第16話試し掘り
私は教会の懺悔室で聞いたアドバイスを実践する事にした。
「貴方に旦那の穴を愛する覚悟はありますか?」
曇ガラス越しに意味の分からないことを言われた。
すると文字は読めますか?と聞かれた。
当然の疑問だろう、実際奴隷上がりで子供時代は狼の姿で読み書きを教われ無かった。
人の姿になってからは旦那に教わって、読み書きが出来るようになった。
「出来ます」
「そうですか」
そう言うと担当の方は何かを紙に書いていた。
「そこに書いてある事をしてみて下さい」
曇ガラスにから差し出された紙を手に取り内容を確認する。
「これは……」
かなり恥ずかしい……はっきり言うと変態プレイが書かれていた。
目の前の方は本当に教会の有資格者なのか?
私は騙されているのでは無いかと疑問が浮かんでしまう内容だった。
「そこに書いてある事をしてみて、出来なかったら諦めて下さい」
「恥ずかしいですが……やってみます!」
私は懺悔室を後にした。
「ねぇ……もしかして狼の姿でしかエッチしなかったの怒ってる?」
私の目の前に最愛の旦那様……アブ・ノーマルが全裸でベットに拘束されている。
「たまには私が責めてみようと思って…」
「目隠しはやり過ぎだよ…フィー…」
旦那様は私の名前を呼ぶ、旦那様がつけてくれた名前でフィー・ノーマルが私のフルネームだ。
「だってね……私の裸苦手でしょ?」
言っておくが私のスタイルは良い、旦那と二人で街を歩くとソロの男性から羨望の眼差しを受けることも少なくない。
今の私は敢えて全裸ではなく、紐のようなセクシーな下着を身に着けている。
純人間の男ならそく抱きにくる自信はある、しかしズーフィリアの旦那様の竿には響かない。
「狼の私だと思ってキスしてみて…」
私がキスすると旦那様は狼の時のように激しくは無いが普通に舌を絡めてくれた。
大きな進歩だ、ゆくゆく目隠しを外せれば良いが焦りは禁物、彼の竿はピクリともしてないのだから。
「えっ、もしかして剃るの!?」
旦那様は慌てる、その通りだ、私は旦那様のデリケートゾーンに髭剃り用の泡をつけている。
「うん、その方が気持ち良くなりやすいらしいよ!」
私は旦那様のデリケートゾーンを剃り上げる、竿の周りもホールの周りも……
『これが旦那様の穴……』
剃り上げた尻の穴を見て、私の耳と尻尾はビンビンだった、私は旦那様の穴を見て興奮しているのだ。
「気持ちいい?」
私は旦那様のホールをペロペロした。
「うぁぁ…」
すると旦那様の竿が少し起立したではないですか!
やはりあの方の助言は正しかった、私は指に動物の腸で造られた避妊具をつける。
そしてゆっくりと指を旦那様の中に入れる、旦那様は甘い声をあげだした。
私の指が前立腺に当たったようだ、旦那の竿は完全に起立した。
私のホールは尻を舐めていた時の興奮で出来上がっていた。
「入った!」
初めて人の姿での行為に私は感動した。
彼の竿が硬さを維持している、このまま最後までいけるか?
このまま最後までいければ、希望が持てる!
『いけない!彼の竿がいつもと違いに気付いた?』
彼の物が縮んだ気がした。
私は助言の通り彼の胸を吸った、すると竿に硬さが戻った、男性も胸で感じる本当だった。
彼の胸が痛くならないよう、優しく吸い、舐め続けた。
「うっ……」
私の中に熱い物を感じた。
「旦那様!普通にエッチ出来たよ!」
世間的に考えれば変態プレイなのだろう。
目隠しに、ホールイジリ、拘束……
だが、私達夫婦に取っては大きな一歩だ。
懺悔室の決まりで、私の話を聴いてくれ人は分からないが、きっと噂に聞く聖女アナ・ホール様の様な素晴らしい方なのでしょう。
私は名も知らぬ聖職者の事を忘れる事は無かった。
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