第3話 何この状況。

どういう状況?

一旦整理しよう。

私は食堂に行こうとしていた所、話しかけられた。

で、何故か食堂行こうと誘われた。

生理しても分からない。

何でこっちをじっと見つめるの?

うわー。

やめてくれー。


「誰かと約束してたりする?」


「してない。」


「そっか!もしかして1人で食べたいのか?」


「1人で…」


私は1人で食べたい訳じゃない。

別に1人が嫌いな訳でもない。

だけど、友達と楽しそうに食べている子達を見て、いいなって思っちゃったんだよ。

いつか誰かと食べたいなって思ってたことを思い出した。

最近は諦めて気にしてなかったよ。

やっぱり私は「誰かと食べたい。」


「じゃあ俺と食べよう!な!」


あれ?

私口に出してしまってた?

仕方ないか。

本音を言えば、誰かと食べれることが嬉しいかもしれない。


「うん。食べよう。」


「やっと笑ったな!」


あれ?

私、今笑ってた?

無意識に笑ってしまったんだね。


「ギター弾いてる時は楽しそうに笑ってるのに、何で俺と話してる時は笑わないのかって思ってたから良かったー!」


ガシッ


え!?


「食堂行くぞー!」


あーれー?

手を引っ張られております。

なんで、こんな事になるのー?



「刻晴くん。なんで手を引っ張ったの?」


「なんでだろー?わかんない!」


わかんないじゃないよ。

全く、なんて人なの。


「美味しそうだな!醤油ラーメン!」


また目をキラキラ輝かせている。


「でしょ。そっちの豚骨ラーメン美味しそうだね。」


「分けてもいいんだぞ!」


ニコニコしながらこっちをじっと見てくる。


「あげなーい。」


何かこの感じ友達っぽくていいね。


(あのカップル可愛いー)


あれ?

こっち見られてる?

というかカップルに見られてるの!?

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