離婚届を提出する
2018年12月27日。
その日は寒く、しかし空は快晴で、冬らしい心地のいい一日でした。お歳暮パートは昨日で終了。身軽になった私は、完成した離婚届を握り締め、一人で市役所へ向かいました。いや、実際は握らないし普通にカバンに入れてますけど。
ここまで駆け足で書いてきましたが、何故これほど駆け足になったのか蛇足ながら説明すると、原因はカクヨムコンの規定字数です。1万文字以内って短いんだよ! 前回も書きましたけど、もうちょっとこう、1万字は超えるけど10万字には届かない中編の受け皿が欲しいですよね……今は両極端すぎるんだ……。
そんなわけで、字数の都合で省略したものの、離婚協議中はひどい心労で精神を病みました。具体的には体重が8キロ減るという事態に。もちろん理由が理由なので、ナイスバディな痩せ方ではなく、筋肉が衰えて身体に力が入らないという不健康な痩せ方でした。二次元キャラの場合、闇堕ちすると衣装や言動がセクシーになって人気が出ますが、私は現実世界に住むアラフォーなのでそんな嬉しい変化はもちろん起こりません。生きづらい世の中です。
離婚届の提出は30分ほどで終了しました。やや時間を要したのは、先に離婚届不受理申出取下書を提出する必要があったからです。待合の椅子で待っていると、スタッフに声をかけられ、まさか不備でもあったのかと思わず身構えたのですが……。
「大阪市オリジナル婚姻届の投票企画にご協力ください! A~Dの中で一番好きなデザインはどれですか?」
知らんがな。
ワイ離婚手続中やねん。
と内心思いつつ「あ、えっと、Aがいいです」と答えました。清くない一票。そんなハプニングはさておき、離婚届が無事に受付されたら、次は離婚届受理証明書を取得しましょう。これはその名の通り、離婚した事実を公に証明する書類です。1枚ごとに手数料が徴収されますが、私は以下の用途で4枚取得しました。
・自分用
・義父へ渡す用
・健康保険の手続用
・年金の手続用
すべての手続を終えて外へ出ると、空は青く街は相変わらず賑やかで、今まで味わったことがないような解放感を覚えました。私はもう自由なんだ。これからどこへだって行けるんだ。さあ、今から何をしよう? 結婚前の交際期間も含めれば足掛けで20年。そんな、20年振りの「一人」は意外と悪くない感覚でした。
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