第30話お前も幼女にならないか!
私が観光に行こうとすると役人が訪ねてきた。
「何かあったのてすか?」
「実は殺人事件がありまして、まだ犯人は捕まっていませんので外出は控えて頂きたく…」
役人は私に頭を垂れる。
「まあ、ドール共和国の素晴らしい人形工房を見学したかったのですが……仕方ないですね」
「聖女様が我が国の人形技術をその様に!職人達の励みになります」
「どの様な事件なのだ?物取りか?」
レイナが役人に尋ねる。
「偶発的な犯行ですね、被害者が野外プレイを妻のドールとしていた所を襲われたようです」
レイナは一瞬理解出来ないでいた。
そうですよね、妻がドールで野外プレイ、この国ならではですね。
「そ、そうか野外で不埒なことを…」
「その……アガルマトフィリアが全てが、この様な変態ではないので誤解しないでください」
「ああ…わかった」
役人が立ち去ったあとマキシマムさんが出掛けているのを思い出した。
「そういばマキシマムさんは物資を買いに出かけましたが大丈夫でしょうか?」
「大丈夫てしょう、マキシマムは強いですし」
マキシマムは道に迷って人通りの少ない裏路地に迷い込んでしまった。
「誰だ…?」
突然マキシマムの前にセバスが現れた。
「聖女アナの仲間ですね……」
「様を付けろ!アナ様が許すだろうが!俺が許さん!」
「だ、そうですよ、アン様!」
次の瞬間背中に傷みが走った!
幼女がマキシマムの背中にナイフを突き刺していたのだ。
「いつの…まに?」
マキシマムはアンを睨みつける。
「ふーん、そのガッツ嫌いじゃないわ!」
「アン様、薄汚い女の仲間です…止めを…」
セバスの問に暫く考えたあと彼女は提案する。
「ねぇ……お前も幼女にならないか?」
「マキシマムさんはみつからないのですか?」
その日の夜マキシマムさんは帰って来なかった、わからせた彼が勝手に居なくなるなど考えられない。
「マキシマムほどの手練れが……」
「私もさがしましょうか?」
アレクさんも剣の使い手だが二次被害が心配だった。
「いえ、貴方まで居なくなっては大変です、捜索はこの国に任せましょう」
私は気持ちを切り替え人形供養の会場に行く。
先日の殺人事件に続き、聖女の仲間の行方不明、セレモニーは厳重な警戒態勢の元行なわれた。
数多くの人々とその隣にはパートナーの人形を連れた人、抱っこする者、おんぶしてる者、様々な方がいらしゃいました。
彼らにとっては人形は魂の宿る人の形をした器なのですね。
結局、マキシマムさんは共和国滞在中には見つかりませんでした。
捜索を諦めて聖都に帰る途中、宿に私宛の荷物が届きました。
最近物騒なので警戒しましたが、魔法による透視で爆発物では無いことがわかったので開けることにしました。
「何ですかね?この水晶みたいなのは?」
「これは思いで…映像を録画できる魔道具ですね…魔力を込めると再生すると聴いています」
私の疑問にレイナが答えた。
「そうですか……観てみましょう…」
軽い気持ちで再生すると!
拷問をうけボロボロのマキシマムさんの姿をが映るではないですか!?
「聖女アナよ……お前は我等ペドフィリアを怒らせた!!」
映像から男の声が聴こえた。
「マキシマムさんはペドフィリアに捕らえられた?」
何と言う酷いことを!私を殺せなかったからマキシマムさんを攫って痛めつけるなんて!
「これからコイツに幼女化薬を飲ませる!幼女になるか!死ぬかの二択だ見てろ!」
は?幼女化薬?幼女になるか死ぬ?
私とレイナは理解出来ませんでした。
「いやいやマキシマムさん男ですよ、幼女になるわけ……!?」
薬を飲まされたマキシマムさんの体が縮んでいく!
「ぐっあぁぁ!」
マキシマムさんが絶叫する、急激な体の変化に悲鳴をあげている。
「ああ……玉も竿も無くなり……」
女性のメインホールが形成され……
「…結構……可愛い……?」
「アナ様、そんな事を言っている場合では無いですよ」
そうでした、相手はペドフィリア……
「コイツをメス落ち!洗脳してやるからな!楽しみに待ってろ!!」
当然凌辱ですよね……
元に男でも幼女なら構わないのですね。
『いや、むしろ元男の幼女だから興奮するのでしょうか?』
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