サンケイ、完全に色眼鏡が取れたようだな、此の世界が現実だと理解してその上で似た世界故に起きる事件も良い形で終わらせられる主人公が居ない現状で兄のテンプスが傷だらけに成っているのに負い目を抱いているな。

今まではテンプスはいずれ死ぬ定めだと見て見ぬふりをしてきたけど、此の世界の事件に役に立つ処かテンプスに全てを任せる始末にどうにかしようにも力の足りないサンケイは苦悩し続ける。現実を見れたサンケイに何か転機でも有ればいいけど。

その頃、マギアはアマノに魔術が劣化してしまった理由を訪ねていたが収穫は無かったようだな、原因の１つに魔力の著しい低下が起きていったってアマノが言っているが、古代魔法が何かやらかしたか、協会が現在進行形で何かを行っていて、それで一部の魔術の情報を秘匿している可能性が有るな。

全ては、転生者達が言う仲間離反イベントからテンプスを守るためか、その為に他の代行者を訪ねることにしたか、マギアの言い方だと規則に忠実過ぎて融通が聞かなさそうだな。

アマノからしたら仕事人間の代行者達にノロケを込めたマウント取りに思われたようだな。