第3話
そう…、遂に彼女は見つけたのだ。
何年間もマッチングアプリをして探していたUを見つけられたのだ!
彼女からしたらどれほど嬉しい事だろう。
本物のUも何と彼女がやっているマッチングアプリと同じアプリをしていた。
如何せん彼女はあの占館のB先生の占いを受けてからの彼女はというと、どうすれば勘が研ぎ澄まされ、冴えるか練習をしていたのだ。無論、彼女なりに。
勘が研ぎ澄まされる練習をする程に
彼女は本当に勘が冴えるようになり、
この人は違う。この人が運命の人。
と分かるようになったのだ。
どれもこれも彼女の努力の成果ではあるが、
彼女はB占い師と義姉のおかげだと思っていたのだ。
やっと果たせたのだ。
本物のUという人に。
見つけたと言っても実際に会った事はない。今は、メッセージのやり取りだけ。
彼女は今にも天に昇るかもしれないという感情の昂りを抑えていた。
それに何とUの方から、いいねを彼女に送ってきたのだ。それに対し彼女もいいねを送り返していた。
そして、Uからいいねを貰った瞬間に彼女は、 ビビッ!!と来ていたのだ。
本物のUだ間違いない!と彼女は冴えた勘でそう思った。
彼女は(良かった。私がやってきた事は全て間違えていなかった、勘が冴えて研ぎ澄まされる練習をしたのも良かった。)
と思えた。
まずはマッチングアプリでメッセージをお互いに送り合う。『初めまして、Uといいます。いいねの返しありがとうございます。これから宜しくお願いします。』とのメッセージに対し彼女は、『私は○○○といいます。こちらこそ、 宜しくお願いします!』と返信をした。
最初のメッセージから、Uと彼女はどんどん
メッセージ内での話が弾んでいった。
この時Uは何を思っていたのだろう。
Uの運命の人は彼女だという事に気付いていたのか?(そうであって欲しい)と彼女は思った。
少しの間マッチングアプリのメッセージだけのやり取りをしていた。
少しの間とはいえ数日くらいだったが。
その後はUの方から、
『良かったらLINUでやりとりしない?』という事を彼女はUから伝えらていた。そうして、彼女も快く承諾し、『良いよ!』と伝え
彼女はLINUのQRコードを読んで、
LINUで約1ヶ月間のやり取りを終えた後に、
なんとUの方からデートに誘われたのだ。
そして彼女は偏食な為、Uに対して予めLINUで伝えていたのだ。
『私オムライスが大好物なの』
とUに伝えていた。
するとLINUでUから返信が来た。
『ここのお店はどうだろう?ここなら、
オムライスも置いてるらしいんだよね。』
Uから送られてきた概要を開いてから、
お店がどんな感じかチラとだけ彼女は見た。
そして、彼女のレスポンスは早いので、すぐにUに伝えた。『良いじゃん、ここにしよ!』
と文面に打ってUに送った彼女。
Uと彼女が対面する日が近ずく。
初めましての状態で果たして彼女とUは、失敗せずに何事もなく出逢えたのだろうか?
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