5-3

 *


「あの白骨遺体が僕の母親だったというのは本当ですか」警視庁内にある小会議室で純也は中年の刑事に詰め寄った。ここに来るまでの道中で丸山から話は聞いていたが、どうしても確認せずにはいられなかったのだ。

「まだ詳しいことはわかっていないが、歯の治療婚から見て、伊崎佳織さんで間違いないだろうとのことだ」丸顔の刑事は純也の剣幕に気圧されながらも頷いた。彼の顔には、育ての両親を殺され、実の母親が白骨死体で発見された純也に対する哀れみの表情が浮かんでいる。

「実はね、遺体が発見されたのは匿名の通報があったからなんだ。鹿野山の山中に伊崎佳織の死体があると。で、行ってみたら実際にあった」

「通報者は誰ですか」

「さあね、ボイスチェンジャーで声を変えていたし、付近に防犯カメラがない場所だったから。なにか心当たりはないかな?」

「ありません。死因はなんですか」

「それがだね…」

 刑事は隣に座っている丸山の顔をちらりと見た。丸山が無言で頷くと、彼は口を開いた。

「伊崎佳織さんの死因についてはまだ解明されていないが、同じ場所に埋まっていた富樫拓郎の頭部には、鈍器のようなもので殴られた形跡があった。このことから考えると、伊崎佳織さんも何かしらの危害を加えられた可能性が高いだろう」

「それはいつ頃の話ですか」純也が訊く。

「さっきも言ったけど、まだ身元が判明したというだけだから、詳しいことはなにもわかってないよ。ただ骨の様子からして伊崎佳織さんは二十歳前後とのことだ。たしか君のお父さんと結婚してしばらく経ってから、失踪してしまったそうだね」

「ええ、そう聞いています」

「お母さんからなにか聞いていないかい。例えば、お父さんと伊崎佳織さんの仲についてとか」

 純也が不快感を隠そうともせずに眉を顰める。「父を疑っているんですか」

「可能性を一つずつ潰していくのが刑事の仕事なんだ。それにねえ、君のご両親の結婚歴は少し複雑だろう。妻がいなくなったというのに行方不明者届も出していないようだし。誰だって、なにかあるんじゃないかと疑いたくもなるよ」

「両親が人を殺すなんて有り得ません。だいたい、そんなことをして何になるんです?」

「それは捜査を始めてみないことにはわからないね」刑事は肩をすくめ、純也の鋭い視線をさらりとかわした。職業柄、相手から敵意を向けられることには慣れっこらしい。「まあ、とにかく。どんな些細なことでもいいから、なにか思い出したら言ってくれ。今日はもう帰ってくれていいよ」

 そう言うと刑事は椅子から立ち上がり、出口へと向かった。「ああそれと、くれぐれも一人で余計なことはしないようにね。気持ちはわかるけど」というセリフを言い残して。


 自宅に帰った純也は茂の部屋にいた。

 もうすっかり日が昇りきっていたので、電気をつけなくても室内は十分明るい。窓から差し込む日差しの中で、細かな埃がキラキラと輝きながら宙を漂っていた。

 畳敷きの和室はよく整頓されていた。茂は特別片付けが得意というわけではなかったが、床の上には座布団以外のものは置いていない。布団もちゃんと押し入れにしまわれ、脱いだ服や、読み終わった本などが床の上に散乱しているようなこともない。というのも奇麗好きだった美代子が二日に一回のペースで、部屋中に掃除機をかけて回るので、散らかす暇がなかったのだ。

 部屋の北側にある本棚に並んでいるのは、茂が好きだった時代小説や、特撮映画に出てくる怪獣のフィギュアだ。東側には引き出し付きの文机があり、その上には解きかけのクロスワードパズルと先の尖った鉛筆が置かれている。机に向かいクロスワードパズルを解いている茂の背中が脳裏に浮かび、純也はぐっと息をのみこんだ。

 文机の引き出しに手をかける。

 引き出しの中には筆記用具やメモ帳、それからハサミやホッチキスなどの文房具が乱雑に詰め込まれていた。どうやら美代子の目が届かないところでは、片付けは行われていなかったらしい。

 上から順番に引き出しの中を物色していき、一番下の三段目の引き出しを開けたとき、ようやく目当てのものを発見した。それは長方形の茶色い箱。中に葉書が収められているのは知っていた。高校生の頃、好奇心から父の引き出しを物色した際に見た記憶があったのだ。

 葉書にはのどかな田園の風景写真とともに、季節のあいさつが几帳面な文字でしたためてある。宛先には伊崎茂の名前が、そして差出人の欄には伊崎春子の名前があった。

 伊崎春子──伊崎佳織の母親である。


 目の前に広がるのは風に揺れる青い稲の葉と、緑の山々。聞こえてくるのは蝉の声と鳥のさえずり、時おり付近を通り過ぎる軽トラックの音。東京都内とは思えぬほど長閑な八王子市の北部に、その家はあった。

 古い二階建ての一軒家の軒先には、伊崎と書かれた表札が掲げてある。純也はインターフォンを押した。

 家の中から、はあい、と答える女性の声とともに廊下を歩く足音が聞こえてきた。足取りは頼りなげで少し引きずっているような気配もある。

 格子状の引き戸がカラカラと開かれ、顔をのぞかせたのは七十代くらいの小柄な女性だった。身長は百五十センチほどだろうか。美代子よりもずいぶんと小さい。

 彼女は一瞬、見知らぬ訪問者に足して怪訝な表情を浮かべた後、驚きに目を見開いた。「純也君?」

「はじめまして。伊崎茂の息子の純也です」純也が頭を下げる。

 春子はぽかんと口を開けたまま純也に倣って頭を下げ、それから我に返った様子で口を開いた。「ごめんなさい。ニュースで茂さんと美代子さんが亡くなったとは聞いていたんだけど、挨拶が遅れてしまって…。この度はご愁傷様でした」

「お心遣いありがとうございます。僕の方こそ長い間、一度もこちらにお伺いできなくて申し訳ありません」

「そんなこと気にしないでいいのよ。だってあの子は…」春子は途中で口をつぐみ頭を振った。おそらく、純也を捨てて消えたのだから、と言いかけたのだろう。

「僕の母、伊崎佳織さんについて警察からなにかお聞きになりましたか」

「白骨遺体となって見つかったと電話があって、ついさっき主人が警察署の方へ向かったところよ。本当は私も行きたかったんだけど、この前大きな手術をしたばかりで安静にしていないといけないから、留守番をしていたの。それより、どうしてここがわかったの?」

「父宛の葉書の住所を見て来ました」

 純也が差し出した葉書を受け取った春子は嬉しそうに目を細めた。「そう、それで…。茂さん、毎年うちに葉書をくれていたのよ。あなたの写真と一緒に」

「母について少しだけお話を伺ってもよろしいですか」

「ええ、もちろん。暑いでしょ、中へどうぞ」春子は玄関戸を大きく開けて、純也を家に招き入れた。


 広い居間に置かれた机を挟み、二人は向かい合って座った。掃き出し窓の向こうには厚い雲が広がっている。午後から一雨ありそうな雰囲気だった。

 純也は春子が出してくれた冷たい麦茶を一口飲んでから話を切り出した。

「母は、伊崎佳織さんは何年生まれですか」

「一九七七年、生きていれば四六歳ね」

「佳織さんと最後に会ったのはいつですか」

「純也君が生まれたときだから、二十七年前ね。ある日突然、茂さんから切羽詰まった声で電話がかかってきたの。『娘さんが産気づいたので今すぐ来てください』って。主人には行くなって反対されたんだけど、振り切って駆けつけたわ。生まれたてのあなたを抱いた時の感動は今も覚えているわ。本当に立派になって…」春子は語尾を震わせながら答えた。

「ご主人はどうして反対されたんですか」

「佳織が妊娠したのは高校三年生のときだったの。相手は同級生の男の子よ。夫は堕ろすように言ったんだけど、あの子はどうしても相手の男と結婚して、子供も産みたいって言うもんだから、話がこじれちゃったのよ。それで夫が『だったら二度とうちの敷居をまたぐな』って。あの子は高校卒業と同時に家を飛び出して、それっきりよ。といっても私は時々会いに行っていたけれど」

 勘当されたというわけか。それならば長い間、誰からも行方不明者届が出されていないことにも頷ける。

「十八歳の男女が二人きりで生きていけるものなのでしょうか」

「結局、卒業してすぐに彼氏とも別れちゃったみたいだし、普通だったら無理だったでしょうね。でも茂さんと美代子さんが手を差し伸べてくれたの。二人は佳織がアルバイトしていた定食屋の夫婦だったんだけど、あの子のためにアパートを借りてくれたり、妊娠中の佳織の世話なんかもしてくれたそうよ。美代子さんは子供ができない身体だったらしくて、純也君を我が子のようにかわいがってくれたの。それなのに、あの子は美代子さんや茂さんを傷つけるようなことをして…、それに純也君にも合わせる顔がないわ…」

 佳織が茂と結婚し、その後、純也を置いて家出をしたことについて言っているのだろう。

「僕がこんなことを言うのも変ですが、気にしないでください。僕たち家族はずっと幸せでしたから」

「ありがとう」純也の言葉を聞いた春子は目じりに皺を寄せた。瞳が少しだけうるんでいる。

「ところで富樫拓郎という名前に心当たりはありませんか」

「富樫拓郎…」春子はしばらく上の方に視線をさまよわせた後、なにかを思い出したように小さく「あ」と呟いた。「知ってるわ、その男。たしか佳織につきまとっていた男でしょう」

「ストーカーですか」

「おかしな男につきまとわれて困ってるって、あの子に相談されたことがあったの。アルバイト先の店に居座ったり、家に突然押し掛けたりしていたそうよ。警察にも行ったんだけど、当時はストーカーなんて言葉はなかったから、ろくに相手にしてもらえなかったの」

「それはいつ頃の話ですか」

「出産する少し前くらいかしら。その男が佳織の事件と関係があるの?」

「まだわかりません」純也は首を振った。「その時のことについて、なにか気になることはありませんでしたか」

「気になることねえ…。ああ、そういえば富樫のことを話しているときに、佳織がぼそっと呟いたの。『どうして変な男ばかり寄って来るんだろう』って」

「変な男ばかり、ですか。なんだかその言い方だとまるで…」

 言い淀む純也に向かって春子が大きく頷いた。「佳織の彼氏も変な男だった風に聞こえるでしょう。まあ、高校生の女の子を妊娠させる時点で、まともではないと思うけど」

 春子はグラスのお茶を一口飲み、それと、と付け加えた。

「あの子そのときに変なことを訊いてきたのよ」

「変なこと?」

「私のおばあちゃんって本当に自殺だったのかなって、すごく真剣な顔で聞いてくるの」

 純也の心臓がドクンと大きく脈打った。上ずる声を抑えて言う。「その話、くわしく聞かせていただけませんか」

「私の母親はちょっと精神的に弱い人だったの。父親が浮気癖のある人だったというのも相まって、かなりつらい思いをしていたみたい。だから私が子供の頃も何度か自殺未遂をしていたわ。佳織が生まれてからは安定していたんだけど、あの子が高校生に上がったときに首をくくって自殺してしまってね」

「佳織さんはそれが自殺ではないかもしれないと、疑っていたのですか」

「そうみたい…。遺書もあったから自殺で間違いないのよ。でも急にそんなこと聞かれたら気になるじゃない。だから、どうしてそんなこと聞くのって尋ねたわ」

「佳織さんはなんと?」

「『この子の父親は……』となにか言いかけた後、すぐに首を振って『やっぱりなんでもない』って。おかしいでしょう」

 純也は姿勢を正して言った。「佳織さんの相手の男性についてご存じありませんか」

「それならわかるわよ。たしか卒業アルバムに載っていたはずだから。ちょっと待ってて」春子は机に手をついて立ち上がった。やはり足が悪いようで歩くだけでもかなり辛そうだ。

「手伝います」純也は素早く立ち上がると、彼女の手を取って寄り添った。

 二人は手を取り合って階段を上った。春子の手は枯れ枝のように細く、少しでも力を入れると折れてしまいそうな感じがした。

 階段を上がった先にある障子戸を開けて中に入る。

 かつて伊崎佳織が使っていた部屋には、ストーブやハンガーラック、段ボールなどが乱雑に詰め込まれていた。どうやら現在は物置部屋として使われているらしい。

 春子は壁際に置かれた本棚の前にしゃがんだ。「どれだったかしら」と独り言をつぶやきながら人差し指を本の背表紙に沿わせていく。ふと彼女の指が止まった。「あったあった、これだわ」

 春子は近くにあった手ごろな段ボール箱の上にアルバムを置いた。色褪せた群青色の表紙に、金色の文字で永白高等学校と書かれている。

「たしか佳織と同じ五組だったはず」各クラスの生徒たちの顔写真や、修学旅行や体育祭のときの写真などが載っているページを順番にめくっていく。十数ページ目で春子の手が止まった。「あ、いた、この子」

 春子が指をさしたのは、目鼻立ちのはっきりした端正な顔立ちの少年だった。黒目が大きいので人懐っこそうな印象を受けるが、同時に近寄りがたい雰囲気も感じられる不思議な風貌だ。

「日高時雄…」純也が彼の名前を呟く。写真の中の少年は純也よりもずっと年下で、彼が自分の実の父親であるという実感はまったく湧いてこなかった。「彼が今どこでなにをしているかご存じありませんか」

 純也の問いかけに春子は首を横に振った。

「目は父親似で、手は母親似ね」春子がアルバムに目を落としたまま言う。彼女の視線の先には、高校時代の伊崎佳織の姿があった。色白の肌に長い髪のかわいらしい少女だ。「佳織は本当に手がきれいだったの。指が長くて爪は卵型で……。もう二度と見ることはできないのよね、あの子の手は」伏せられた彼女のまつ毛がわずかに震えている。

 純也は春子の話をうわの空で聞いていた。彼の瞳はアルバムの一点に固定されている。日高時雄でも伊崎佳織でもない、別の生徒の写真だ。

 溝口卓。

 微笑を浮かべる中性的な顔立ちの少年の写真の下には、そう書かれていた。

 純也はくらりと眩暈を覚えた。頭の中では女性の声がこだましていた。聞いたこともない見ず知らずの女性の声だ。けれど彼には、その声が自分の実の母親の声であることがすぐにわかった。声は四つの台詞を何度も繰り返していた。

『どうして変な男ばかり寄って来るんだろう』『私のおばあちゃんって本当に自殺だったのかな』『この子の父親は……』『やっぱりなんでもない』…。

 連続怪死事件が起きたのは今から二十八年前、彼らが十八歳のときだ。佳織の発言から察するに、日高時雄は連続怪死事件にかかわっている可能性が高い。佳織が時雄と別れたのも、彼の秘密を知ってしまったためだろう。警察に言わなかったのはお腹の中にいた我が子のためを思ってのことか。

 少しずつ純也の頭の中で仮説が組み立てられていく。もしも連続怪死事件が彼ら二人による犯行だったとしたら。

 酷い耳鳴りがしていた。

 彼らが殺人事件さえ起こさなければ、両親が殺されることはなかったのだ。そう思うと、血液が轟々と身体中を駆け巡り、純也の呼吸は無意識のうちに速く浅くなっていた。

「……君、純也君」

 純也は自分の名を呼ぶ声にはっと顔を上げた。どうやら何度も名前を呼ばれていたらしい。心配そうに彼の顔を覗き込む春子と目が合った。なんでもないことをアピールするために少しだけ口角を上げる。「すみません、考えごとをしていました。どうしました?」

 純也に問いかけられた春子は言いづらそうに訊いた。「純也君は、どうして今日ここに来たの?」

「といいますと?」質問の意図がわからず、純也は首を傾げた。

「警察の捜査で来たんじゃないわよね。ご両親を殺した犯人のことを独自に探しているの?」

「ええ。警察を信用していないわけではありませんが、どうしても気になってしまって」

 春子は、そう、と呟いて気まずそうに目を伏せた。少し様子が変だ。なにか言いたいことでもあるのだろうか。

 純也は黙って春子の顔を見つめていた。

 しばらく逡巡した後、春子はようやく口を開いた。「もし犯人を見つけたら、どうするつもりなの?」

「どうするって…それはもちろん」そこまで言って純也ははたと口をつぐんだ。もちろん、…どうするのだろう? 捕まえて警察に突き出すのか、それとも自首を促すのか。だがどちらのイメージもうまく浮かんでこなかった。

 その代わりに彼の頭の中を支配していたのは、ある一つのイメージである。それは今日見た夢。間宮の肉体に何度も何度もナイフを突き立てる自分自身の姿だった。そちらの方がより鮮烈で魅力的だった。

「純也君がさっきすごく怖い顔をしていたから、まさか物騒なことを考えているんじゃないかと思ってしまったの。そんなわけないわよね。ごめんなさい、気にしないで」春子が取り繕うように笑顔を見せる。

 純也は笑わなかった。「佳織さんを殺した犯人が憎いですか」

「もちろん、憎いに決まっているわ」

「だったら佳織さんを殺した犯人も、両親を殺した犯人も、僕が──」

「駄目よっ」春子が勢いよく彼の言葉を遮った。まるで純也の口から出そうになった言葉を恐れているかのように。「駄目、絶対に駄目」春子は純也の目を見つめたまま何度もそう繰り返した。

 でも、と食い下がる純也に対し、春子が首を横に振る。

「たしかに犯人は憎い。だけどそれとこれとは話は別なの。お願いだから、そんなことは二度と言わないで。殺すのは駄目」彼女の声は震えていた。

 純也には彼女の反応が意外だった。てっきり喜んでくれると思っていたのだ。

 純也の手を、春子の小さくて乾いた手が包み込んだ。色の白い、温かい手だった。

「絶対にしないと約束して。かわいい孫が殺人犯になることを望む人間なんて、どこにもいないわ」

 そういえば昔、まったく同じ言葉を言った人間がいた。

 ──殺すのは駄目。

 純也の脳裏に、小さく震えた美代子の声が蘇った。

 十一年前、彼女を襲った男を半殺しにしたあのとき、「殺しておくべきだった」と言ったあのとき。美代子は俯きながら呻くようにそう言った。美代子はなぜか純也よりも苦しそうな顔をしていた。

 あの男は彼女の言葉をどんな気持ちで聞いていたのだろう。


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