第2話
「それはごめん。てか九尾どこ?」
気まずくなったので話を逸らすために先ほどから姿を見ない九尾を探すと。
「ふんぬぬぬぬぬ」
尻尾を大きくして地球をおおい被そうとしていた。
「おいおい何してんねん」
急いで九尾の元に行き頭をチョップする。
「あいて。なんですかご主人」
「なんでじゃないでしょ。こっちがなんでだよ尻尾で地球覆って何しようとしてたの」
「なんでってご主人の悩みはこれのせいじゃなかったんですか?」
「確かにそうだけどそれがどうして尻尾で地球を覆う結果になるねん」
九尾は頭を押さえながら言った。
「妾の得意分野は幻術だから尾に幻術を施して地球を覆えば誰にも気づかれませんし最悪幻術が見破られても妾の尻尾が邪魔になってで侵入ができないようにできると思ったから」
「それはまた良い考えだなよしそれで行こう」
自分では思いつかなかった地球を守る案それを思いついた九尾の評価が少し上がった。
「本当ですか。ではもっと力をください」
「おお良いぞ」
九尾の尻尾に触れて力をさっきより多めに流し込む。
「凄い!凄いわ今ならどんなものでも隠せる気がするわ」
九尾は貰った力を全て幻術に注いだ結果地球は尾に覆われ消えた。
「凄いですね」
「まさかここまでとは思っていなかった」
「キャハハ凄いすごーい」
「凄いな気を巡らせても引っかからないとはさすがとしか言いようがない」
「ありがたく受け取って起きますわ。ところでご主人ここ地球には知的生命体はいないんですか?」
「多分いるとは思うんだ。九尾も見たろ地球の周りをぐるぐる回ってる宇宙船を」
「見ましたねだから確認したくて聞いたんですわ。接触を測ろうか考えなかったんですか?」
「俺も接触を測ろうか何度か考えたんだが今までずっと忙しくてな」
そう何度か接触を測ることはできそうだったがその度に地球に何かが来てそれの対処に時間を費やしていただから姿を見たことはない。
「じゃあマスター私たちを呼んだのはそれが理由なの?ー」
いつのまにかカラミティがまた背中にのかっていた。
「そうだな地球を私が戻って来るまで守って欲しいから君ら五人を呼んだ」
「ふーんでもあたしはその命令はお断りかなー」
「なんで?」
別に力で支配しようとは考えていないが普通に気になったので聞いてみる。
「それはさっきメサちゃんが言っていた様にみんな地球に興味がメチャメチャあるからねー」
「ああ確かに言ってたなじゃあ残ってくれる人がいるから聞いてみるか」
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