第3話

と頭を悩ませていると……

『ピロリン♪』

『スキル:農耕Lv.1がLv.2になりました』

(ん?)

『ピロリン♪』

『スキル:農耕Lv.2が農業神の加護により農業神に進化しました』

(えーーー!)

そんな出来事があってから1年ほど経ったある日のこと……。

いつものように農耕作業をしていたら人がやって来て

「その農作物ですけど……我が国に提供して貰えないでしょうか?」

「はあ……我が国?」

「あ、申し遅れました。私……アルト王国の国王をやっております アルト=フォン=アルタイルと申します」

「俺は……ただの農夫ですが?」

「そのただの農夫が作る農作物を我が国に提供して欲しいのです」

「まあ、いいですけど……」

(農業神になった影響かな?)

それからは定期的に農作物を提供するようになった。

提供する代わりに金貨5枚を毎月貰う形となったのです。

そんなある朝のこと……。

いつものように畑で作業をしていると……。

(ん?)

『ピロリン♪』

『スキル:農耕Lv.5になりました』

「どうかされましたか?」

とアルト国王が声を掛けてきた。

「いや、なんでも……」

「そうですか」

(とりあえず……この事は秘密にしておこう)

それからも農作物を定期的に提供していたある日のこと……。

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