12/4
まずは欲しいもののリサーチである。どうせなら光だけでねぐわかばちゃんサもなにかプレゼントしようということになった。
光は三つになったばかりで、まだそこまでの自我は芽生えていない。毎週あかりとニチアサを見るのを楽しみにしているが、正直どこまで理解してかめんらいだーがんばえーと言っているかは分からない。
ニチアサ関係のおもちゃは当然手に入らないわけで、手作り品ということになるのだろうな、と思うのだが、なにをプレゼントしたら喜ぶのだろう。
「光、なにか欲しいものないか?」
そう尋ねると光はニコニコと笑った。
「やきいも!」
焼き芋て。確かに最近よくおやつに食べさせているのだが。しかしまだおやつくらいしか欲しいもののない子供に、新しいオモチャを欲しがれというのも無茶な気がする。
あかりの辛うじて動くスマホで姉貴に相談したところ、わかばちゃんもそんな感じらしい。
クリスマス大作戦はいきなり暗礁に乗り上げてしまったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます