第28話テロのあと
アニマール帝国でのテロの犠牲者達の為に慰霊碑が建てられた。
犯人の狙いは私だった、「大きなお友達が小さなお友達と結婚できないの!」と言う理由だった。
だってねぇ限度がありますよ?
十二歳と結婚させろって、白い結婚ならまだわかりますが、ガチで結婚とか無理でしょ?
性癖は自由であってよいのですが、出産に耐えられないんですよ。
前世の私もあれでしたが……
ペドフィリアを認める訳にはいけないのです。
私達は安全の為に城内に移されました。
「わかっていると思いますが…レイナ…」
「何ですか?」
「城内でアレクさんの尻を触ってはいけませんよ」
「えっ?」
「先の事件で、聖都の聖騎士は変態だと思われてます!」
「あれは!私のせいでは!」
貴方が変態なのは事実でしょう!
まあ、彼氏があんな美人ですからね!
エロい事をしたくなるのもわかりますよ!
アレクさんの女装がバレてかというもの、城の兵士が男女関係なく、アレクさんの下半身観てますからね。
私とレイナは明日の追悼セレモニーの打ち合わせで会議室に呼ばれた。
「ムーツ様、聖女アナ・ホール、聖騎士レイナ・エクスプレス参上いたしました」
「かしこまらなくて良いから座って下さい」
「はい」
「今日は妻が悪阻が酷くてね、すまないね」
「いえ、陛下には妊娠中にこの様な痛ましい事件があり心中お察しします…」
「聖女殿のせいではないよ、ペドフィリアはこの世界の問題なのだから」
「はい、明日はがんばります」
「あと頼みがあるのだが…」
「頼み?」
兵士の中に命だけは助かったが、精神をやんで獣化状態から戻らなくなってしまった者がいるので助けて欲しいとの事でした。
私はムーツ様の頼みを聞いて兵士の元に向かいました。
そこは治療院内の隔離病棟で、個室とは名ばかりの檻でした。
「これは……」
「聖女様、言いたいことはわかりますが、正気を失ってる獣人なので仕方ないのです」
医師が説明する、確かに理性を失った獣人ならここまでしないといけない。
「精神を病んだと聞きましたが、テロリストにどの様な拷問を?」
「どうやら幼女らしきものに強姦されたらしいのです?」
「幼女に?」
「幼女怖い、お尻に腕、仲間の前、発射、これらの単語がどの患者からも聴き取れました…そしてホールを診察したのですがタテワレ化しており……恐らくホールインフィストされたと…」
な、何と言う酷いことを仲間の前で強姦されたのですね。
恐らくフィストを使った、強制トコロテンのショックで正気をうしなったのでしょう。
「何故避妊具を指に!?」
私が動物の腸で作られた避妊具を指に着けると医師は驚きの声を上げる。
「彼らの腸内を傷つけない為ですが?」
私は檻の1つに近づく、狼の獣人が此方に気が付く。
「私は味方ですよ…」
「わう??」
やはり喋れないようですね、私が手招きをすると犬のように尻尾をフリフリしながらやってきます。
『うっ、ペロペロして来ましたね』
「よしよし」
私はペロペロされながらも、彼の頭を撫でてあげました。
充分彼をリラックスさせた瞬間に、ホールに指を挿入する。
「があっ……うっ」
私が魔力を注入すると一瞬で発射し、彼は気を失う。
「今のはいったい!?」
医師が驚いている、私は説明する。
1つショック療法
2つ一撃で発射させる高等テクニック掘り当て。
私は患者全員に処置を施した、幸いなことに皆一撃で掘り当てる事に成功した。
医師の男性の股間がテント張っていましたが、気がつかないふりをしました。
慰霊祭当日の朝、嬉しい知らせが有りました。
昨日処置を施した人達に回復の兆しが表れたとのこと、掘り当てたかいがありました。
「本日の警備担当のガンバー将軍とノロイ辺境伯嬢です」
兵士の方から紹介されたのは、ネズミ獣人のガンバー将軍とイタチ獣人のノロイ辺境伯嬢でした。
「聖女様ガンバーです、警備は万全ですのでご安心を!」
「リリーエ・ノロイです!よろしくお願いします!」
噂には聞いていましたが……リリーエ嬢は爆乳ですね…これが獣化するとペッタンコになるのですから不思議です。
時間になりセレモニーが始まる。
女帝レッドヘルム陛下の御言葉にはじまり
私の祈りで終わる。
私は精一杯祈った、二度とこの様な悲劇が起こらないようにと……
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