が踊り狂っている。


男も女も。

殆ど全裸に等しい。


わずかに下腹部を隠す毛皮。


それは。

羞恥心では無く。


衛生と安全面のため。


男も女も。

生殖器は弱点なのだ。


直接、晒していると。

病気やケガが致命傷になる。


だから。

この時代の人々は。


最低限の衣装しか。

身につけてはいない。


だから。

貧富の差も無いのだった。

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