第2話:フレンド

「じゃあ自己紹介始めていいぞー」


みんなが机をグループの形にくっつけた。グループは4人で1グループだった。


「じゃあ私から。私の名前は愛美。好きな食べ物はグミ」

「次杏奈いくね。私の名前は杏奈。みんなからおっとりした性格って言われてる」

「次うちいく。うちの名前は美香。趣味はスポーツ観戦です」

「あたしの名前は鈴香。遅刻をしやすいです」

「さ、終わったら質問し合えよー」

「質問だって」

「どうする」

「うち質問ある」

「なになに?」

「みんな得意なことって何?」

「得意なことかー、私の得意なことは運動と勉強です」

「え、文武両道じゃん」

「杏奈ちゃん難しい言葉知ってるね」

「あたしの得意なことはクイズとか謎解き系。でも勉強はあんまり出来ない」

「じゃあこの謎解き問題解いてみてくれない。答えわからなくて解けなかったんだよね」

「わかった。ちょっと待ってね」

「どんな問題なの?」

「『半分→食べ物→人形→部屋→?』?に入る単語を当てる問題」

「できた」

「はやっ」

「で、答えは」

「答えは月だよ」

「月⁉︎なんでなんで」

「英語にしてみたらわかるよ」

「えーとっ、半分は『ハーフ』、食べ物は『フード』、人形は『ドール』、部屋は『ルーム』、あっ」

「わかったみたいだね。これはしりとりになってて、「む」で始まって「ん」で終わる英語は?」

「『ムーン』!」

「で答えは月になるってわけ」

「すげー。鈴ちゃんすごいよ」

「杏奈この考え全然思いつかなかった」

「杏奈ちゃんの得意なことは何なの?」

「まー得意って言われれば違う気がするけど、視力がめっちゃいいよ」

「えーどんぐらいなの」

「驚異の⒍8」

「めっちゃいいじゃん」

「ってか今日みんな放課後暇?」

「うん暇だよ」

「杏奈も暇」

「あたしも」

「じゃあうちの家で遊ばない?」

「行く行く」

「私も行く」

「うん」

「じゃあ決定。この後学校終わったら荷物おきに帰ってから校門集合で」

「了解」

「はいじゃあ自己紹介の時間終了ー。席戻して帰りの用意して用意し終わったやつから帰っていいぞー」

「先生さようなら」

「はーい、きおつけて帰るんだぞー」

「じゃあみんなあとでねー」

「うん」

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