第13話 一緒に寝たい

「……。」

「どうしたの?」


事務所で椅子に座って仕事してる結月を後ろから抱きしめた。


「ゆづ…ずっと一緒にいたい。寝る時も一緒がいい。」

「今日から涼ちゃんと寝てあげてもいいよ?」

「ほんと?!」

「ほんと。」

「よし!部屋掃除するぞー!」

「え?そこから?」


結月は頭を抱えて苦笑いをしていた。


「え?だめ?だって、結月に見せられる部屋じゃないから」

「何が散らかってんの。」

「え?テレビの前にDVDがいっぱい」

「……片付けて欲しいかな。」

「あぁ。一緒にみるのもありか。」

「見ない。」

「だめ?」

「だって男の人しか楽しくないじゃん。」

「……俺は結月がみたいな。」

「じゃあ片付けてください。」

「はーい。」




その日から結月は僕の部屋で寝食を共にするようになった。

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