第4話 吃音・どもりあるあるをまとめました。もしかしたら、私に限るかもですが。
■思わず嘘をついてしまう
「吃音・どもり」の方は「発声が苦手な単語」という物があると思います。
はっきり決まっていれば、言い換えを考えるという手段もありますが
私の場合、日によって「発声が苦手な単語」が変わってしまう感じだったので
「これは…発声できない。どもってしまう、、、」と思った時、全然違う単語を言ってしまう事がありました。
例えば、クイズで正解は分かっているんですが、その単語が言えず違う答えを言ってしまうとか、欲しい物や食べたい物を聞かれて、まったく興味無い物を答えてしまうなど
今思えば、かわいいエピソードですね。
一番ひどい(面白い)のは、自分の名字が詰まってしまう時期があり、全く別人になってしまった事があります(笑)
■あざだらけになってしまう
緊張や不安があると症状が強くなるタイプだったので、他の事で気をまぎらわそうと
話すと同時に、手の甲や脚をつねったり、ペンでひっかいてみたり、何かの痛みで症状を回避しようとしていました。結果上手くいった事はなく、あざを作るだけでした(笑)
■生活が変わってしまう
社会人になって挨拶が苦手な時期があり、人から挨拶されてそれに答える事は出来たんですが、自分から挨拶するという事が苦しい時がありました。
「おはようございます」が言えず、一番最初に出社して
「お先に失礼します」が言えず、一番最後に帰宅する
という日々を過ごした時期があります。
■電話の応対が不自然
アルバイトや会社で仕事するようになり「電話の応対」が必要になってきた時
どうしても無理だなぁ…という時に、わざと物を落としたりして音を立てたり
受話器を遠ざけたり近づけたりして「変に聞こえるのは受話器のせい」にしようとした事があります。
やりすぎで「電話壊れていますよ」と言われた事があります(笑)
■よせばいいのに
「声を出す」のが苦手なのに「声出し」が必要な運動部に入っていました。
今思えば「声出し」は分かっていたので、よせばいいのに…と思いますが。
当時は「逃げちゃいけない」という意識が強く、あえて自分に厳しくしていた記憶です。
■歌うように・リズムをつけて、は無理です
ある本で「歌う時はどもりませんよね。だったら話す時も歌うように話せばいい。」と書いてあり、なるほど~と思う反面「どうやって話すの。日常生活で実際にはできないよね。」と思った事があります。
リズムをつけてとなると、ラッパーだったらいけるのかな。
■「意識するな」と言うけれど
「吃音」「どもり」の人は『発声を意識しすぎているから、どんどんひどくなる』という事をどこかで見ました。
『歩く時や走る時に、まずは右足を出して左手を振り、その後左足を出して…と意識しますか?誰も意識しません。どもりは「どうやって発声しようか」を意識し過ぎているのです。』という説明だったんですが
言ってる事は分かるんですが「意識するな」って、どうやっても無理でした。。。
■勝手な思い込みでやり過ごそうとするけど…
「起床直後はどもらない」「初対面の人にはどもらない」など、勝手な思い込みでやり過ごそうとした時期がありましたが、どれも調子いい日と悪い日が出てきて、やっぱり思い込みだったんだなぁと痛感する時期がありました。
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