愚昧なきっかけから始まった不毛な内戦に無意味な結末を用意する
より良い道は確実に存在して容易に選択できたはずなのにね
人は言葉なくして理解できないし行動なくして結果を齎せない
ノーマンからしてもっと言葉を尽くすべきだった、最初からずっと
何故シルビアにここまで強いるのか、皇宮を焼くしかなくなるぞ
作者からの返信
コメントありがとうございます。
バーンズワースとて、立ち場があるから
『落としどころ』とか建て前を言わなければ
ならないだけで、本音はミチ姉が言っていたように
『妹が皇后のお付きで宮殿にいるから、妹を守るために
兄として戦わないといけないし、降伏なんてあっては
ならない』というだけなんですね。コズロフと一緒。
自分が助かるとか、国がよくなるとか。そういうことを
目指せば彼らももっとやりようはあったんだと思います。
でもみんな、大義より自分より守りたいものを優先した。
その結果これから散ろうとしているし、カーチャも
そういうことで散っていったという意味では同じ。
ノーマンも単純な自分の恐怖以外の要素もあったし、
シルビアも世直しではなく身を守るために抵抗しました。
みんなエゴの押し付け合いをするなかで、
意義ある結末など最初からなかったのかもしれません。
辺理可付加
そういう事か。
ジュリアスも皇国の先を見据えての決断だったのか。
コスモスの花束を持つシルビアの重責は計り知れないですね。
あ、そうか。
梓という本名は、自分の運命と友の運命を乗り越える伏線だったか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
皇国の先を見据えている、ようで実は本音じゃ
皇后に支えて宮殿にいる妹の立ち場を守るためだったり。
彼もまた、運命に縛られた悲哀があるのです。
梓という名前に関しては、単純に過去作短編からの
借用だったりするんですけどもね。それが意味を
持ち始めるのも、また運命だったのかもしれません。
辺理可付加