第22話お前が幼女になるんだ!

私はピエール・タートルという殺人鬼だった、当時の私は男で女を犯し、殺しても満たされる事はなかった。

私は司法の手によりいつか処刑台に上がるのだろう、それまでは好きにやろうと思っていた。

だが、私を捉えたのは司法の手でも正義の味方でもなかった。

偉大なる御主人様、シン・ヨウジョー様…

ペドフィリア主義者の集まりハ・ダカー・ランドセールの首領にして狂人、自称紳士。

私の犠牲者に十三歳以下の少女が居たことが逆鱗に触れたのだ。

御主人様は部下を引き連れて、私の前に立ちはだかった。

「何故死なない!」

私の致命傷の一撃を受けても、御主人様は死ななかったのだ。

「銀髪赤眼の幼女と結婚するまで死ねない!」

意味がわからなかった、生まれて初めて恐怖を感じた。

私は捉えられ連れ去られた、そして牢屋に入れられ鎖に繋げられる。

「お前には幼女を殺した責任を取ってもらう…」

「何をするきだ……」

殺されるのは怖くなかった、だが死よりも恐ろし何かをされる予感がした。

「お前が幼女になるんだよ!!」

無理やり薬を飲まされる、体に激痛が走り嘔吐し、失禁しする。

これ自体が拷問だと当時の私は思った、甘かった

これはただの副反応だったのだ。

気を失い、再び意識を取り戻した時、私は幼女になっていたのだ。

ペドフィリアの御主人様は合法幼女を作るために、幼女化薬を研究していた。

その効き目は恐ろしく、死ぬか、元の性別年齢を無視して十歳前後の幼女になるかという凄まじいものだった。

私は適合してしまった…

御主人様に犯され前も後ろも処女を失い。

ピエールと言う人格は粉々に打ち砕かれ今に至る。

アン・ガールと言う名を与えられ、お菓子を食べたり、人を殺したり、おじ様達と性的に遊んだりして幸せに暮らしていました。

もう、産まれた時から女だったような気がします、男の時の記憶は覚えてはいますが、夢のようで実感がありません。

一つの不満があるとすれば、御主人様がエッチをしてくれなくなったことです。

「完全にメス落ちした、お前には興味がない……メス落ちする過程は楽しめたが…所詮代用品…」

ああ、そんな気はしてましたが御主人様はとんだ人でなしでした。

そして!なんと聖女暗殺を命令してきました。

思わず「神が怖くないのとききました」すると「俺は神より金をもっている、金は力、力は金」と言い切りました。

うん、御主人様に負けた理由がわかった気がしました。

精神が肉体を凌駕しているのです、生半可なペドフィリアではありませんでした。

御主人様は私の為に竿の大きい、見栄えの良い部下をサポートに付けてくれました。

出発の前に部下と手合せしました、彼も中々のペドフィリアで私が本気でやっても、倒れませんでした。

「中々強いわね!」

「私は金髪碧眼の幼女と結婚するまで死ねませんので!」 

「そこは私に気を使って!アン様の様な美しい黒髪の幼女と結婚するまでと言うところでなくて?」

「申し訳ありません、性癖にうそはつけませんので…」

凄く綺麗なお辞儀で謝罪してきた。

やはり御主人様部下に普通な奴はいないわ。


「それで聖女は今どこに向かってるの?セバス」

私は相方にセバスと言うコードネームを与え、お忍び令嬢と執事と言う設定で旅をすることにした

「聖女はアニマール帝国に向かっております」

「えっ、あのワクワク獣姦帝国?」

「ケモナーとズーフィリアの楽園と聞いております」

「きもっ!」

私は幼女らしくない「きもっ!」発言をしてしまった、いけない元男の私は本物の幼女より幼女で有ることを心がけないといけないのに!

獣人や動物は趣味じゃないのよね。

昔フレが子猫可愛い!殺そう!子犬めちゃ可愛い!殺そう!

してたけど全く共感できなかったわ。









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る