第9話聖女の仕事
「二人共これを見なさい…」
私は二人を呼び寄せ彼の穴を確認させる。
「これは!?」
「何と言う……」
二人は絶句しアレクさんはその穴の変わり果てた姿に涙を浮かべる。
「これは穴薔薇……ローズホールと呼ばれる症状です、過度ホールの拡張や性行為が原因と言われています」
「まさか十五歳の少年がそのような事を?」
レイナは青ざめている、この様な少年がここまでの過激なプレイをしていたことに驚いたのだろう。
「恐らく強姦されたのかと……男に犯されたなど言えるわけもなく……」
アレクさんは過去の自分と照らし合せて強姦を予想したが私は違った。
「私の考えでは実際に犯された訳ではなく、精神状態が肉体に影響を与えてるです、なので精神を犯してるマジュウセンパイなる魔物を払えば元の未開発状態に戻るはずです……」
私は聖女の使命を果たすべく、二人に指示を出す。
「アナ様お湯と毛剃の用意が出来ました」
「これから竿と穴周りの毛を剃ります、作業をしやすくするためです、今後の為に二人共よく観るように」
私は二人にそう言うと少年の丸出しの股間に手早く削り用の薬液を塗る。
「例え勃起しても気にせず剃り上げるのがコツです」
私は少年の竿を持ち上げ周り剃っていく、あっ、勃起しましたね、サイズは普通ですね。
二人は少年の竿をよく見てますね、歳下の竿が珍しいんですね。
「穴周りを剃ります」
手早く穴周りも剃っていく、前世での経験が活きましたね、セフレ(男)は脱毛派でしたが、私は剃る派でしたからね。
「下準備は終わりました……これから退魔に移ります、まず、精気を奪われないために男性は根元を縛ります…」
私は自分の髪を一本抜くと竿の根本を髪の毛で縛った。
「髪の毛で縛るんですか?」
「レイナ髪には私の魔力が宿っています、紐でも良いてすが、この方が効果があるのです」
問題はこの次ホールの方、穴薔薇…過度な性行為により腸が裏返り赤く盛り上がるのでこの名がついた。
私は細心の注意を払い保護液を塗り、アレクさんの為に作った予備のホールプラグを差し込む。
この状態で聖根を使うと命に関わる、その為栓をするためだけにプラグを使用した。
「準備は出来ました、あとは私が祈りを捧げるだけですね」
私は二人に下がるように言い、祈りを捧げ始める。
プラグから私の祈りの力が彼の体内を浄化していく。
「うう……」
少年がうめき声を上げる、取り憑いたマジュウセンパイと私の力が彼の中で激突している。
「竿がパンパンに膨れ上がっている!?」
レイナが叫ぶ、私の髪で根本を縛らなければ全ての精気を発射し、彼は即死していただろう。
私は目を閉じ一心不乱に祈り続ける、すると取り憑いた者の姿が浮かんできた。
『マジュウセンパイ!』
その姿は前世で見たマジュウセンパイに酷似していた、いったい前世でどんな行ないをすれば淫魔に異世界転生するのでしょうか。
私は力を振り絞りマジュウセンパイを浄化する。
「チキショーせっかく淫魔に転生して!生掘り仕放題だったのに……」
それがセンパイの最期の言葉だった。
「終わりました……」
私が目を開けると少年は安らかな顔で寝息をたてています。
退魔は上手く行きましたが、体の方はどうでしょうか、私は彼の肛門を確認する。
「二人共来てください!」
私は二人を呼び寄せ少年の穴を見せる。
「これは!」
「まあ!」
ホールからプラグが抜け落ち、盛り上がっていたホールが平になり閉じている。
「この締り元の初物になりましたね!」
私は少年の可愛らしい穴に指を入れ状態を確認した。
「不用意に指を入れないでくだい!」
レイナが慌てて止めてくる。
「?」
「不思議そうな顔をしないで下さい、この間の事件の後始末大変だったんですよ!!」
「ああ……まさかあの年で精通するとは思いませんでしたね……」
孤児院で子供達の体を洗って上げていた時、一人の男の子のホールに指がインしてしまって、そのショックで大量に発射してしまって大変でしたね。
「得難い経験でしたね…」
「得難い経験でしたね!じゃあないですよ!」
レイナの゙小言を聞いたあと、三人で後片付けをする体を拭いて服を着替えさせる。
さて御両親に説明しないと…
「淫魔は退治しました、明日には元気になると思います」
「ありがとうございます…聖女様…」
涙を流しながら私に御礼の言葉をつげてくれます、聖女らしいことが今回は完璧にできました。
「聖女として当然の事をしたまでです…あと退魔に必要だったので股間と尻の毛は総て剃りましたから、心配しないで下さいまた生えますから」
「え?」
「すいません事前に許可を取らず剃ってしまって、あと息子さんは皮被りなので、竿の皮を剝いて洗うように指導して下さい」
私は伝えるべき事を伝えるとその場を後にした、お母様は私の言葉にショックを受けていたようだ、息子さんが皮装備のなのが悲しかったのだろうか?
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