応援コメント

第75話 若人走る」への応援コメント

  • 老練なる指揮官故に、過去の積み重た経験が、仇となって出て来たパターンですね。

    臆するはず、生き残った状況に一瞬の安堵と、そうして緩んでしまった心は立ち直るのに時間が掛かるのが常識と、過去から学んでいたからこその敗北。

    せめてジャンカルラ提督と、もう少し意思疎通が出来ていれば、とは思いますが⋯仕方がない、としか言えない状況ですね。

    それぞれの立場に、それぞれの正義が有って、決してどちらかだけが、悪い訳でもない。
    戦争というものの、そこに身を置く人達や、その帰りを待つ人達の、やり場のない想いは、何処に向かうのでしょうね?

    死してしまえば蟠りなし。
    広い宇宙の果て、皆が集って、「あのときは、してやられたよぉ!」とか言いながら、お酒を飲み交わして居て欲しいものです。

    お疲れ様でした、アマデーオ提督。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    老練な指揮官、優秀な指揮官であるならもう少し
    足並みを揃えるくらい、となるのは作者の力量不足で
    私自身もっといい扱いをしてあげられたらな、と
    申し訳なく思うアマデーオ提督。
    正義や悪はない中で、よく戦ってくれたものと思います。

    よく戦争が出る作品で『ヴァルハラにて待つ』みたいな
    決め台詞が出てきたりしますが、戦士たちの黄泉といのは
    あなたがおっしゃるような願いが込められた場所なのかも
    しれませんね。


    辺理可付加

  • 逃げきれなかったか…… 優しく勇敢な軍人でしたね、アマデーオ提督。
    カーディナル閣下には必ず生還してスコッチを受け取ってもらいましょう。
    主人公の敵方ながら、静かに祈りたくなるような人物でしたね。
    若い熱量には敵わないなあ

    シルビアさんは今のところ敵の意表を突く形で戦績を上げていっている気がしますね。
    そもそも運が大きく左右する戦況だからでしょうか。
    ここでしっかり基礎を踏んでいたら、やはり読め過ぎて討たれてしまうんですかね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    短い登場期間でしたが、惜しい人物でした。
    若者へ、スコッチ一本の祝杯を残して、
    道を譲っていかれましたね。

    運が大きく左右するのももちろんですが、
    やはり正規の教育を受けていないシルビアが
    真っ当に英傑たる軍人たちに真っ直ぐで勝てるのは
    まだ先のことだろうという考えもあります。
    なんというか、彼らも積み重ねてきたものがありますし、
    それを無碍に、主人公とはいえサッと現れたシルビアに
    ただ足蹴にされるような最後にはしたくないな、と。
    それで毎回、作者もあの手この手を考える羽目に。

    追伸:なおシルヴァヌスで戦ったギュスト提督。


    辺理可付加

  • 鳥肌が。
    やっぱり凄い作品ですね。
    時代を切り拓く事は攻めた者にのみ許される。
    誰にでも出来ない本質に震えました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    お褒めに与り光栄です。
    時代を切り開くという大きな話でも、
    シルビアに持ってくれば「自分が生き残る」
    ミクロな話だとしても。
    『覚悟決まってる』ということは大事なのでしょう。

    幸運で生き残っている面も目立つ彼女ですが、
    軍人としての経験が浅いなりに、肚の据わりだけは
    引いていないのが大きいのかもしれません。


    辺理可付加

  • 妙に強靭で強運のキャラが多いから
    何とかなりそうに思えてしまうけど、
    やっぱり戦争なんですね 。
    アマデーオ提督、残念です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    ネームドではっきり人死にが出たのは
    初になりますかね。
    話の規模がだんだんシルビアの手を
    離れていくにつれて、戦争がその顔を
    覗かせてくるようになります。
    善人が善人のまま、善人同士で殺し合う戦場、
    アマデーオがその先駆けになってしまいました。


    辺理可付加

  • アマデーオ提督……。
    もう運がなかったとしか。
    人望ある良い人だったのに、戦いというだけで善悪関係なく、呆気なく散ってしまうのですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    言うなれば、ジャンカルラと連携をとっていれば
    こうはならなかったかもしれませんが、
    混乱具合を考えれば仕方ないことでもあります。
    やはり一番は運がなかった。

    それこそジャンカルラでお分かりのことと思いますが、
    本作の戦争は『善悪の戦い』ではなく『善人同士が
    所属の違いで殺し合うことになる』戦争です。
    そこにはアマデーオも例外ではなかった。
    この側面は次の10万字あたりから描写を増していく予定、
    あくまで予定です(字数の予定を守れたためしがない)。


    辺理可付加

  • 提督堕つ、皇国側からすれば大金星、同盟側からすれば崩壊の序曲
    指揮権を持った船が戦闘突っ走って突撃なんて若さの極みみたいなもんよw

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    撤退戦に追い込んだリードを、確固たるものに。
    この若さの極みが、老兵には読めなかったのでしょう。
    戦争も時代の戦いだなぁ。


    辺理可付加