第4話

いつものように畑で作業をしていると……。

(ん?)

誰かが尋ねてくる。

「すみません……」

「はい、なんでしょうか?」

と振り返るとそこには綺麗な女性が立っていた。

(ん?)

『ピロリン♪』

『スキル:鑑定Lv.1を取得しました』

(えーーー!)

その女性は……なんとエルフだったのです。

(もしかして……これが恋ってやつか?)

そんなことを考えていたら……。

「あのー」

と声を掛けられる。

「あ、失礼しました」

その美しいエルフの女性は

「私はエルフの里からやって来ました エルミナと申します」

「はあ……」

(確か……エルフって人間嫌いじゃなかったっけ?)

そんなことを考えていると……。

『ピロリン♪』

『スキル:鑑定Lv.1がLv.2になりました。』

「え!?」

「あのー、なにか?」

「あ、いや何でもないです」

(とりあえず落ち着け俺!)

そんなことを考えていたら……。

「ここの農園は凄いですね」

とエルフの女性に言われる。

「あ、ありがとうございます」

「ところで……この農園はあなた1人でやっているのですか?」

「はい、そうですけど……それがなにか」

「実は……貴方にお願いあります」

「はい何でしょうか?」

「ここの農作物の苺をすこしエルフの里に提供してもらい無いでしょうか?」

「苺をですか?」

「ええ……苺を使ったケーキを作りたいと思っていまして……それで美味しそうな苺を探しておりましたらこの農園に行き着きました」

「なるほど……」

(まあ、この農園の苺は美味しいからな)

「わかりました。いいですよ」

「本当ですか?ありがとうございます!」

とエルフの女性にお礼を言われる。

(それにしても……綺麗な人だな……)

それから数日後のこと……。

いつものように畑で作業をしていると……。

エルフの里からエルフが数人来て

「前に苺の提供を依頼していた者です」

と挨拶され

あの女性の関連者だと分かり

「この苺ですね」

苺をコンテナに入れて提供する。

「あ、はい確かに……こちらが提供料です」

金貨3枚を受けとった。

(苺だけでもかなり商売となったな)

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