第2話 吃音・どもりについて自分なりの解釈
■まずは症状について
「ChatGPT」に「吃音」と「どもり」の症状について質問したところ
『「吃音」と「どもり」は、似たような症状を引き起こす話し方の障害ですが、実際には異なるものです。』との回答でした
・「吃音」とは、発話中に繰り返し、または途切れる音が発生する障害です。
・「どもり」とは、話し言葉の流れが途切れる現象です。話し始める際に、音が発せられなかったり、一時的に言葉を忘れたり、または音が出ている間に途切れたりする場合があります。
上記の説明を聞くと、私は「吃音」ではなく「どもり」でした。
■吃音はしゃべれている?!
今まで生きていて、実際に吃音・どもりの方に出会ったのは1人しかいません。
「もしかした、この人もそうかな…」と思った方は数人いますが、ハッキリ分かる方は1人でした。
その方は「吃音」で「発話中に繰り返し」の症状があり、「そ、そ、それは…」のような話し方をされていました。
私は「どもり」で「話し始める際に、音が発せられなかったり」の症状なので、「それは」が発声できない感じです。
私からすると「吃音」の方は最初の文字数は多いけど「それは」は話せているので、何の問題も無いのでは、と思ってしまいます。
(もちろん、ご本人からすると、色々と悩んでいらっしゃるのでしょうが…)
「どもり」は「話し始め」でつっかかるので、絶望的だな…っと思った事が何度もあります。
■なぜ吃音・どもりになるのかの謎について
いつか解明されると嬉しいですね。やっぱり「脳」が関係しているのでしょうか。
性格や環境や精神的な物も原因の一因とされていますが、個人的には全く関係ないような気がします。なぜなら
・昨日しゃべれていた事が、今日は全くしゃべれない
・感情的になると(怒ったり泣いたりする時は)、症状は現れない
など、自分も不思議だなと思う事が多々あるからです。身体や環境に依存しない絶対的な原因があるように思えます。
(やっぱり「脳」だと思うんですが…)
個人的には「なぜなるのか」は考える時間がもったいないので『作戦会議』に時間を使った方がいいと思います。
■「吃音」「どもり」の言葉について
医学が進んで、今は色んな病気に「病名」がついてきました。
私が小さい頃は「ADHD」「アスペルガー」などの病名は知られていなくて、そういった症状のある子は「変わった子」として見られていました。
「吃音」「どもり」は昔からある言葉のようですが、どちらも見るだけで苦しい感じがします。
個人的には「吃」という字体と「ども」という音が、「ああ、苦しいなぁ」と思ってしまいます。
英語では「stuttering」「stammering」というようですが、こちらも発音しずらそうな単語ですね。
「吃音」「どもり」だと偏見的な印象もあるので「英字」か「カタカナ」にしてくれないかなぁと思っていた事もありました。
名称が変わっても、悩みは変わらないですが…
■女性の「吃音」「どもり」について
一般的に「吃音」「どもり」は男性が多い、とされていますね。
私は女性なので、原因や治し方について「男性と同じでいいのかなぁ」と考えた事もありました。
吃音・どもりの方に出会ったのは1人(男性)しかいないので、女性で「吃音」「どもり」で悩んでいる方が、どんな風に悩んでいるのか知りたいなぁと思った時期もありました。
(これはかなり個人的な見解ですが)色々と考えてきて、ようやく最近気づいたのですが女性は「PMS」も関係しているかも、と思っています。
私が「どもり」を自覚したのは、13歳頃だったと記憶しています。
そして「苦しくて発声が難しい」と思う期間と、比較的気にせずに発声できる期間があるのに、気づきました。
「苦しくて発声が難しい」と思う期間=「PMS」の期間、とハッキリ一致しているわけではありませんが、何となくかぶっているような気がします。
ただ「PMS」も関係しているかも、と結論づけた所で具体的な対策はありません(笑)
■私の「どもり」について
色んな「どもり」があると思いますが、私の場合は緊張を伴う場面(面接など)や「自分の話を皆が聞いている」と強く自覚した時に苦しくなり、つまった発声や、震えた発声になる事が多かったです。
一番悩んだのは、やはり思春期の中学生・高校生あたりでしょうか。大学や社会人になってからも悩みは続きましたが、今となっては「一番辛かった事」を思い出すのも難しいくらい過去の事になっています。
人生も半分を過ぎ「どもり」を抱えた期間が人生の大部分を占めているので、私にとっては「どもり」が私の一部になっているのかもしれません。
ある程度歳をとると、良くも悪くも周りの事が気にならなくなるので、それと共に「どもり」の症状も無くなっている気がします。
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