ギャラリー その6

Julius Barnesworth   Irmi Mitchell

 親しき人は『Julius』と


 誕生日:12月14日 射手座

 身長:181cm

 血液型:AB型

 好きな女性のタイプ:まったりしてて、適度にもちっとしてる子

 年齢:享年23歳 ユースティティア・ロービーグス方面、ホノース宙域にて戦死



 愛しき人は『Dear My Sistミチ姉er』と


 誕生日:10月13日 天秤座

 身長:174cm

 血液型:O型

 今度ボーナスが出たら:もう欲しいものなんかないよ

 年齢:享年29歳 ユースティティア・ロービーグス方面、ホノース宙域にて戦死






 はい。というわけで大体10万字区切り、ギャラリーです。

 前回同様、こちらではキャラクターのイメージ画像近況ノートへのリンクを載せさせていただきます。



 またもトップバッターは既出の人物たち。

 クランクアップでというのもお馴染みな感じに。


 何度も言っている気がしますが、本作の最重要人物。

 悪役令嬢モノだけに、ヒロインとの恋愛で目眩めくるめく物語を……


 のはずが、あまりそうはならなかったのがジュリさまです。


 ともすれば、すぐのリモートであまり目立たない人にすらなりかけて。

 最後に大暴れしまして、少しは面目躍如でしょうか。


 とはいえ、優しく飄々としているようで、結構人として問題の多い人物でしたから。

 戦場では頭のネジが飛んでいますし、この終盤なんかは特に


『口では「この国のために」とお題目を立てて戦争を泥沼化させておきながら、その真意は「妹の立ち場を守るため」でしかない』

『その結果、妹のために国の未来すら無視して死の道を選んだ』


 というような、そもそも内面がほぼ分からないようなキャラをしていました。

 読まれる皆さまにも、ミステリアスを越えて難解な存在に映ったのではないでしょうか。



 そんな彼が印象に残るキャラになれていたなら。

 ある程度の深みあるキャラとなれていたなら。


 それは全部、ミチ姉という人のおかげなのでしょう。


 ジュリさまは彼女との関わりの中でキャラクター性が鏡に映るような。

 そんな掘り下げをされていたように思います。

 そのイタズラっぽい性格も、軍人としての力強さも、最後の最後まで見えづらかった人間性や思考回路も。

 全て彼女の目やリアクションを通して映し出されるものでした。


 また、ミチ姉はシルビアでは成せなかった本作のラブコメ要素も一身に背負ってくれました。

 本作では主人公シルビアと『主人公』クロエの対比をよく取ります。

 それぞれが相反する“主人公像”を示したり収束したりするなかで、実はこっそり

 “第三の主人公”

 をしてくれていたのかもしれません。



 とにもかくにも、二人とも本作の欠かせない人物で。

 本当に最序盤からずっと物語を支えてくれた人物で。

 作者としても、非常に助けてもらいました。


 そんな二人の長い舞台も、これにて幕。

 本当、よくがんばってくれました。

 ありがとう、今度は二人だけの時間を、ゆっくりお休み。



 https://kakuyomu.jp/users/chitose1129/news/16818093083397198618

 https://kakuyomu.jp/users/chitose1129/news/16818093083397203420

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