Ⅰ 甘い話には気を付けやがれでございます、お嬢様③

「何を言う。妾はどこまでもフェアに、対等に取引してやっておるではないか。前提条件にきちんと考えをめぐらせていなかったお前の落ち度じゃよ」

ごうもん受けてひんのヘロッヘロ状態の人間に『取引を受け入れるか死ぬか』ってせまったらそんなことを考えるよりも早くいつくに決まってんだろ!」

「おまけにお前はその後こんすい状態にゆうどうされてりようを受けたせいか、その辺りの交渉をきちんとしていなかったことをスッパリとれいに忘れておったようじゃしのぉ!」

 カレンが驚きの裏でひっそりと黒いことを考えている間も、クォードはかんにルーシェに食って掛かっている。だがルーシェの余裕のみがらぐことはじんもない。さらにはもっと腹黒な発言まで飛び出している。

「意識が落ちる前に無理やりけいやく書にサインを書かせておいたおかげで、意識が回復したお前は契約時のおくがなくてもあっさりと妾の話を信じてえんふくそでを通したからな。いやぁ、あの時ばかりは妾のあふれ出る交渉の才能を感じたとも!」

 ──伯母おば様。

 カレンは思わず先程までのいかりを忘れてクォードに同情してしまった。おそらく先程の疑問に対する答えは『ルーシェがその辺りのことをクォードに意識させないよう、意図的に情報や発言を調整していたから』という理由に帰結するのだろう。

 ──欲しいものは確実に落とす。それがアルマリエじよこうとしての伯母様だからなぁ。

 つまりクォードはまんまとそのどくに掛かったということだろう。秘密結社の幹部といえども、ろうかいさでアルマリエ国主にかなうことはできなかった、という話だ。

「テメッ……!」

「で。『利』の話じゃが」

 サラリとクォードの怒りを受け流したルーシェはコトリと湯呑をテーブルにもどした。りようひじをテーブルについたルーシェは、組んだ手の上にあごせるとうわづかいにクォードを見上げる。

「お前がカレンのともをすると言うならば、特別手当をはずんでやろう」

「……何?」

「ひとまずハイディーンでの一件をお前がカレンに助力することで解決してこられたならば、三ヶ月分まるっと対価を減却してやろう。中々に美味おいしい話だと思わぬか?」

 その言葉にクォードの表情がスッと引きまった。新たな計算が脳内で回っているのか、クォードはルーシェの真意を測るかのようにじっとルーシェのことをえている。

 そんなクォードの反応さえもが想定した通りだったのか、ルーシェはスッと指をばすとさらに言葉を付け足した。

「まぁ、ついでじゃ。お前の武装用のじゆうも、任務に出ている間は一時的に返してやろう。あれがなくば、お前は真価を発揮できぬじゃろうからな」

【魔銃?】

 その言葉に思わずカレンは文字を上げていた。視界のはしできちんとカレンの動向もとらえていたのか、音は立てなかったのにルーシェの視線がカレンへ流れる。

 その視線をのがさず、カレンはなおに疑問をていした。

【魔銃って、もうすでに持ってますよね?】

 文字を流しながらクォードのこしに視線を向ける。燕尾服の尻尾しつぽの下にかくされたホルスターにはオートマチックけんじゆうが入れられているはずだ。しかもクォードからげ回っている時に気付いたのだが、どうやら魔銃は二丁装備されているらしい。二丁が同時にかれた場面はまだ見ていないが、思い返せばクォードは魔銃を右手でも左手でもあつかっていて、かつどちらも片手でホールドしていた。あれは二丁を同時に扱える人間の動きだと思う。

 カレンの疑問にルーシェは何事かになつとくしたような表情を見せた。同時にクォードに視線が送られ、クォードはその視線から逃げるように顔をらす。

 ──ん? 何その反応?

 明らかに今の動きは何か後ろめたいことを隠している人間の反応だ。どうやらクォードはこの一件について何やらカレンにせていたことがあるらしい。

 ──油断もすきもあったもんじゃない。

 そっぽを向くクォードと視線の温度を下げたカレンをながめてじようきようあくしたのか、ルーシェはやれやれと軽くかたをすくめてからカレンの疑問に答えた。

「カレン。あれはこれにとっては衣服の一部じゃ。いわばわらわ達が常に魔力をまとっているようなもの。武装状態とは言わぬ」

【いや、銃って言ってる時点で十分に武装していると思いますが】

「しかしあのなまりだまでは妾達は殺せぬであろう? 妾達のきようにはならぬし、何よりあれまで引っがしてはいかにもこれはぜいじやくすぎる。護身用具くらいは持たせておかねば、逆にお前の執事として役に立たぬかと思うての」

 散々な言われようだが、クォードは視線を明後日あさつての方向に逸らしたまま反論を口にしなかった。自分の手の内をさらしたくないのか、あるいは図星をかれているからなのかは分からないが、とりあえずルーシェの説明に今のところちがいはないらしい。

 ──いやでも、私達にとって脅威ではないけど、きゆうの使用人達にとっては十分脅威になりえると思うんですが……

 みようにルーシェは部分的にクォードをしんらいしているような気がしてならない。どれだけ有能であろうが、この男が国家てんぷくテロをくわだてた大罪人であることに違いはないというのに。

 ──おもしろくない!

「オートの二丁は、たまを発射する機構に魔術の理論式が組み込まれてるってだけで、実際引き起こされる現象はつうの銃となんら変わんねぇ。鉛玉を高速でち出すことで殺傷能力を生む。くつが分かってりゃあんたらには何ら脅威にならない事象らしいな」

 カレンが内心だけでほおふくらませていると、不意にクォードが声を上げた。どこかくされたような表情のまま、クォードはチラリとカレンへ視線を向ける。いんぎん無礼の皮をかぶっていないということは、今のクォードは執事以外の立場……いつぱしの魔術師としてカレンに口をいているということだろうか。

「女皇が言ってる武装用魔銃は、ただの鉛玉じゃなくてだんそうてんして使う。弾そのものに理論式が刻まれてるから、魔法使いでもれる」

 ──魔法使いを殺せる魔銃……

 その言葉にカレンはキュッとクッションにえた手に力を込めた。

 カレンは魔法使いであって魔術師ではない。魔術のことはサッパリ分からないカレンだが、おそらくその武装用魔銃とだん使いの魔銃はそれぞれの欠点を補完し合う形で作られたのだろうということだけは想像できた。そうでなければわざわざクォードが二種類も魔銃を持ち歩く必要性はない。

 ──つまり武装用魔銃には魔法使いを狩れる力はあっても、何らかのけつかんがある。

 ならばけいかいは必要でも、むやみに恐れる必要はない。

 その気付きをしっかり記憶に刻みながら、カレンは気を引き締める。

 それからふと、あることが気になった。

 ──ん? けど、ちょっと待って?

【武装状態のクォードって、何丁銃を持ってるの?】

 カレンはクォードに向かって問いかけた。カレンがその部分を気にするとは思っていなかったのか、クォードはキョトンといつになく無防備な顔を見せるとなおに口を開く。

「武装用魔銃二丁、通常装備用魔銃二丁、計四丁だが」

【いや武装しすぎじゃないっ!?】

「何事にもやりすぎということはございません。備えあればうれいなし、です」

 ──いやいやいやいや、四丁って!

 武器を備えるということは確かにこうげきりよくを上げることにつながるが、同時に体に重りをつけるということにもなる。カレンは銃にみはないが、銃一丁がそう軽い物ではないということは知っている。それを戦いの場で四丁も装備するとは正気なのだろうか。それともクォードは体力強化や質量操作の魔術を使ってその重みをそうさいすることができるのか。

 ──そもそも人間はどうがんっても二丁までしか同時に銃を構えられなくない?

「で? どうする。受けるのか、受けないのか」

『場面によって装備を変えるとかで良くない?』とカレンが内心でツッコミを入れている間にルーシェは話題を引き戻していた。

 その言葉にカレンはハッと我に返る。

 ──マズい、この流れだと……!

「……確かに、この条件ならばわたくしにとっては『利』ですね」

 カレンがあわてて顔を上げた時には、しつの皮を被り直したくせに魔王の気配を隠していないクォードがニヤリと黒いみをかべていた。自分のおもわくから外れる反応にカレンは急いでクッションを押し出そうとするが、ルーシェがそんな隙をあたえてくれるはずもない。

こうしよう成立、で良いかえ?」

【ちょっ、待っ】

つつしんでお受けいたします。けいやく書への追記をお願いしても?」

【あの】

「良かろう。今ここで追記してやっても良いが、契約書は持参しておるかえ?」

【待ってくだ】

「こちらに」

 あせるカレンを放置してクォードはゆうな仕草でふところから契約書を取り出した。そんなクォードにルーシェが満足そうな笑みを浮かべる。

「つかぬ事をおうかがいいたしますが。その契約書、何かとくしゆな魔法でもほどこされていらっしゃいますか? 毎度毎度、部屋に保管しているはずなのに、いつの間にか懐に戻ってきているのですが」

【話聞いて】

「あぁ! 絶対捨てられないように一単語書き込むごとにしつこくのろいをかけておいたのじゃ。うっかり程度ではふんしつはおろか、定位置保管もできぬ呪いの書じゃぞ!」

【ちょっ】

「……今何気なく『呪いの書』とおつしやいましたか?」

【さすがにひど

「お前がくさないように気をつかってやった結果じゃよ」

 二人ともカレンのクッションは視界に入っているはずなのに、なぜか二人ともがカレンの言葉に気付いてくれない。契約書を受け取り、指を宙にクルクルと回してどこからともなく万年筆を取り出したルーシェも、そんなルーシェに視線を置いたクォードも、てつぺきの笑顔を保ったまま妙にテンポの合ったけ合いをろうし続ける。

 ──ちょっと! ちょっとぉっ!!

伯母おば様! 私は】

「カレン。お前は妾のめいで次期国主候補じゃが、同時に第二位アロンの位階を持つ皇宮魔法使いであることを忘れてはおらぬかえ?」

 あまりの暴挙に焦り半分、泣き半分の心境でって立ち上がったカレンは、両手で支えたクッションを勢いよくルーシェに向かってき出す。だがクッションに文字が流れ切るよりも、顔も上げずに万年筆をすべらせるルーシェが何気なく言葉をつむぐ方が早い。

「皇宮魔法使いは様々な特権が認められておる代わりに、その責務を果たさなければならぬ。権利と義務はついであるからこそ成立するものじゃ」

 アルマリエていこくが定める魔法位階全十二階級の内、無条件皇宮さんだい権を与えられる第五位オト以上の魔法使いのことをアルマリエでは『皇宮魔法使い』と呼ぶ。

 その中でも特に第三位フイーフア以上の魔法使いは皇宮内に自分専用の研究室を与えられ、住み込みで魔法研究を行う特権が認められている。場合によっては国主の名のもとに皇宮外に研究所を持つことも可能だ。カレンがルーシェから離宮を下げわたされたのも、名目上はこの特権を利用したものである。

「国主の名の下に皇宮魔法使いに対して発令された命令は、内容がよほどじんか、魔法使い側によほどの理由がない限り、きよすることは認められない。例外を認められない者が命令を拒否する場合は魔法議会の議決もしくは国主の判断により、特権はくだつふくめた処分を科すことができる」

 ルーシェが歌うように口にした言葉は、アルマリエ帝国において魔法に関するいつさいを取り仕切る法律『アルマリエ魔法法典』に明記されている文面だ。残念なことにルーシェお得意の暴君理論ではなく、れっきとした法律である。

 カレンの背筋をツウッと冷たいあせが伝った。そんなカレンの前で契約書に新たな文面を書き入れたルーシェは、コトリと万年筆を置くと花がほこるような笑顔とともにカレンを見上げる。

わらわはいつだってあのきゆうへんかんしてもらっても良いのだえ? お前が住む場所に困ると言うならば、皇宮に住まえば良いしな」

【お、伯母様……!】

「皇宮魔法使いとしての地位を失っても、お前は妾の姪であり、次期国主候補であることに変わりはない。皇宮に住んでいても文句は言われんじゃろ」

【お待ちください伯母様っ!!】

 カレンは今度こそルーシェの眼前にクッションを突き出した。感情が文字にまでにじんでいたら、きっとクッションに表示された文字はカレンの半泣きな心情を映して色も形もフニャッフニャになっているにちがいない。

 それでもカレンは奥歯をめて決意の一文を表示させる。

【その任務、謹んで拝命いたします】

「そうか、それは助かるのぉ!」

 ──引きこもりから引きこもる場所をうばうっておどしといて! 何が! なーにーが『助かるのぉ!』なんですかっ!!

 クッションを机の上にもどし、くつじよくにプルプルふるえる体で何とかお上品に椅子に座り直す。万が一にもクッションに指先が当たらないようにうでを組んでルーシェをにらみつけると、ルーシェはニマニマと実に楽しそうに笑っていた。やろうと思えば上品な笑みを浮かべ続けることもできたはずなのにあえて内心をかくしてこないルーシェにいらちは増すばかりだ。

 そんなカレンとルーシェのやり取りをながめていたクォードが、思わずといったていでボソリと言葉をこぼす。

「お前も案外苦労してんだな……」

 ──あんたに同情なんてされたくないっ!!

 思わずカレンはキッと事のげんきようを睨みつける。その視線にいつになく殺意がっていたのか、はたまたなみだになっているのにおどろいたのか、視線を受けたクォードの体がわずかに後ろへのけぞった。

「お前がハイディーンへ行ってくれるならば、妾は妾にしかできぬ仕事に集中できる。やれ、これで多少ははかどるかのぉ?」

 そんなカレンとクォードのやり取りをしりに、ルーシェはクォードへ契約書を返しながら席を立つ。そろそろしつに戻るつもりなのだろう。カレン達の前ではおくびにも出さなかったが、国主としてのルーシェは常に分刻みのスケジュールをこなすぼうな身だ。

「ある程度の仕事は側近に預けられるような体制を作っておかないと、いざという時に苦労することになるのでは?」

 お開きの宣言もなく席を立ち、後ろ手にヒラリと片手をったルーシェにクォードが皮肉を混ぜた口調で言葉を投げる。

「トップがたおれただけでほうかいする国政なんて、もろいもいいところでしょう」

「もちろん、国政は妾一人が欠けたところでるぎもせんさ。妾を支えてくれている臣下はみなゆうしゆうじゃからの」

 だがてつとうてつカレンとクォードを手のひらの上で転がし続けたルーシェは、その言葉にもゆうの笑みをくずさない。

 ドアノブに手をかけながら振り返ったルーシェは、今までの強気な笑みにどこか甘さをしたたらせてカレンとクォードを流し見る。

「じゃが、夫を甘やかすという仕事は、生憎あいにく妾にしかできぬ仕事であるゆえに」

「……は?」

 ルーシェはそのまま優雅な身のこなしで部屋を後にした。パタリと閉じられたとびらの向こうからはじゆうを呼ぶぎんれいの音が聞こえてくる。

 ──絶対に私には見せないけど、伯母様って本当にいそがしいんだよなぁ……

「……夫?」

 閉じたまま動かない扉をぼんやりと眺めていたカレンは、ポツリと落とされた声に顔を上げた。そしてそこにあったクォードの顔を見て思わず目を丸くする。

「あいつ、けつこんしてたのか……?」

 ──『ゆうれいがコサックダンスを披露している現場をもくげきした』とか『ダチョウが逆さ向きに空を飛んでいる姿を目撃した』とか、そんな場面にそうぐうしたらこんな顔になるのかも。

【知らなかったの?】

 まるで、この世で絶対に遭遇するはずのないちんに遭遇してしまったかのような。そんながくぜんとした表情を取りつくろいもせずに固まっているクォードに、カレンは驚きとともに問いを向ける。ただクッションを差し出しただけでは気付かなかったクォードに向かって、文字を表示したままのクッションを山なりにほうり投げてぶつけてやると、クォードは片手でクッションをたたき落としながらようやくカレンへ視線を向けた。

おおやけにされてたか? 作戦すいこうを命じられた時、ある程度国政ちゆうすうかかわる人間の話は頭に入れてきたつもりだったんだが……」

 いつになくなおしつの化けの皮を忘れて答えるクォードは、よほどルーシェがこん者であったことに驚いているのだろう。その情報を自分が知らなかったことにも驚いているのだろうが、『あんな暴君の夫になるとか、利権とか差っ引いても無理だろ、しゆわりぃ』などとブツブツつぶやいているのを聞くに、どうやらじゆんすいにルーシェをめとった人間がいたという事実が信じられないようだ。

 ──別にせられてるってわけじゃないはずなんだけど。

 カレンはしばらくルーシェとその夫……伯父おじであるセダについて考えをめぐらせ、クォードがその情報を得られなかったことにひとつの推論を導き出した。

【伯父様、引きこもりだから】

 ドレスの後ろすそに刻まれた転送ほう円から新たなクッションをしようかんしたカレンは、腕にクッションをかかえると文字を流した。

【アルマリエでは王配があんまり重視されないし、三十年前に結婚してから伯父様はほとんど表に出てきてないみたいだから】

 何せ身内であるカレンでさえめつに顔を合わせない相手だ。

 ルーシェいわく、伯父であるセダはまつりごとにもばつ争いにも興味がないそうで、皇宮奥深くにあたえられた自分の研究室に入りびたって日がな一日魔法研究にぼつとうしているのだという。第一位ウアーダの位階を持つ皇宮魔法使いではあるが、アルマリエでは王配にあまり権力が与えられないこともあり、セダの存在はルーシェに近しくない臣下達には半ば忘れ去られてさえいるという。

 ──というよりも、伯母おば様がそうなるように仕向けたんじゃないかな?

 セダの姿を直接見ることはないカレンだが、ルーシェの言動のはしばしから二人の関係がなかむつまじいことは察している。そもそもルーシェが私的な場に極東の文化を好んで取り入れているのは、セダが極東出身の流れの魔法使いであるからだという話だ。そんないとしい夫がな権力争いに巻き込まれることがないよう、ルーシェはあえてセダの存在をまいぼつさせるように心がけているのかもしれない。

【だからあんまり情報が流れてないんじゃない?】

 その辺りの事情はかつあいして、カレンはふんわりとした推論を伝える。そんなカレンの説明にクォードは何となくなつとくしたようだった。

 そうでありながらクォードは納得とあきれがないまぜになった表情でカレンを見つめてくる。まだ何か納得できないことがあるのだろうかとカレンはクッションを抱えたまま小首をかしげた。

 そんなカレンに向かって、クォードが口を開く。

「『引きこもり』というのは、アルマリエ皇族のとくちようだったのですか?」

 ──めずらしく素直に驚いてたから素直に教えてやったっていうのにっ!

 失礼きわまりない発言に、カレンは考えるよりも早く腕の中のクッションを頭上へ振りかぶっていた。

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