異世界から帰ってきた最強の剣聖は、ダンジョンができた現実世界で無双する
たかみそくん
第1話 普通の日常
おかしなところを見つけたので修正しました
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ピピピピピピピピ
(うるせぇ……)
朝を知らせる音が鳴り響く中、俺こと天神優真は憂鬱になりつつも学校に遅れないために体を起こす。
「あぁ……。ずっと朝が来なければいいのに……」
みんなも一度は思ったことであろうことを呟いてみる。もしこれを思ったことがない人がいるなら、その人は寝るのが嫌いな人か、変人の二択だろう……。
俺はベッドに戻りたい気持ちを我慢しつつ制服に着替えた。
「おはよー」
「あ、お兄ちゃんおはよ!」
「優ちゃんおはよ〜」
2階から降りると、義妹の華恋と母の美雪が挨拶をしてくる。義妹と言ったが、華恋は俺が小4の時に母さんと義父さんが結婚し、義父さんがその時連れてきたのである。
当時こそよそよそしい感じはしていたが、今では普通の兄妹のように仲良くできていると思う。ちなみに、義父さんは今海外に出張中である。
「もうすぐ朝ごはんできるから待ってね〜」
「「はーい」」
母さんにそう言われた俺は朝ごはんができるまでテレビを見ながらぼーっと過ごす。
「は〜い、できたわよ〜」
母さんの声がしたのでテレビを見るのをやめて、朝ごはんを食べにいく。
「ねぇねぇ、お兄ちゃん」
「ん、なに?」
「今日の放課後ってさ、時間ある?」
「あるけど?」
「実はさ、昨日駅前で見たパフェを一緒に食べに行きたいな〜って思って」
「別にいいけど」
「やった〜!」
朝ごはんを食べながらそんな話をしていると、
ピーンポーン
家に誰かが来た合図がした。
まぁ、誰かと言ったがこんな時間に来る奴は一人しかいないんだが……。
「優〜君〜!一緒に学校行こ〜!」
はぁ、毎度毎度駅で待ち合わせでいいって言ってるのに……。
俺は急いで朝ごはんを食べ、歯磨きを終わらせると、カバンを持ち家の前で待っている人物の元へ向かった。
「おい麗奈、俺毎回駅で待ち合わせでいいって言ってるよな?」
そこには、綺麗な黒髪を靡かせた美少女がいた。
「だって、早く優君と会いたかったんだもん!」
「だけどお前の家って駅とめっちゃ近いよな?毎回ここまで来るの大変だろ?」
「全然大丈夫だよ?むしろ優君の家まで行くの、いい運動になるし」
「そうか?ならいいか……。」
こいつの名前は水瀬麗奈、俺の幼馴染だ。
幼馴染といっても家が隣同士な訳ではない。むしろ歩いて10分くらいかかる。だが、親同士が高校の親友だったらしく、昔から家族ぐるみで仲が良い。
そう言う理由で俺と麗奈は、子供の頃から一緒に遊んでいた。今では、街中を歩けば10人中10人が振り返るであろう美少女になったが、昔から関わっている俺からしたらこんな美少女と一緒にいても緊張はしない。
「まぁまぁ、そんなことは気にしないで早く学校行こう!」
「あぁ、そうだな」
そんな他愛のない話をしながら、俺たちは歩き出す。
俺たちの通う海成高校は、国内でもトップレベルの学力を持つ学校だ。
そこに去年から通っている俺たちは、今ではだいぶ慣れたが、初めて高校に行った時は勉強についていけるか不安ですごく緊張していた。
なぜこの高校を選んだかと言うと、単純に近かったからだ。最寄駅から高校まで二駅しかない。そこに魅力を感じた俺たちはそう言う単純な理由で海成高校を受験した。
いつも通りの道で学校に登校していると、麗奈が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、優君?あのさ、今日の放課後って暇?」
「なんで?」
「実はさ、最近駅前にできたパフェを食べ行こうと思って」
「残念だが、今日は暇じゃない。放課後は、華恋と遊びに行く予定なんだ」
「あぁ、華恋ちゃんとね」
俺と幼馴染の麗奈は、もちろん華恋とも面識がある。なんなら、姉妹と間違われるほど仲が良い。
「そうだ。だからまた今度誘ってくれ」
「うん、わかった」
そんな話をしながら電車に乗り、最寄駅で降りてからしばらく歩くと海成高校が見えてきた。この高校は無駄に敷地が広いので二年でも、1から3組と4から6組で校舎が違う。俺は、2組で麗奈は6組なのでここでお別れだ。
「じゃあ、またな」
「うん、また昼休みに遊びに行くから、一緒にお昼食べようね」
「わかった」
「じゃあ、またお昼ね」
「ああ、またな」
こうして俺の1日が始まる。
俺はこのとき思ってもいなかった。ずっと続くと思っていた日常が突然送れなくなることを。
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【感謝とお願い】
読みに来てくださった皆様、ありがとうございます!
初めて書く作品なので、誤字や脱字があるかもしれません、なので、もしあったらコメントをよろしくお願いします。あと、自分も初めて書く作品なのでもし「ここの話おかしいんじゃない?」とか、「ここもっとこうすべきじゃない?」と言うところもあったらでは教えてください!
「話の続きがきになる!」などと思っていただけましたら、☆評価をお願いします!
それでは、次のお話で会いましょう!
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